北海道4,500kmというゲームとどんなことが出来るかを紹介するページです。
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ゲーム概要
サークル「天北部屋」様よりコミックマーケット99にてβ版が頒布されたゲームで、
プレイヤーは1967年夏の北海道を舞台に全鉄道路線の完乗を目指す。
姉妹作品として「新・北海道4,000km」もある。
プレイヤーは1967年夏の北海道を舞台に全鉄道路線の完乗を目指す。
姉妹作品として「新・北海道4,000km」もある。
何をすればよいのか
札幌駅を出発して、道内全ての鉄道路線に乗車してから、9月30日までに札幌駅に戻ってくる。ただそれだけである。
しかし、何も考えずにただ進めていると資金切れや体力切れによってゲームオーバーとなってしまう。
資金は入場券やスタンプ等を集めることで増やすことが出来るため、積極的に収集を行っていく必要がある。
体力は長時間の徒歩や野宿をすれば大きく減っていき、宿泊すれば大幅に回復する。
残資金を見つつ体力切れにならないように旅をする管理能力も必要となる。
しかし、何も考えずにただ進めていると資金切れや体力切れによってゲームオーバーとなってしまう。
資金は入場券やスタンプ等を集めることで増やすことが出来るため、積極的に収集を行っていく必要がある。
体力は長時間の徒歩や野宿をすれば大きく減っていき、宿泊すれば大幅に回復する。
残資金を見つつ体力切れにならないように旅をする管理能力も必要となる。
「新・北海道4,000km」との違い
姉妹作「新・北海道4,000km」との大きな違いは以下の通り。
- 石勝線や日勝高原線が存在しない
- 1983年時点で廃止されている路線がいくつか残っている
- 一部私鉄がゲーム進行中に廃止される
- 物価が安い
- お得な切符が北海道周遊券しかない(18きっぷを登場させた場合除く)
総じて難易度は4,000kmよりも高いと思われる。
モード紹介
今作では2つの開始日と3種類の追加設定が存在する。
- 7月22日スタート
日が長く臨時列車もそれなりに走っているため、収集や移動のしやすさでは
一見こちらの方が難易度が低そうに見える。
しかし、こちらのモードではゲーム進行中に廃止される路線があり、
これに乗りそびれると「詰み」となってしまう。
その点においては、こちらの方が難易度が高いともいえる。
一見こちらの方が難易度が低そうに見える。
しかし、こちらのモードではゲーム進行中に廃止される路線があり、
これに乗りそびれると「詰み」となってしまう。
その点においては、こちらの方が難易度が高いともいえる。
- 8月16日スタート
臨時列車がほとんどなくなり日も短くなっているため収集や移動の点では難がある。
一方で徐々に閑散期へと入っていくため、宿泊費が安いなどメリットもある。
こちらのモードでもゲーム進行中に廃止される路線があるが、
ゲームスタート3日後の運行終了と余裕がないため、完乗対象からは外されている。
ただし、収集対象にはカウントされている。
詰み要素がないという点では安心してプレイできるだろう。
一方で徐々に閑散期へと入っていくため、宿泊費が安いなどメリットもある。
こちらのモードでもゲーム進行中に廃止される路線があるが、
ゲームスタート3日後の運行終了と余裕がないため、完乗対象からは外されている。
ただし、収集対象にはカウントされている。
詰み要素がないという点では安心してプレイできるだろう。
- 青春18きっぷがある世界線
『青春18きっぷがある世界線』にチェックを入れてスタートすると、
主要駅の窓口で青春18きっぷが購入できるようになる。
史実では「青春18のびのびきっぷ」の名で登場したのが1982年なので、1967年当時は存在していない。
この設定は初心者への救済措置、あるいは検証用の便宜ととれるだろう。
慣れるまではチェックを入れてプレイするのが無難。
購入してクリアした場合は、公式サイトのランキングで18きっぷ使用欄にチェックが入る。
主要駅の窓口で青春18きっぷが購入できるようになる。
史実では「青春18のびのびきっぷ」の名で登場したのが1982年なので、1967年当時は存在していない。
この設定は初心者への救済措置、あるいは検証用の便宜ととれるだろう。
