曲紹介
Respect.
曲名:『C²』
歌詞
(動画より書き起こし)
硝子の隙間を、通り抜けてた。
目敏い翅を風と共に、
私を探す音を聞いた。
戒めの声に、指を立てるのなら。
自尊心と嫉妬が、叫ぶでしょう。
燃やしつくされ、逃げてゆく、
鶸の口端で、
妖かしと、遊んでいた。
人の子は、笑っていた。
心の在り処を探し、捨てぬべき物さえ忘れ捨て去り、
いずこの扉へ、逃げて行った。
小さき声の妖精が、何千もの魂を、
ひとつの物語を描き出す。
徒然の日々と、遠ざかっていた。
誰かを憂う暇さえも、
無くなる気がしてしまって。
黄金の泉に、手を触れたとき。
悲しみと弱みが、溶けるでしょう。
漏らす息、似せた声、
うなりぐしゃぐしゃと、
顔だけが、笑っていた、
瞳だけが、泣いていた。
かつての居場所を潰してもなお、
あなたの前に足跡が無くとも、
未だ何かの所為にするのですか。
失せ物が足掻いている、何度も蹴り落としている。
しばらく行方を晦ましても、
消えることはない。
あゝ、嘘を吐いてしまったようです。
また明日逢えますよ、
だから手を振って。
泣き顔のまま唄わず。
心の在り処を探し、捨てぬべき物さえ忘れ捨て去り。
いずこの扉へ、逃げて行った。
小さき声の妖精が、何千もの魂を。
ひとつの物語を描いて。
心の在り処を探す、摘んだ花の骸に口づけを。
残った翅だけが飛べる証拠。
小さな腕が伸びてゆく、行く宛のない悲しみを。
妖しい人の子が、笑って。
雨の音だけが、響いて。
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最終更新:2023年12月13日 00:40