シヌシカナイジャナイ症候群

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作者:yYSjI5lx0

825 名前:シヌシカナイジャナイ症候群[sage saga] 投稿日:2011/09/16(金) 23:38:29.08 ID:yYSjI5lx0



まみまみ「シヌシカナイジャナイ! シヌシカナイジャナイ!」パンパンパンパンッ

さやか「う、うわっ!? ま、まみまみ、落ち着いてよ!」(板の裏に隠れつつ)
  さやさやs「サ、サヤァァ、マミサァン?」マミマミ、ドウシチャッタノ?

まみまみ「マミャァァァン!」ビェェェェェンッ

さやか「ちょ、ちょっと、まみまみ、どうしちゃったんだよぉ……」オロオロ

まみまみ「シヌシカナイジャナァァァイ!」ビェェェェェンッ パンパンパンパンッ

さやか「こんな時、どうすればいいんだろう………まどかなら、何か知ってるかなぁ?」(携帯取り出し)

◆◇◆◇

♪サガシーニユコウー ユメノヨウナセカイー

まどか「あれ? さやかちゃんからだ……」pi

さやか『まどか!? ちょっと、ウチのまみまみがおかしいんだよ、助けてくれない?』

まどか「まみまみ? ……ど、どうしたの!?」

◆◇◆◇

さやか「それがさ、さっきから同じ鳴き声ばかりで、ずっとマスケット銃撃ちっぱなしなの……ねぇ、これって何かの病気?」
  さやさや「マ、マミサン、サヤヤァッ!?」マミマミ、ビョーキナノ!?

まどか『えっと、鳴き声を聞きたいから、聞き取れるようにしてくれる?』

さやか「わ、分かったよ」

まみまみ「シヌシカナイジャナァァァイ!!」ビェェェェェンッ パンパンパンパンッ

さやか「ど、どう?」

まどか『えっと、ちょっと待っててね……まみまみの本は……』

◆◇◆◇

まどか「分かったよ、さやかちゃん! そのまみまみ、シヌシカナイジャナイ症候群だよ!」

さやか『し、シヌシカナイジャナイ症候群? なんか、すっごくまんまだね……。
    あんあんの、ヒトリボッチハサミシイモンナ症候群みたいなモノ?』

まどか「そのまみまみ、生後何ヶ月くらい?」

さやか『えっと、一週間前に、ペットショップで寂しそうにしてたのを買って来たんだけど、
    店員さんの話だと、大体、生後8ヶ月くらいだって』

まどか「そのまみまみ、つがいはいる?」

さやか『家の環境に慣れてないから、まだいないよ』

まどか「それだよ! まみまみは、すっごく寂しがり屋だから、
    生後半年以上、つがいがいない状態だと、精神が不安定になっちゃうんだって」

◆◇◆◇

さやか「ちょ、それホント!? 治す方法とかないの!?」

まどか『えっと……まだつがいになってない、まどまどとめがほむいる?』

さやか「りょ、両方とも、いるにはいるけど………」
  若めが「ホムゥゥン……」オロオロ
  仔まど「ミャロロォン……」ビクビク

さやか「まだちっちゃい子ばかりだよ………」

まどか『小さくても大丈夫、その子達で、さやかちゃんのまみまみを助けられるよ!』

さやか「ど、どうやるの?」

まどか『まず、めがほむを安全な角度からまみまみに近づけて!』

さやか「わ、分かったよ!
    めがほむ、まみまみに近づける?」

若めが「ホ、ホムゥ!? ト、トモエサン、ホムホムゥ……」エェ!? マ、マミマミ、コワイデスゥ……

さやか「めがほむしか助けられないんだよ……お願い!」

若めが「ホ、ホムホミャ……ホ、ホムゥン!」ゴ、ゴシュジンサマ……ワ、ワカリマシタ!

