世界のほむほむ~あるほむほむ学者の報告~

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作者:9SQXj8Uk0

536 名前:世界のほむほむ~あるほむほむ学者の報告~[saga sage] 投稿日:2012/01/13(金) 19:31:05.52 ID:9SQXj8Uk0

1.序説



ほむほむ「ホムホムッ」ワーイ

日本での生息が主とされるほむ種。
日本国内最大・最優とされる繁殖地である地方都市・見滝原では、
ほむほむだけでなく、大量のまどまど、あんあん、さやさや、まみまみ……

まどまど「ナイショダヨッ」ティヒヒ

あんあん「クーカイ!」パクパク

さやさや「サヤサヤァッ!」トテテテッ

まみまみ「ティロ・フィナーレッ!」リボンクルクルッ


希少品種とされるめがほむ、りぼほむ、白まどなど、様々な品種が生息している。

めがほむ「ホムゥゥン」オドオド

りぼほむ「ホムンッ」ファサッ

白まど「マドマドォ」ニッコリ


また、亜種とされるゆまゆま、おりおり、きりきりの生息例も多数確認されている。

ゆまゆま「ユマユマァ」エッヘン

おりおり「キューセーキューセー」ドクジワジワ

きりきり「ムゲンニユウゲンッ」ツメトギツメトギ



しかし、彼女達は、世界各地に生息するほむ種の、ほんの一握りの種でしかない。
これからは、数回に渡って、世界各地に生息する珍しいほむ種を見て行こうと思う。



2.北米



日本の約10倍近い面積を誇る北米大陸。
ここにも、多数のほむ種が生息しているのはご存知の通りだろう。

北米ほむ「ホムホムッ」ヘイッ!

我々日本人のよく知る“ほむ種”の生息地は、主に西部沿岸部周辺に限られる。
では、内陸部ではどのような種が生息しているのだろうか?


北米大陸内陸部、特にアメリカ中央部は乾燥地帯が多く、
気象予報で山火事予報が出るほど山火事が頻発する事でも知られている。

ハッキリ言って、森林地帯を主生息地とする小型ほ乳類であるほむ種にとっては危険な環境である。


そこで彼女達は、恒常的に土中……地下を生活の場として来た。

もうお分かりだろう。
そう……

めがまど「マドマドォ…」オロオロ

めがさや「ホ、ホントバカァ…」アセアセ

めがあん「アンアン、アンコォ…」アワアワ

めがまみ「モ、モウナニモカモコワイィィ…」ビクビク

ほむ種の総メガネホムホム品種化である。

山火事を避けて地下へと逃れ、栄養摂取を僅かなきゅうべえで賄い続けて来た結果、
彼女達は、そのほぼ全てがメガネホムホム化し、その類い希な危機察知能力で現代まで生きていたのである。

幼少の頃は、北米にはネイティブアメリカンのようなほむ種の存在を信じて疑わなかった私だが、
これはこれで素晴らしい進化大系であると言える。

そう、希少種ながら力の弱いめがほむは、我が国内では劣等種として勘違いされがちだが、
仮にそうであるなら、めがほむは劣等種として、長い歴史の中で自然淘汰されて然るべきなのだ。

それが現代まで生き残り、北米各地で大量に繁殖している実態そのものが、
めがほむの危機察知能力と、いわゆる低燃費な栄養摂取形態が優れた物である証拠となるのだ。



オマケ

めがりぼ「ホムゥンッ」ファサッ

めがまど「マデョォォッ!?」オトガシタァァ!?

めがりぼ「ホ、ホミャッ!?」ド、ドコデ!?

めがまみ「モウナニモカモコワイィィ!?」ヒィィィィ!?

めがりぼ「ホ、ホミャミャァァ!?」ニ、ニゲナキャ!?

めがさや「モリサガッテマスネェ!?」コワイヨォォ!?

めがあん「コワイモンナァァァ!?」ニゲロォォ!?

めがりぼ「ホミャミャァァァン!?」マッテヨォォォ!? ピェェェェン


北米りぼ「…………ホムホムホォ……」ドウシテコウナッタ…… ガクリ




3.アジア北部(ロシア)




