曲紹介
曲名:『君が僕を嗤う日』(きみがぼくをわらうひ)
- 中瀬ミル氏の10作目。
- 『ボカコレ2024TOP100』96位。
歌詞
振り返ると嘘が付けなかった
アルバムは明日のごみに並んだ
春も夏も青く澄んだ群青も
僕には合わなかった
頼りなく筆を動かしていた
反吐が出るほどの嘘が並んだ
いつか君が僕を嗤う日が怖かった
そう思った
こうも思うんだ
このまま横目で季節を追って
いくつか歳を重ねてしまって
君が好きだった音楽が止んだ
27の前の日に
初めの朝が来なければ良いと
僕が君にとってその全てと
肩を並べられる術はきっと
それしか残ってないし
こうして僕が垂れた稚拙な
後悔や答えが巡り巡って
君に届いてしまったらって
思うと怖くてたまらないんだ
ああ、僕はここでどんなふうにいればいい
こんな歌詞ばっか残ってしまったらさ
君と笑ってる僕の全てなんて
嘘になるなって
何回、何十回描いたけど
君が好んだ綺麗な詩も季節も似合わなかった
君に言わないとと思っていた
少し話が噛み合わないんだ
それでも君はあの頃はなんて
笑って話すからさ
合う相槌を考えていた
反吐が出るほどの嘘が並んだ
それでも君の声が弾んでいくと
頬が緩んでいくんだ
君の前では笑ってたいんだ
君に僕をそう残したいんだ
どれだけ何か失ったって
結末だけを見せたいんだ
ああ僕はここで何がしたかった?
君に差し出した手が痛々しいのが
最悪で不甲斐なくて情けなくて隠していた
救いたいとかそんなんじゃなくてさ
ただただこんな歌に共感なんてしないで
いてほしい
人の目も
人の手も
見れないまんま
ひとりきりが
都合のいい
くだらない僕の
生き方を
壊してほしい
行かないでほしい
他愛ない話何でもいい
だからほら、君だけは
見えるもの全てがほら
思い出に紐付く街を
ひとりきりで歩くから
要らないことも気付いていく
こうして見れば僕はさ
僕のためだけに君の
隣に立って歩いていたって
思えてしまって仕方ないんだ
こんな歌詞ばっか残って残って残って
残ってしまったな
君と笑って笑って笑って
笑って笑っていたんだっけな
全部、なあ全部、嘘に思えて
仕方ないんだけど
何度も何度も何度も考えてさ
季節は巡った
振り返ると嘘が付けなかった
アルバムは明日のごみに並んだ
春も夏も青く澄んだ群青も
やっぱり合わなかった
便りなく筆を動かしていた
本当のことばかりが並んだ
ついに君が僕を嗤う日はこなかった
どこで何をしているんだろうか
知らない街で泣いてるといいな
それでも君は溶け込んできっと
上手くやれてんだろうな
僕も少しだけ変わったんだよ
本当にひとりきりになったよ
これを君が聞いていっそ
笑ってくれたらいいな
そう思ったんだ。
コメント
- 最近これを見つけたのですがそれから毎日聞いてます。 -- 匿名 (2024-04-15 18:40:05)
- なんだか共感できる部分とかあり、歌詞の表現?がとてもすごくて好きです。イラスト、調声、作詞作曲全部一人でやっているらしくほんとにすごいなと思います。努力いっぱいしたんだなぁって、なんだかこれは自分の感想なんですがまるで遺書を書いてる時のような感じがしてなんか、うわあぁぁ!ってなりました(褒め言葉)ほんとに作ってくれてありがとうございます。 -- 匿名 (2024-04-15 18:42:56)
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最終更新:2024年04月15日 18:42