トテトテトテ……

まみまみ「シヌシカナイジャナァァイッ!!」ビェェェェェンッ パンパンパンパンッ

若めが「ホ、ホビャァァァッ!?」ヤッパリコワイィィ!? トテテテッ

まみまみ「マミッ!? アケミサン、ティロティロォ!!」ピクッ メガホム、イッショニイマショウヨォ!

シュルシュルシュルッ

若めが「ホ、ホビャァァン!? トモエサン、ホミャァァ!」ヒ、ヒィィィ!? マミマミ、ハナシテェ!

さやか「って、ちょっと、めがほむ、まみりぼんで捕まっちゃってるんだけど!?」

まどか『大丈夫! そこでまどまどの出番だよ!』

さやか「ここでまどまど!?」
  仔まど「ミャロッ!?」ワタチ!?

まどか『もう、マスケット銃は撃ってないよね?』

さやか「え? そう言えば……」

まみまみ「モウナニモコワクナァイ……|||」イッショニナリマショウヨォォ…… スリスリ
若めが「ホ、ホミャァァァ!?」ヒィィィィッ!?

さやか「銃撃は止んでるけど、本体はそれ以上に病んでるよ………」

まどか『あ、あはは………と、とにかく!
    そこまで来れば、まどまどが説得できるよ!』

さやか「だ、だって……大丈夫かな?」

仔まど「ミャ、ミャロ……ミャロロロロンッ!」エ、エット……ガンバリマスッ!

さやか「じゃ、じゃあ、任せたよ………」

トテテテッ

仔まど「ミャ、ミャミシャンッ!」ミャ、ミャミミャミ!

まみまみ「マミッ? マミマミィ、カナメサン……?|||」アラ? オチビチャン、ドウシタノ……? スリスリ
若めが「ホ……ホミャ……」ピクッピクッ

仔まど「ミャロッ、ミャロミャロ、ミャミシャン、ミャロミャロォ」ミャロミャロモ、ミャミミャミノオトモダチニナリタイ

まみまみ「マ、マミンッ!?」ナ、ナンデスッテ

シュルルル………

若めが「ホミャッ!?」パタリ

さやか「あ、まみりぼんがほどけた……」

まみまみ「マ、マミマミィン、カナメサァン!」ア、アリガトウ、オチビチャン! ダキツキ
仔まど「ミャロッ!?」ワッ!? ダキツカレ

さやか「あっさりと懐いた!?」

まどか『まみまみは寂しがり屋だけど、群れる習性が弱いから、
    慣れない間は距離を取りがちだけど、回りが率先してお友達になれば、
    すぐにうち解けてくれるんだって』

さやか「えっと……それで、なんでまどまどとめがほむじゃないといけなかったの?」

まどか『えっと………めがほむが、ほむ種の中で一番足が遅いのと、
    もっと足の遅いカミジョーとひとひとは、他のほむ種に嫌われてるからね……』

さやか「ガチの囮!? じゃ、じゃあ、何で最後はまどまどなの?」

まどか『えっとね、まどまどの身体から出てる成分は、他のほむ種を引き寄せ易いんだって。
    ほら、まどまどって、ほむ品種やまど品種以外とはつがいを作りたがらないけど、
    おりおりやきりきり、カミジョー、ひとひと以外なら、他のどのほむ種とも仲良くできるでしょ?』

さやか「そ、そっちはまともな理由があるんだ……」

まどか『それで、様子はどう?』

さやか「えっと………」

まみまみ「モウナニモコワクナイ///」ダイスキ、オチビチャン スリスリ
仔まど「ミャロォン、ミャミシャン///」ダイシュキ、ミャミミャミ スリスリ
若めが「ト、トモエサン、ホォォミャァァァ」マミマミコワイィ…… オメメグルグル

さやか「だ、大丈夫………なの、かな?」

まどか『良かった』ティヒヒッ



結局、めがほむがまみまみ恐怖症から立ち直ったのは、それから三日後だった………


まみまみ「アケミサァァン///」スリスリ
めがほむ「トモエサァァン///」スリスリ


終わり良ければ全てよし………なのかなぁ?




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