慣れるまではチェックを入れてプレイするのが無難。
購入してクリアした場合は、公式サイトのランキングで18きっぷ使用欄にチェックが入る。
- 国鉄だけ完乗できればいいです
道内各地に点在する私鉄や公営線に乗車しなくても、国鉄線を完乗すればクリアとなる。
厄介な路線がごっそり消えるので、難易度は大きく下がる。
ランキングは通常クリアの場合と別にカウントされる。
厄介な路線がごっそり消えるので、難易度は大きく下がる。
ランキングは通常クリアの場合と別にカウントされる。
- 安楽モード
駅での時間経過がゆっくり(体感3~5倍程度?)になる他、初期資金が3倍の69,900円になる。
初プレイや練習時、検証用などに使える。
ただし、このモードを有効にするとランキングには登録できなくなる。
また、あまりこのモードの時間の流れに慣れると、通常モードで苦労するかもしれない…。
初プレイや練習時、検証用などに使える。
ただし、このモードを有効にするとランキングには登録できなくなる。
また、あまりこのモードの時間の流れに慣れると、通常モードで苦労するかもしれない…。
パラメータ
このゲームにはいくつかのパラメータがあるのでそれぞれ解説する。
- 健康度
RPGにおけるHPに相当する数値。これが0になるとゲームオーバーとなる。
時間と共に減少し、満腹度や衛生度が低い時や徒歩・野宿の際に減少が多くなる。
また、食べすぎやカステーラ・えびせんばかりを食べ続けた時も、健康度が下がる。
宿泊時に時間とともに回復できる他、温泉に入った時にも多少回復する。
宿にいる時間が短すぎるとMAXまで回復しないので、チェックアウト時刻も重要になる。
全車指定席の列車(特急・第1すずらん・まりも等)に乗車する際も僅かながら時間経過で回復する。
時間と共に減少し、満腹度や衛生度が低い時や徒歩・野宿の際に減少が多くなる。
また、食べすぎやカステーラ・えびせんばかりを食べ続けた時も、健康度が下がる。
宿泊時に時間とともに回復できる他、温泉に入った時にも多少回復する。
宿にいる時間が短すぎるとMAXまで回復しないので、チェックアウト時刻も重要になる。
全車指定席の列車(特急・第1すずらん・まりも等)に乗車する際も僅かながら時間経過で回復する。
- 満腹度
どの程度腹が満たされているかを表している。時間と共に減少する。
0になってもゲームオーバーにはならないが健康度に悪影響を及ぼす。
何かを食べることで回復することが出来るので、非常食としてカステーラは常備しておきたい。
最悪ジュースでも多少回復するが、コスパは最悪なのであくまで非常手段としたい。
宿泊した際には2食付くため、朝出発時にはほぼMAXの状態となる。
0になってもゲームオーバーにはならないが健康度に悪影響を及ぼす。
何かを食べることで回復することが出来るので、非常食としてカステーラは常備しておきたい。
最悪ジュースでも多少回復するが、コスパは最悪なのであくまで非常手段としたい。
宿泊した際には2食付くため、朝出発時にはほぼMAXの状態となる。
- 衛生度
どのくらい清潔かどうかを表している。時間と共に減少する。
0になってもゲームオーバーにはならないが健康度に悪影響を及ぼす。
回復させるためには銭湯や温泉に入る、船にあるシャワーを使う、宿泊するのいずれかとなる。
1度使えば100まで回復するので、0になる前に時間を見つけて回復させたい。
0になってもゲームオーバーにはならないが健康度に悪影響を及ぼす。
回復させるためには銭湯や温泉に入る、船にあるシャワーを使う、宿泊するのいずれかとなる。
1度使えば100まで回復するので、0になる前に時間を見つけて回復させたい。
- 残り着替え
シャツのマークで表されている。初期値は7で、日付を跨ぐと1減少する。
0の状態のまま日付を跨ぐと数値が-1になり、衛生度にかなりの悪影響を及ぼす。
貸洗濯機場を使うか宿泊することで全回復させることが出来る。
しかし、一度マイナスになってしまうとその分は回復しなくなってしまう。
主要駅にある商店(2)で着替えを買うこともできるが、効率もコスパも悪いのであまりお勧めできない。
0の状態のまま日付を跨ぐと数値が-1になり、衛生度にかなりの悪影響を及ぼす。
貸洗濯機場を使うか宿泊することで全回復させることが出来る。
しかし、一度マイナスになってしまうとその分は回復しなくなってしまう。
