その1

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homuhomu_tabetai

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――――ここは毎日大量の残飯が廃棄される某ファストフード店のゴミ置き場。



リボほむs「「ホムッ…ホムッ…」」ガツガツ
白まどs「「マドマドッ……」」ムシャコラムシャコラ


そこでタダ飯を食らっているのは、何と、稀少種として知られるりぼほむと白まど達である。


りぼほむ・白まどといえば、野生ほむ種の頂点に君臨する、まさにほむ種の二大スターである。
そんな彼らがどうして残飯漁りなどという浅ましい行為に身を投じているのか……


仔リボs「「オイチイ」」カジカジ
仔白まどs「「ゴチソウダネ」」ニッチャニッチャ


……実はこのリボほむ達、人間の元から脱走した元ペットなのだ。

空前の飼いほむブームで一体***円は下らない高級ほむの買い手も少なくない昨今。
その一方で街の片隅に巣食うこうした野良の数が少しずつ増えていっているのだという。

礼儀正しいはずの彼らが飼い主の元から飛び出してしまう理由については諸説あるのだが、
『群れの中で仲間の為に働くことに生甲斐を感じる種であるため、高級ペットとしての待遇がかえってストレスになってしまう』という説が有力である。
逃げ出してきた者同士でこのようにグループを形成しているのも、擬似的に群れでの集団生活を体験するのが目的だと考えられている。


リボほむs「「ホムッフー」」オナカサスサス
白まどs「「マドドッ」」ゲプッ


だがこれは所詮、甘やかされて育ったペットたちの「群れごっこ」に過ぎない。
何しろすっかり人間に飼い馴らされてしまった彼らは、野生本能を失い、人間の食事以外口に合わなくなってしまっているのだ。
そんな彼らがグループを作ってすることと言えば、スーパーの試食コーナー巡りや飲食店の残飯漁りくらいなものだ。

仲間と共に野山を駆け回り、見つけてきた木の実やきゅうべえを仲間と一緒に食べる……そんな生活、端からできるはずはないのである。


当然のことながら、このような野良たちは、ほ食種や人間の脅威に脅かされずに育ったため、弓矢の使い方すら知らないものが大半である。
そもそも弓矢を持っていない者も多い。(家具を破壊する恐れがあるため、多くのペットショップでは弓矢無しの状態で販売されている)


リボほむ「ホムムー……」ビヨーンビヨーン
白まど「マドォ……?」グイグイ ヒッパリ

仔リボ「ホミュンッ!!」バシュッ   
ヘナヘナ……  ポトッ

仔白まど「マーデョ」コンナノイラナイヨ ポーイッ




そのため、野生の稀少種なら圧倒できるはずのほ食種にコテンパンにやられてしまうことも珍しくない。

ヒョコッ
野良仔さや「シャヤァ♪」ニタニタ
野良仔あん「ニャンニャーン♪」ノッシノッシ



仔さや「ミャロカァ!!」ハネヘシオリ
白まど「マギャァアアアアアアァァァァアッ!!!」

仔あん「クーキャイ!!」ツバサガブリッ!!
リボほむ「ホビャアアアァァアアアアッ!!!」


シャヤッ!! アンニャンッ!!! ブンブンザシュッガブリ ドカベキバリグチョォ…


仔リボ「ホ…ホミャアアアアアァ……」ガクブル
仔白まど「ミャドォ…ミャドェエエエエエン……」シクシク






また、使い慣れない羽や翼を使って飛んでいる最中にも……



リボほむ「ホムム~~」バサバサ
白まど「オサンポ♪」パタパタ
仔リボ「マッテ~♪」フラフラ
仔白まど「マデョ~」フワフワ




仔白まど「タノシイ♪」パタ…パタ…


ガツンッ!!

仔白まど「ミャドォ?」グイ…グイ…
電線「」フリルヒッカカリ


ビリビリビリビリィ!!!!
仔白まど「ミャギイイイイィィィィィィィィイァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ッ゙ッ゙!!!!!」バリバリバリ!!!

白まど「ホムラチャン!!コドモガ!!!」
リボほむ「マドカアアアアアアアァァアアアアアッ!!!」バサッバサッ!!


リボほむ「マドカッ!!!」グイッ!!

ビリビリビリビリィ!!!!


リボほむ「ホッホッ…ホビェエエエエエエェエエエエエエエエエエ!!!!マドガアアアアァアアアアアァァァァアッ!!!!」バリバリバリ!!!




バリバリバリバリ……   ミャギャアアアァアアア……  コドモオオオオォオォォ………


ヒューーーーッ…ボトッ
焦げ親仔「ァ……ァ………」バチバチ


白まど「マドオオオォォォォ……ホムラチャン……コドモ……」
仔リボ「ホミャアアアアン……ホミャアアアァアアン……」ビエーンビエーン



バサッ…バササッ
カラス「カァー……」ジローッ

白まど「マドォオオ……マドォオオオオォン………」ポロポロ


バサッ!!! カァーーッ!!!  ツイバミ!!!


白まど「ギイイイイィィィャアアアアアアアァァァッ!!!マギャッ!!マギョァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

仔リボ「オカーサン!!!」

カラス「カァ……?」ギロリ  クチノマワリチマミレ

白まど「マ゙ッ゙……マ゙ドマ゙ギッ…………」ナイゾウマルミエ

仔リボ「ホッ…ホビェエエエエエエェェェエエッ!!!」ジョボボ~



カラス「カァッ!!」バサッ!!!  

仔リボ「コッ…コナイデーーーッ!!!」フワリフワリ

カァーーーーーーーーー!!! ツイバミツイバミ
ホビャアアアアアアアアアァァアァアアアアアアアァァァッ…………




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