カタストロフ

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目次

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作詞：thus
作曲：thus
編曲：thus
イラスト・動画：thus
唄：初音ミク

曲紹介

　どうも、宇宙を彷徨うthusです。目鼻の回る毎日を送っています。
　先日、漸く10周年記念アルバムの納入が終わって、後は配信を待つ許りなのですが、元々は2023/01/10-11日に完成し終わる予定が、予定日を3日もオーバーして了い、切羽詰まっています。致し方ないと思ったら当たり障りのない芸を極めようと思います。また何処ぞに書こうとは思いますが、忙しなさ過ぎて書くこと自体を忘れそうなので此処にも次のことを書いておきましょう。
　アルバムは、各100曲を「知らない(無回答)／聴いたことがある[聴]／好き[好]」の3選択肢のアンケート形式で収録曲18曲を決めました。全有効回答者数を[数]として、①認知件数(聴＋好の件数)[認]、②好感件数(好の件数)、③好感度(好/聴)、④総合(認/数＋好/数＋好感度)の4つそれぞれの上位13番目迄で収録可能なものを全て収録しました。結果的には新旧まあまあ良い感じに散らばったので、取り敢えずこのアルバム買ったらthusのことは大丈夫みたいな、ベンチマークとしても中々良いアルバムになったのではないかと、個人的には思っております。今まで3つアルバムを出しましたが、唯一使用楽器を或る程度固定して全曲編曲という作り方をした2番目のアルバムが、後から顧みても良いものに仕上がったような気がしているので、真逆の選定された18曲全部を編曲をするという地獄のようなことをしました。二度としたくありません。その分良いものに仕上がっていることを祈る許りです。余談ですが、「漸近収束」と「デミ！」は全権譲渡しているので収録は最初から考えておりませんでしたが、上位13番目迄には余裕で入っていました。「デミ！」に至っては認知件数が1番でずば抜けていたという亊だけお伝えしておきます。
　ところでこの「カタストロフ」、軽く1年前の曲なのですよもう。色々な投稿祭が凄い数計画されるようになって、公開を倦ねている曲が全然出せません。2022年が終わったというのに、2021年の曲が未だ全て動画化できていないという、年々徐々に奇妙な状況が生まれています。ムャングスターになって黄金の旋風でも吹かせれれば状況は変わるかもしれませんが、その機会はいざ知らず。

曲名：『カタストロフ』

• thus氏の88作目。
• 第9回プロセカNEXT応募楽曲。

歌詞

（YouTubeの概要欄より転載）

森閑の中　方舟に無を慕い
泰然と縹渺　遅くに呑めぬ衷から

物触りに優しい日の陽色が凍てついて
点と点とを 空ける間の壮大さに
耳鳴りが盍う 鼓響に已む無く溶けていく
息を潜め 天照らす日の出を懐かしんだ

遥か彼方に
遠退く郷土　漂う世紀を眄め
後に見つめ做す風景を 大地を確と蹴れるあの引力を
もう知れぬだろう　単身が儘 宙へ浮き
果てに意思を落としていくの　緑青をも掲げる圏の球面に

森閑の透度　方舟に寄らす浪
泰然の重みを 粛々と無に語る

生触りに厳しい月の白銀に熔けて
面と面とを 見合わせ存いかける
耳鳴りが蔽う 様子に已む無く糾う
息を呑んで 反射する月影を綻び見て

遥か彼方に
遠退く郷土　振子の如くに域を領め
明けに浴びていた熱量を それを宥め慰める日の潮騒を
もう知れぬだろう　単身が儘 宙へ浮き
果てに意味を落としていくの　釈然さを失う圏外の隧

辺りに曠しい 星の灰色に尽きて
線と線とを 描いて消え褪せる
耳鳴りが幎う 黒空に已む無く憚り
息を虔して 洽く輝くを数え瞻た

遠退く廟堂　子音の声の細部まで
日々に膠着[ｺﾋﾞﾘﾂ]く姓名も それを贖う儀式を執る空堂も
もう癒えぬだろう　人知れぬ儘 宙へ浮き
暗に包まれ消えてくの　創造の生まれ出る圏も漫ろに

遠退く郷土　涅める僕の無意識と
荒れる点滅の風景も 騒擾に劈けるあの騒音も
もう消えぬだろう　永訣をして宙へ浮き
此処に日々を落としていくの　この幾多の情を燃料にして

遠退く郷土　漂う世紀に流れ
容れぬ愛すべき讃頌も 生命を息吹かせたあの大風も
もう見れぬだろう　永訣をして宙へ浮き
そして離れて浮いていくの　岡目 後に見つめ遣るその風景は

遠退く郷土　森羅に呑まれ点となる
過去に見つめ做す情景と 既地へ確と足が着くあの重塊を
もう 忘れぬだろう　それらと倶に存る地
それを探しに浮いていくの　この幾多の情を燃料にして遺し

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