ほむら「何この……何?」 その1

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ほむら「何この……何?」
さやさや「サヤー!!」ピョコピョコ
まどか「なにってほむらちゃん、見ての通りさやさやだよ」
さやさや「マドカー!!」ピョ-ン!
まどか「わっ……」
ほむら「!!」ガシッ
さやさや「サヤッ?!」ブラーン
ほむら「まどかに気安く触らない!」
さやさや「テンコーセー!!」パタパタ
ほむら「……楽しそうに笑ってるわ、こいつ」
まどか「えへへ。さやさやはね、あんまり人見知りしないんだ。
      身体も丈夫だから、かなり乱暴に扱っても平気だよ」
ほむら「……そう」ブンッ!!
さやさや「サヤー!!!」ガスッ!!
まどか「ほ、ほむらちゃん!」
ほむら「ほんとだわ。ペシャンコにする勢いで投げたのに、腕が折れただけみたいね」

さやさや「……サヤ!!」ギッ
まどか「駄目だよほむらちゃん。ほら、嫌われて睨まれてる」
ほむら「生意気な青ね。立場ってもんを分からせてやるわ」
まどか「待って待って。さやさやはね、ひっぱたいても恭順しないの」
ほむら「見上げた心意気じゃない。一撃で叩き潰してあげるわ」
さやさや「……」ジー
まどか「それじゃ美味しくならないんだよ……。
      と言っても、さやさやは苦味がウリで、元々好き嫌いが分かれるけど」
ほむら「……苦味、ね。なるほど。どうすればその苦味が深まるのかしら」
まどか「難しいんだなぁ、これが……」

ほむら「あら、傷が……」
まどか「お、気付いたねほむらちゃん。さやさやはね、傷の治りも早いの。
     流石に千切れたりしたら生えてこないけど、傷口はすぐ塞がるんだよ」
さやさや「……サヤ!!」ブンブン
ほむら「もう完治したらしいわ。一丁前に威嚇して……。
     愚か者、右手だけでコテンパンにしてやるわ」
まどか「だ、だから今は叩いて虐めちゃ駄目ー。
     ……まずは、さやさやに仲良しの友達を用意するよ」
まどまど「サヤカチャーン!!」トテテ
さやさや「!! マドカー!!」ギュー
ほむほむ「……ホム」ジー
ほむら「……どうしてかしら。無性に腹が立つ光景だわ」
まどか「そうかな? ティヒヒ、可愛いのに、変なほむらちゃん」
さやさや「テンコーセー?」
ほむほむ「……ホムッ!」ビクッ
さやさや「……サヤー!!」ガバッ
ほむほむ「ホ、ホムー!!」ジタバタ
ほむら「こいつ……!!」

まどか「ほむらちゃん待って!」
ほむら「待てないわ! この青畜生、ぶっ殺……あら?」
さやさや「ホムラモアタシノヨメニナルノダー!!」ギュー
まどまど「ウェヒヒ、ホムラチャーン」ナデナデ
ほむほむ「ホ、ホムー……///」
まどか「さやさやは特別な事情がない限り、
      他のまどまどやほむほむとすぐ仲良くなるよ」
ほむら「そ、そうなの……」
さやさや「サヤ……!!」ジロジロ
まどか「あ、出会い頭に放り投げたほむらちゃんは別だよ。
     最初に敵対しちゃうと、中々心を許してもらえないのもさやさやの特徴だよ」
ほむら「別に、下等生物に好かれようと嫌われようと知ったこっちゃないわ」
まどか「ティヒッ、実はそれが大事なんです!。
     丁度いいから、ここからはほむらちゃんに協力してもらおう」
ほむら「いいわ。何でも言ってちょうだい」

まどか「それじゃあほむらちゃん。
      まどまどかほむほむ、どっちか好きな方に死なない程度に一撃加えて?」
ほむら「……え゙っ?」
まどか「少し強めのデコピンくらいでいいよ」
ほむら「……それは必要なことなのかしら」
まどか「? そうだよ」
ほむら「わ、分かったわ……」ソー…
まどまど「マドー?」
ほむほむ「……ホム?」
さやさや「サヤー!!」フシャー!!
ほむら「えいっ」ビシッ
ほむほむ「ホム?!!」ゴテン
さやさや「!! サヤーッ!!!!」ピョーン!!
ほむら「ふんっ……」ガシッ
さやさや「サヤッ!! サヤーッ!!」ブンブン
ほむら「突っかかってきたから捕まえたけど、
     この後はどうすればいいのかしら?」
まどか「ちょっと待ってね。
       まどまどとほむほむはこっちだよー……。
       よし、死なない程度に痛めつけちゃっていいよ」
ほむら「了解したわ」ギリギリギリ
さやさや「サヤ゙ッ……!! ザヤ゙ー!!!」ジタバタ

