その1
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homuhomu_tabetai
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「さてさて、秋と言えばやっぱり食欲の秋でしょう!」
「と、突然どうしたのさやかちゃん?」
「お昼にまどかの家でごちそうになった栗ご飯、おいしかったなあ~」
「それはよかったね そうそう、さやかちゃんが言ってたように栗のイガイガは捨てずに取っておいたよ」カゴニイッパイ
「さっすが親友!」ギュゥッ
「ティヒヒ、苦しいよぉ でも、一体何に使うの?」
「ふっふーん それは後のお楽しみだよん。 それじゃ予定してた通り、今から山へ秋の味覚をゲットしにレッツゴー!」
「? お、おー!」
―山中―
「この時期、野生の動物は冬に備えて食べ物を巣に蓄えます」
「そしてもちろん、ほむほむも例外ではありません。」
「さやかちゃん、どこに向かって話してるの?」
「あはは、気にしない気にしない。さってと、このあたりでいいかな?」
「まどか、野生のほむほむが秋に食べるものって何かわかる?」
「うん?ほむほむの味覚は人間とあまり変わらないらしいし、普通にキノコやドングリのような小さな木の実、野草を食べるんじゃないかな?でもこれは秋に限った話じゃないよね?」
「流石まどか。その通りだよ。じゃあもう一つ質問。さっきまどかが挙げたエサの中に果物、具体的にはブドウやリンゴ、栗等が入ってなかったのはなんで?」
「そういった栄養価の高い果物の類は、基本的に他の鳥や獣に食べられちゃって、ほむほむが口にする機会がほとんど無いからだよ。木の高いところにあると、ほむほむは取れないからね。木を登るなんて危険を冒してまで取りに行くほむほむはいないよ。もちろん、偶然落ちてたものを手に入れる場合はあるだろうけど、最初に言ったとおり稀な事例だからね。」
「大正解でーっす! つまりほむほむにとって、栗はとってもおいしく、貯蔵にも優れた、栄養価の高い貴重な食物なのだ。」
「加えて今の時期だと冬籠りのための食べ物を集めるのに必死なはずだよね。」
「前置きはここまでにして、準備に取り掛かるからまどかは見ててね。」
「う、うん。わかった。」
「たっくさん持ってきたこの栗のイガイガ。これをこのあたりにころころっと 静 か に 撒きます。」
「とりあえずこれで終わりです。あとは物陰に隠れて見張るだけ。」
「え?これだけ?いったい何をするつもりなの?」
「まあまあまどかは見てなって」
―数分後―
「ホムム… ホムッ?」トテトテ
「あっほむほむだ 栗の殻に気付いたみたいだね」
「しっ まどか静かに」
「!!ホムホムーー!!」キョロキョロ メキラキラ
「ホムゥホムゥ… ホムムーー!!」ピューッ
「あれれ?どっか行っちゃったよ?……ほむほむの習性から考えて、仲間を呼びに行ったのかな。」
「ぐふふ。これは当たりですなあ。考えてみなよまどか。核家族的な小さいほむまど家族なら一匹で1つずつ持って帰ろうとするはずだよね。」
「!そっか!仲間を呼びに行ったってことは、あのほむほむは成体ほむほむを複数匹含む群れの一員である可能性が高いんだ。」
「そゆこと。さあて、ごちそうもどきを目当てに、何匹のほむほむがやってくるかな。」
「さやかちゃんが家を出る前に栗の殻の口を1個1個丁寧に閉じてたのはこのためだったんだ」
「ふふ、実は……おっとほむほむが戻ってきた。まどか、隠れて隠れて」ガサゴソ
「ホムーッ!!ホムムーッ!!!」テフリフリ ピョンピョン
「「ホマァァァァァ!!」」パアアアア
「ホムゥ♪ホムムゥ♪」ピョンピョン
「ホームッ♪」ニッコリ
「ホムーン♪ マドカァ////」クネクネ