日本を除いたアジア圏のほむ種が生息している地域は、二極化している。


まず、我が国と同様のほむ種が数多く生息する、東南アジア方面。

亜細ほむ「ホムホム」サワディーカー

亜細まど「マドドォ」ナマステー

日本統治下だった影響から台湾にも多くのほむ種が生息している。

台湾さや「サヤサヤァ」ニィハオ

台湾あん「クーカイ!」シェイシェイ

モンゴルなどにも、数は少ないが生息が確認され、牧畜にも利用されている。

蒙古まみ「ティロ・フィナーレッ」ヤギサン、コッチダヨーッ パンパンッ

この辺りは、特筆して驚くべき事はない。
強いて言うなら、やや希少種の割合が低い所だけが、我が国との違いだろう。


驚くべきは、アジア北部……そう、ロシアである。

白まどs「マドマドォォ」パタパタッ

ロシアには、希少種とされる白まどまどが大量に繁殖し、逆に通常のまどまどが確認される例は低い。
しかし、この程度は“まだ驚くべきではない”範疇なのである。

白ほむs「ホムホムゥゥ」パタパタッ

白さやs「サヤサヤァァ」パタパタッ

白あんs「アンコォォ」パタパタッ

白まみs「マミマミィィ」パタパタッ

そう、真に驚くべき事は、ロシアに生息するほむ種は全てが白色飛行種……白ほむ種なのである。

雪深い地が多く、広大故に長距離の移動を強いられる事の多かったロシアのほむ種は、
体色を白く変化させ、長距離移動に適した手段である飛行能力を獲得するに至ったのである。

また、俗に白ほむ種達は肌が美しく、他のほむ種の間で持て囃される事が多いとされている。

白まみ「カナメサン、アケミサン、マミィ」ニッコリ

まどまど「マミサン、マドォ///」ウットリ

めがほむ「ホムゥ、トモエサン///」ポッ

他にも、白ほむ種は、他のほむ種よりも賢く、また体力的に優れているとされている。

白さや「アタシッテホントカシコイ」ドウグデ、テキパキ

白ほむ「ホムホォッ!」イシモチアゲ

あんあん「サヤカ、ホムラ、アンアン!?」ビックリ


日本で最初に白まどが確認されたのは、江戸末期。
中国(当時の清朝)を経由して運び込まれ、物珍しさからほむほむ職人達が繁殖させたものの、気候の違いから馴染まず、
やや寒い地域である、東北、北海道などのいわゆる“北日本”を中心に生息するようになったのである。

外来種であり、優良種であった白まどが、異国の地である日本で、他の種を淘汰する事なく根付く事が出来たのは、
一重に、ほむ種の高い協調性と、仲間を助け合う性質の強さ故だろう。

白まど「ナイショダヨッ」ニッコリ


オマケ

白おり「オリオリィィ」パタパタッ

おりおり「オリオリィィ」トテトテッ

きりきり「キ、キリィ、オリコ…、キリキリィ?」ド、ドッチモ、オリオリ…ダヨネ?




4.アフリカ




やや話題は反れるが、百獣の王と言われると、皆さんは何を想像するだろうか?

一般的には、ネコ科の大型肉食獣のライオン。
それ以上の体躯を誇るネコ科の大型肉食獣であるトラ。
草食獣としては最大のゾウ。
腕力で勝るゴリラ。
突進力とスピードのサイ。

人それぞれの価値観で、百獣の王候補は枚挙に暇がないだろう。


だが、ここで我々ほむほむ学者の意見も推しておこう。

りぼほむ「ホムンッ」ファサッ

強毒性の武器を持ち、高い危機察知能力、優れた知能と飛行能力、
何より協調性による高い生存能力を誇るリボンホムホム品種だ。

日本では主にりぼほむだけが確認されているが、
ほむ種に比べて巨大な肉食獣・草食獣が闊歩するアフリカ大陸中央部~南部では、
それらを一撃で殺傷できる戦闘力を誇る、リボンホムホム種が多く生息している。

りぼさや「サヤサヤッ」パタパタッ ツルギカマエ

りぼまみ「マミミィッ」パタパタッ マスケットハッシャ

リボンサヤサヤ、リボンマミマミは当然として……


りぼあん「クーカイッ」パタパタッ ヤリナゲ

飛行能力と、やや大型化したリボンを持ったリボンアンアン……


りぼまど「マドドォ」パタパタッ

こちらも、日本のまどまどに比べてやや長いリボンを持ったリボンマドマドも生息する。


勿論、彼女達は基本的にはかなり草食寄りの雑食動物であるため、率先して他の動物を襲う事はないが、
大小を問わぬ肉食動物に襲われた際には反撃を行い、
それによって生存圏を拡大した草食動物の間引きも行う。

つまり、自分達の“数”を減らされぬよう、尚かつ、自分達の“食糧”も守るため、
自然界のバランスを取る役目を担っているのが、アフリカに住むほむほむ達の役目なのである。



オマケ(と言う名の自虐ネタ)

さやか「あれ? ……ヨーロッパと南米、オーストラリア、それに中東は?」

まどか「あの辺りは日本の生息個体と大きな変化がないんだって」

さやか「何だか、当該国の人からツッコミが入りそうだね……」アセタラーン

ほむら「単にネタが思いつかなかっただけね」ボソッ

まどか「ティヒヒ……それは言わない約束だよ」


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