ほむら「……」ヒュッ
さやさや「グエッ……」バシンッ
ほむら「ふふっ。ぐえっ、ですって。まどか聞いた?」
まどか「ウェヒヒ、その調子で足でも折っちゃおう!」
ほむら「了解よ」ポキン
さやさや「ザヤ゙ァァァァァー!!!!」ゴロゴロ
ほむら「こんな具合でいいのかしら」ビシッバスッ
さやさや「ザ……ヤ゙ァ……」ボロボロ
まどか「うん。一回目はこのくらいでいいかな」
ほむら「こんな傷でも治るのかしら」
まどか「すぐ治るよ。……そろそろいいかな。
     隔離しておいたお友達を合流させまーす」
まどまど「サ、サヤカチャン?」ナデナデ
さやさや「マドカァ…」フラフラ
ほむほむ「……ホ、ホム?」オロオロ
さやさや「……ホムラー」ギュー
ほむほむ「ホム……」ギュ
ほむら「なるほど。傷自体はもう残ってないから、
     なんだか元気がない、くらいにしか見えないのね」
まどか「ティヒヒ、そうだよ。けどダメージは確実に蓄積してるの。
     さて、今度はほむらちゃん。まどまどを優しく抱っこしてあげて?」
ほむら「ッサーイエッサー!!」ヒョイッ

まどまど「マドッ?!」ビクッ
さやさや「…サヤァー!!!」ググッ
まどか「おっと、さやさやはこっちだよー」
さやさや「サヤァ!! サヤー…!!」ジタバタ
まどまど「マ、マド…」ビクビク
ほむら「……大丈夫よ。よしよし、恐くないわ」
まどまど「……マド」ギュ
ほむら「うん。いい子ね」ナデナデ
まどまど「……ホムラチャーン」スリスリ
ほむら「……うふっ。うふふふふ」ナデナデナデナデ
まどか「ティヒヒ、あっという間に仲良しさんだね。
     それじゃ、こっちのほむほむは叩き潰すよ」ブンッ
ほむら「?!!」
ほむほむ「ホム゙ッ……」グシャッ
ほむら「ま、まどか……。それにはどういう意味が……」
まどか「すぐに分かるよー。さやさやをほむほむの所へ戻します!」
さやさや「!!!! ホムラー!!!!」ダッ
ほむほむ「」
さやさや「……ホムラァ」ポロポロ
まどか「さてほむらちゃん、これがどういう状況だか分かるかな」
ほむら「……えっ? 何ですって?」ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
まどまど「ホホホホホホムムムムラチャァァァァン……///」グリグリグリ
まどか「……まどまどを抱っこしたまま、
     それが見えるようにさやさやの側に近付いてごらん」
ほむら「ええ、分かったわ」

さやさや「!! マ、マドカァー!!!!」ギリッ
ほむほむ「」
まどまど「…サヤカ…チャン…?」ギュウ
ほむら「あら。青いの、飛びかかってこないわね。
     ほむほむを殺した犯人は私だと思い込みそうなものだけど」ナデナデ
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃん、それで合ってるよ。けど状況はとっても複雑なんだ。
     さやさやとまどまどが、それぞれ何を考えて向かい合ってるか、分かるかな?」
ほむら「なるほど。さやさやにとって、まどまどは人質に取られた形なのね。
     それだけじゃない。ことの顛末を知らないまどまどは……。
     さやさやがほむほむを殺したと勘違いしてしまっているのかしら?」
さやさや「マドカ!! マドカァー!!!!」ギリリッ
まどまど「マ、マドッ…!!!!」ブルブル
まどか「ティヒヒ、そうだよ! そしてここからが本番!
     友達殺しのさやさやから、まどまどを守らなきゃ!」
ほむら「! そういうことね」ナデナデナデ
まどか「ウェヒヒヒヒ、おしおきタイムだよ!」
ほむら「そうね。まどまど、貴女は私が守るわ!」ヒュッ
さやさや「ザヤ゙ッ!!!」ビタン
さやさや「……サヤ」ジー
ほむら「……人質を取ってるせいか、反撃してこないわね」
まどか「ティヒヒ、お仕置きなら私も手伝うよ!」バキッ
さやさや「サヤァ!!!」
ほむら「頑丈な身体で、どこまで耐えられるか見ものね」バスッビシッ
さやさや「ッ!!! …ャァ…!!!!」ブルブル
まどか「ウィヒッ、ほむらちゃん、キャッチボールしよう!」バシッ
さやさや「……!!!!」ブルブル
ほむら「来なさい、まどか!」
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