「ホムムホムン ホムホームゥ♪」バンザイ
「ひいふうみい……おおぅ、19匹もいるねえ。どいつもこいつもすんごい喜んで……うわぁくねくねしてるのもいるよ。マドカァって言ってるし、群れの中にまどまどがいるのも確定的だね。」
「巣に仔やまどまどもいることを考えると、これはかなり大きな群れだよ」
「ホムムーッ」クリ?ハコビ
「ホムムーホムホムム!!」
「ホムムッ ホムン」ハッパニノセ
「ホムムムッ」
「「ホームゥ!!ホームッ!!」」ミンナデハコビ
「「ホムムッ!! ホムムッ!!」」
「うわあ、大きな葉っぱの上に得物を乗せて、みんなで巣まで運ぶんだね。野生のほむほむのこんな協力行動が生で見られるなんてちょっと感激かも。あとでパパにお話しちゃおう」
「普通の栗より明らかに軽いはずなんだけど、気付かないのがほむほむだよね。ホント、頭がいいのか悪いのか。」
「っと、そんなこと言ってる場合じゃないや。まどか、後を追うよっ」
「うん!そーっと、だよ?さやかちゃん」
―10分ほど歩いて―
「ホムムーッ!」
「ホムムムホムーッ」
「マドカァァ!ホムゥ!」
「ホムホホムーッ ホームッ」
「ホムホム!!」
「ウェヒ?ホムラチャーン!!」ヒョコッ テフリフリ
「マドマドォーッ!!」ヒョコッ
「ホミュミューッ!!」フリフリ
「ホミュラチャーン!」リョウテパタパタ
「…マドォ!!??」クリ?ニクギズケ
「ミャドォ!? ミャドッドォォォ!!」ゴチソウ?ニクギズケ
「マドマドォ!!マァドォ!!」メキラキラ
「ホミュホッミュゥゥ」メキラキラ ヨダレダラー
「!! ホムラチャン!! マドオォ♪」チュチュッ
「マドォマドドォ♪」ギューッ
「ママママドカァァァァ////」テレテレ
「マドカァ///」
「ホミューン♪」バンザイ
「ホミュホッミュゥ♪」キャッキャ
「わぁ。お留守番してた家族みんなで、喜色満面のお出迎えだね。…巣の外に出ちゃってるけど警戒心とかないのかな。」
「巣が目の前だから大丈夫だと思ってるんじゃない? それにしてもこんなに大きな群れだったとは、さやかちゃんの予想をはるかに超えてますよ。今見えてるだけでざっと30匹以上だから、おそらく全部で50オーバーだね。」
「巣の入口は岩と岩の隙間でその高さと幅はほむほむ3匹分くらいかな。入口だけみても標準のそれよりかなり大きめだし、中も凄く広いんだろうなあ。」
「ホムムッ♪ホムムッ♪」ハコビハコビ
「ホムッ ホムムゥ」
「マドマドッマドッ♪」ハコビハコビ
「マァド マァド」
「ホミュミュッ!」チカライッパイ
「ホミュミュ!」
「ミャドドォォッ!」カオマッカ
「ミャドッ!」
「ホムムホム//」ニコニコ
「ホームム//」デレデレ
「マドドォ//」エガオキラキラ
「同じく家族みんなでエサ運びだね。仔も一生懸命に頑張ってるよ。」
「それを見て親達はデレデレだわ。家族愛ってすっばらしいねえ」
「「ホフウ」」
「「マフゥ」」
「ミャドォ」ヘトヘト
「ホミュミュゥ」クテッ
「エサを巣の中に運び終えたみたいだね。仔は疲れちゃってるみたい。」
「「ホムムッ」」「「マドドォ」」ゴロゴロ ドスン
「みんなが巣の中に入ったら石で入口にフタをしちゃったか。まあ、あんな大きな入口をそのまんまにしておくわけないよね。」
「ところでさやかちゃん、これじゃただの野生ほむほむ生態観察だよ?」
「まあまあまどか。本番はここからなのです!!」
「さっきから協力行動やら家族愛やら愛しのまどまどやら可愛い仔やら見せつけられて、さやかちゃんのほ虐欲求ゲージはマックスですよっ!!」
「ティッヒヒィー!だよねー。 それでそれで、これからどうするの?」ワクワク
「待ちます!」
「えっ!?待つ、の?」
「そう。待つだけだよん。焦んなくてもすぐわかるって♪」
「う、うん」