曲紹介
原点
曲名:『一疋狼』(いっぴきおおかみ)
- 霄氏の5作目。VOCALOID・CeVIOを扱った曲としては2作目。
歌詞
腐り果てた情を育てては
意味の無い唄で紡ぐ
居ないも一緒の僕だから
今宵も一疋だ
寒空は微睡んで
怠惰な風に靡く
廃れた路地裏に潜み
自己嫌悪と躍る
隠し切れぬ傷痕
星月夜を映し出す割れた硝子
慈しまれる御前と違う
悶えてんだよ
最低な価値を見出して
御蔵入りの夢を描く
居ないも一緒の僕だから
今宵も一疋だ
一疋狼だ
当然自我は消え失せて
蒼然と酔い癡れる
懐かしい彼の景色は
嘘と不徳に変わり
皆 零に成る
白昼夢が写された乾板陰画
深紅に染まる追憶と忘却が
往来して 嗚呼
愛し方が分からないから
愛されない侭終わる
でも最後は笑っていたいから
戯けても良いだろう?
腐り果てた情を育てては
滑稽な唄で紡ごうぜ
使い途の無い此の僕を
全部、壊す為に
殺められた価値を見出して
叶いもしない夢を描く
廃る夜、遠吠えした僕が
一疋狼だ!
…奥底の衷を誰も分かりやしない
コメント
最終更新:2023年12月12日 21:25