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ほむほむキャンドル

最終更新:

homuhomu_tabetai

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作者:T220o4q5o

800 名前:ほむほむキャンドル[sage] 投稿日:2011/10/10(月) 01:21:59.95 ID:T220o4q5o




ブツンッ!

男「おいおい停電かよ。真っ暗で何にも見えねえぞ」

男「携帯の画面で当面の灯りは何とかなるが……懐中電灯とか無かったかね?」ゴソゴソ

男「おっ、ほむほむキャンドルがあるじゃねえか!なんでも買っとくもんだな」

男「ほむほむキャンドルっては、キューブ状の容器にほむほむと蝋を漬け込んで固めたもんだ。この時ほむほむは仮死状態になってるぜ」

男「携帯の充電が勿体ねえな。早いとこキャンドルに火を付けるぜ」ボッ

ほむほむキャンドル「」メラメラ

男「早速キャンドルから精油のいい匂いがしてきたな。こりゃ買って正解だったな」



10分後

ほむほむキャンドル「ホム...?」ポケー...

男「ほむほむが起きやがったな。火を灯されて蝋の中に含まれてるまどエキスが溶け出すことで、ほむほむの神経を刺激するって寸法さ」

ほむほむキャンドル「ホムゥー...」イイニオイ...

男「まだ蝋の熱がほむほむに届いてないらしいな。気持ち良さそうに笑って可愛い奴だぜ」

ほむほむキャンドル「ホムホム...」ユッタリ ユッタリ...



20分後

ほむほむキャンドル「ホムゥ...」アッタカイ...

男「いつになったら停電直るんだよ……これはこれで雰囲気出てていいけどよ……」

ほむほむキャンドル「ホムゥゥ....」キモチイイ...



30分後

男「何か食うもんねえかなー。ん?」ゴソゴソ

ほむほむキャンドル「ホムッ!ホムホムッ!」アツイヨォ!

男「やっとほむほむまで熱が届いたか。こ………これは!!」

ほむほむキャンドル「ホムゥッ!」カオガ アツイヨォ!

男「なんてぇいい香りだ!蝋が溶けるのをトリガーにほむほむが有益な成分を分泌させているのか?」

ほむほむキャンドル「ホムゥ!ホムホムゥ!」ヤケチャウ! ヤケチャウヨォ!

男「ほむほむキャンドルは疲労回復とストレス解消に絶大な効果があるとは聞いてたが……想像以上だぜ……」

ほむほむキャンドル「ホムゥゥゥ!!ホミャアアア!!」マルヤキハ ヤダヨ! ダレカ タスケテェ!

男「ハハッ、ほむほむが顔真っ赤にして泣き叫んでやがる。この外観とこの香りとこの叫び声が紡ぎ出すハーモニー……」

男「こりゃ日々の生活の疲れなんて否が応にも吹き飛ぶってなもんだぜ!」

ほむほむキャンドル「ホムゥ!!ホビャアアアアアアアアア!!」アツイヨ! イタイヨ! ダレカ タスケテヨォ!!

男「マジでいい買い物したぜぇ……この香りを味わないのは勿体ねぇな……可能な限り匂いを嗅いでおくか」クンカクンカ

ほむほむキャンドル「ホムウウゥゥゥ........」ポロポロ....モウヤダァ...ワタシ オウチカエル...

男「ブハハッ、流した涙が目から溢れる瞬間に蒸発しちまってて傑作だぜ!」

男「蝋の熱が届いただけでこれだ……周りの蝋が全部溶けちまったらどうなっちまんだろうな……」



60分後

ほむほむキャンドル「ホムゥッ!ホミャアアアアア!!」アツイ!アツイヨォ!

男「ほむほむをコーティングしてた蝋が全部溶けちまったな……いい香りが漂ってくるぜ……」

男「溶け出した蝋の成分とほむほむの成分が混ざり合った香りが、俺を最高にいい気分にさせてくれるのさ」

ほむほむキャンドル「ホミャッ!ホミャッ!ホミャミャッ!」アチュイヨォ! ピョンピョン

男「ハハハッ、キューブの中で跳び回ってて傑作だな!!既に下半身は半分溶けちまってるのによ!!」

ほむほむキャンドル「ホビャアアアアアアアアアア!!!!」アシガ トケテルゥ! モウヤダァ!

男「このあと更に60分掛けて、蝋の余熱でほむほむの全身を完全に溶かすらしいぜ。暴れたら暴れた分だけ溶けるのが早まるだけだぜほむほむさんよぉ!」

ほむほむキャンドル「ボミ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!!!マ゙ドガア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙!!!」マ゙ドガァ゙! !ダズゲデヨ゙ォ゙!!ジニ゙ダグナ゙イ゙ヨ゙!!

男「ヘヘッ、ありがとよほむほむ。お前のおかげで最高の夜になりそうだぜ!!」

ほむほむキャンドル「ボビャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!!!!!」オ゙ガーザン゙!!オ゙ドーザン゙!!ダズゲデヨ゙ォ゙!!



こうしてほむほむは60分という長い時間、身を焦がす熱さに苦しみ抜きながら叫び続けた。
ジリジリとした熱で一番最初に溶かされたのはほむほむの両腕と下半身だった。
ほむほむはもはや寝返りを打つ力さえも尽き果ててぐったりと横たわっている。
ほむほむにはもう床に接した左半身が蝋の中に溶け込んでいく光景を、焼けるような痛みに堪えながら見つめる事しか許されない。
ほむほむの絶叫はさらにエスカレートした。

高温を保った蝋がほむほむの溶け出した体を目指して流れ込んでくる。
ほむほむは体外からだけでなく、体内からも熱せられ溶解させる激痛に襲われる事になった。
この時、まだほむほむが意識を保っていたのか、既にほむほむの精神までもが焼き尽くされ放心していたのかは定かではない。
だがほむほむは最期の一瞬まで、まるで自らに襲いかかる激痛を跳ね除けているかのように全身全霊を込めて狂ったように叫び続けた。

そして、ついにほむほむに最期の時が訪れた。
ジュッという小さな音と共に、ほむほむの肉体は蝋の中へと吸い込まれていった。
あっけない最期だった。


男「ほむほむ……お前の事は永遠に忘れない……俺がこの先何千何万と蝋燭のの炎を灯し続ける事になったとしてもな……」

男はロー○ンで購入した新品のほむほむキャンドルを片手に、キューブの中の液体に向かって敬礼を交わした。



ジャンル:ほむほむ 活用


感想

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  • いいなこれ確かに隠れた名作だわ
  • 隠れた名作
    ただ燃えて非常食になったとかいう糞オチにならない点が作者の高い感性が滲み出てる

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