主要駅にある商店(2)で着替えを買うこともできるが、効率もコスパも悪いのであまりお勧めできない。
- スタンプ帳残り
スタンプノートのマークで表されている。未使用の冊数と使用状況がかかれている。
- フィルム残り
カメラマークで表されている。未使用のフィルム個数と使用状況がかかれている。
後述する20枚撮りフィルムと36枚撮りフィルムは、未使用状態では判別できない。
後述する20枚撮りフィルムと36枚撮りフィルムは、未使用状態では判別できない。
- その他アイテム欄
雨具とAMラジオ、愛国発幸福行乗車券の3つを所持している場合表示される。
幸福行乗車券は実際に所持して幸福駅で下車すると、バックが光った状態になる。
この切符の効力についてはきっぷ一覧のページを参照のこと。
幸福行乗車券は実際に所持して幸福駅で下車すると、バックが光った状態になる。
この切符の効力についてはきっぷ一覧のページを参照のこと。
収集要素
本作の収集要素は以下6つ。基本的には10集めるごとに賞金が貰える。
- 利用した駅
文字通り利用した駅がカウントされる。
カウント基準はその駅での下車またはその駅からの乗車で、国鉄駅と私鉄駅がカウント対象となっている。
バス停(自動車駅含む)や港、空港はカウントの対象外。
記録には残るがいくら利用しても賞金はもらえないため、100%クリアを目指しているのでもなければ収集の必要性は低い。
全部で284駅あり、国鉄が212、私鉄等が72となる。
カウント基準はその駅での下車またはその駅からの乗車で、国鉄駅と私鉄駅がカウント対象となっている。
バス停(自動車駅含む)や港、空港はカウントの対象外。
記録には残るがいくら利用しても賞金はもらえないため、100%クリアを目指しているのでもなければ収集の必要性は低い。
全部で284駅あり、国鉄が212、私鉄等が72となる。
- 入場券
国鉄全駅と一部の私鉄駅で発売されている入場券。これらは10枚集めるごとに賞金を得られる。
1枚20円(私鉄は10円のところもある)で10枚集めると200円。
序盤こそ賞金は低いが終盤になると賞金は増えていくので、早いうちから積極的に集めておきたい。
全部で226枚あり、国鉄が209、私鉄等が17となる。
1枚20円(私鉄は10円のところもある)で10枚集めると200円。
序盤こそ賞金は低いが終盤になると賞金は増えていくので、早いうちから積極的に集めておきたい。
全部で226枚あり、国鉄が209、私鉄等が17となる。
- スタンプ
スタンプは一部の国鉄駅と国鉄バス襟裳灯台駅に設置されている。
スタンプを捺すためにはスタンプ帳が必要で、54個捺せるものが駅売店に売られている。
全部で154個あるので、スタンプ帳は3冊あればカバーすることが出来る。
スタンプを捺すためにはスタンプ帳が必要で、54個捺せるものが駅売店に売られている。
全部で154個あるので、スタンプ帳は3冊あればカバーすることが出来る。
- 駅弁
駅や車内・連絡船内で売られている弁当のうち、汎用でないものが収集対象。
青い掛け紙の「お弁当」と茶色い掛け紙の「お寿司」は汎用なので収集対象ではない。
青い掛け紙の「お弁当」と茶色い掛け紙の「お寿司」は汎用なので収集対象ではない。
賞金目当ての場合は費用対効果がそれほど良くないがゲームプレイの観点でみると、
道東道北では満腹度の大回復が望める手段としてそれなりに重宝する。
一方で道央道南本州では販売個数が多すぎるため、一度に収集しようとすると
食べ過ぎで健康度が下がることが多々あるので注意が必要。
また、販売時間の短い弁当があるのでタイミングも重要になる。
全部で98個ある。
道東道北では満腹度の大回復が望める手段としてそれなりに重宝する。
一方で道央道南本州では販売個数が多すぎるため、一度に収集しようとすると
食べ過ぎで健康度が下がることが多々あるので注意が必要。
また、販売時間の短い弁当があるのでタイミングも重要になる。
全部で98個ある。
- チャレンジ4,500km
史実でチャレンジ20,000kmとして行われたキャンペーンをモチーフにしたもの。
路線の起点と終点で写真撮影を行い、その路線を完乗するとカウントされる。
乗車するタイミングと写真撮影のタイミングは別でも問題ない。
路線の起点と終点で写真撮影を行い、その路線を完乗するとカウントされる。
乗車するタイミングと写真撮影のタイミングは別でも問題ない。
列車の系統上の起終点ではなく、路線の起終点で撮影する必要があるため少々厄介。
例えば千歳線の場合、多くの列車が苫小牧と札幌の間を結んでいるが、
実際に撮影が必要になるのは苫小牧の隣にある沼ノ端と、札幌の隣の苗穂となる。
札幌・函館市電も系統でなく路線の起終点で撮影する。詳しくは資料庫を参照のこと。
ハードルが高い分賞金が多いので、積極的に狙いたい。
例えば千歳線の場合、多くの列車が苫小牧と札幌の間を結んでいるが、
実際に撮影が必要になるのは苫小牧の隣にある沼ノ端と、札幌の隣の苗穂となる。
札幌・函館市電も系統でなく路線の起終点で撮影する。詳しくは資料庫を参照のこと。
ハードルが高い分賞金が多いので、積極的に狙いたい。
写真撮影に必要なフィルムは、駅売店で20枚撮りが売られている他、主要駅にある商店(2)で36枚撮りが売られている。
レンズ付きフィルムから自前のカメラになってもフラッシュは付いていないようで、夜間の撮影は出来ない。
全部で84路線あり、うち国鉄線が46、私鉄等が38となる。
レンズ付きフィルムから自前のカメラになってもフラッシュは付いていないようで、夜間の撮影は出来ない。
全部で84路線あり、うち国鉄線が46、私鉄等が38となる。
- 周遊指定地
国鉄が指定した周遊指定地に「タクシー以外の公共交通機関で」アクセスすることでカウントされる。
史実でも周遊指定地は存在したが、ゲーム内での指定地や特典はゲーム独自のものになっている。
史実でも周遊指定地は存在したが、ゲーム内での指定地や特典はゲーム独自のものになっている。
周遊指定地の賞金は少々特殊で、2か所、5か所、10か所と訪問しても賞金が貰えない代わりに、
国鉄運賃やバス船舶の割引特典が得られる。
15か所以降は以後5か所増えるごとに多額の賞金が得られる。
北海道周遊券を使わない場合は序盤のうちから最低2か所は訪れておきたい。
全部で25か所存在する。
国鉄運賃やバス船舶の割引特典が得られる。
15か所以降は以後5か所増えるごとに多額の賞金が得られる。
北海道周遊券を使わない場合は序盤のうちから最低2か所は訪れておきたい。
全部で25か所存在する。
縛りについて
ゲーム開始時に選択可能な縛りは3種類存在する。
- 普通列車縛り
普通列車で乗車した区間のみ乗った扱いとするもの。
今作では普通列車が走らない区間は存在しないので単純明快である。
一方で青春18きっぷはオプション設定なので、設定忘れに注意。
今作では普通列車が走らない区間は存在しないので単純明快である。
一方で青春18きっぷはオプション設定なので、設定忘れに注意。
- 昼間縛り
昼間(日が出ている時間)に乗った区間のみ乗った扱いとするもの。
日の出後に発車した最初の駅から、日没前に発車した最後の駅の次の駅までが昼間に乗った扱いになる。
収集については昼間以外でもカウントされるので、夜は収集に専念したい。
日の出後に発車した最初の駅から、日没前に発車した最後の駅の次の駅までが昼間に乗った扱いになる。
収集については昼間以外でもカウントされるので、夜は収集に専念したい。
- 両方縛り
普通列車縛りと昼間縛り両方を取り入れたもの。
果たしてどれだけの人がクリアできるだろうか…。
果たしてどれだけの人がクリアできるだろうか…。
攻略本情報
このゲームの攻略本はズバリ時刻表である。
しかし、1967年の全国版時刻表は既にプレミアがついており、道内時刻表ともなるとなおさらである。
しかも買ったところで掲載されていない駅や路線があるので、無理して買うのは割に合わないだろう。
現状、サークル「アンバリヅカ」様より攻略本作成のアナウンスが出ているため、頒布開始を待つのが無難。→頒布開始しました。
しかし、1967年の全国版時刻表は既にプレミアがついており、道内時刻表ともなるとなおさらである。
しかも買ったところで掲載されていない駅や路線があるので、無理して買うのは割に合わないだろう。
現状、サークル「アンバリヅカ」様より攻略本
- BOOTH(紙本、電書、紙+電書セット): https://anbarizuka.booth.pm/items/3812049
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