その3
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homuhomu_tabetai
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翌日
仔ほむ「ホミュウ!」キノミアツメタ!
仔ほむは木の実を家の周りに集めているようだった
家の周りに集めることを覚えたか、やるじゃないか
だがそれだけでは不十分だ
メカほむ「」チョイチョイ
仔ほむ「ホミュ?」
仔ほむ「ホミュ!?」ナカマ!?
仔ほむ「ホミャ~」ワーイ
メカほむ「」エサカキアツメ
仔ほむ「!!」
仔ほむ「ホミュミュ!」ナニシテルノ!
仔ほむ「ホミュ!」ダメ!
メカほむ「」ペチペチ
仔ほむ「ホミャ!ホミャ!」イタイ!イタイ!
餌を横取りしようとする奴らはいくらでもいる
そんな奴があらわれたらその餌を守る技術を覚えておく必要がある
仔ほむ「ホミュ~」ヤメテー
そんなこと言って・・・やめるわけがないだろ
メカほむ「」ペチペチ
仔ほむ「ホミャアア!」イタイヨ!
メカほむ「」エサカキアツメ
ほら、そのままだと餌を持っていかれてしまうぞ
仔ほむ「ホミュミュ!」
仔ほむ「ホミューー!!」タックル
メカほむ「」バタ
仔ほむ「ホミュー!ホミュー!ホミュウウ!」ペチーーン!パチーン!ペチーン!
ほう・・・いい蹴りだね、まぁいいだろう
メカほむ「」トウソウ~
仔ほむ「ホミュ!」ドウダ!
餌を巡って争うことを覚えてくれないと困るからね
自分で採った餌は自分のものという甘い考えは捨ててもらわないと
しかし今回は相手に恵まれていたに過ぎない
世の中には理不尽もあることを知ってもらわないと
というよりそれが一番覚えなくてはいけないことだ
よし!少し可愛そうだが・・・仕方がない
仔ほむ「♪~」
メカさや「」エサヨコドリ~
仔ほむ「ホミュ!」マタカ!
仔ほむ「ホミュー!」パチーン
この仔ほむさやさやの恐ろしさを知らないのか?
これはまずい・・・少しきつめに行くか
メカさや「」ゲシゲシ
仔ほむ「ホミャ!?」
メカさや「」ブンナグリ
仔ほむ「ホミャアアア!!」フットビ
メカさや「」フミツケ
仔ほむ「ホミャ・・・」
メカさや「」カカトオトシ!
仔ほむ「ホミャアアアアアア!!」
メカさや「」エサモッテキ
仔ほむ「ホミャアアアアア!」ヤメテエエ
これくらいで良いだろう
やりすぎはよくない・・・最悪死ぬ
まぁ世の中には絶対に勝てない奴もいるのだ
そんな奴に立ち向かおうなんて思うなんて愚かなことだ
それを覚えてくれればそれで良い
さて治療しに行くか
仔ほむ「ホミャァ・・・」ポロポロ
私「どうしたの?」
仔ほむ「」カクカクシカジカ
私「なるほど、餌をそいつに持っていかれたんだね」
仔ほむ「」コクン
私「餌だけでよかったよ」
仔ほむ「?」
私「あれはあなたを食べる生物だよ」
仔ほむ「ホミュミュ?」タベラル?
私「そう、パクリと」
仔ほむ「」ゾゾゾー
私「だから次あったときは隠れること」
私「絶対に戦わないこと」
仔ほむ「」コクコク
仔ほむは何度も頷いた
さて、会話もこれくらいに治療に入るか・・・
私「♪~」
つ消毒用アルコール&綿棒
仔ほむ「!?」
仔ほむ「ホミャアア!!」ソレヤダ!!
私「いいから!」
仔ほむ「ホミャ・・・」
私「♪~」
[消毒中]
「ホミャアアアアアアアアア」
[消毒完了]
私「これで良し!」
仔ほむ「ホミャ・・・」ショボボーン
私「ほら・・・ご褒美!」つ木の実
仔ほむ「!!」
仔ほむ「ホ・・・」コレ・・・
私「そう、さやさやに持っていかれたものだね」
仔ほむ「ホミュ?」ナンデ?
私「そりゃ人間のほうが何十倍も強いからね」
仔ほむ「ホミュー!」スゴイー!
私「・・・」
私「まぁしっかり食べて明日に備えなさい」
仔ほむ「ホミュ!」
私「じゃ!」
スタスタ
そしてそれからはメカさやを使ってのかくれんぼだった
隠れ方が不十分なら痛めつけて、十分隠れられていたら餌だけ持ってかえる
自然の厳しさに今のうちに慣れさせておかないといけない
仔ほむ「ホミ・・・」
そして暫くやったら隠れ方も随分と進歩したようだった
はじめは隠れているのかどうかもわからない感じだった
隠れていても震えや声ですぐにわかる
今では隠れるところを見ておかないと一切わからない
自然と同じ環境でやるために少し庭に出してみたりもした
庭
仔ほむ「ホミミィ?」ココデエサトル?
私「うん、今日はここで餌とってみな」
仔ほむ「ホミ!」ワカッタ!
私「それじゃ、ちょっと出かけてくる」
仔ほむ「ホミミ!」テフリフリ
そうすると私は少しはなれたところで様子を伺った
もちろん外だからカラスやあんあんに襲われる心配があるのでエアガンを常備している
(こう見えてエアガンの扱いは得意だからほむほむを誤射するということはない)
そして暫くした後メカあんあんを出撃させた
すると
仔ほむ「!!」
サササ
一瞬で隠れた
足跡を追ってみてもまるで見つからない
隠れた後もほふく前進や木をよじ登ってこっそりと離れているようだった
メカさやも出撃させたりしても何の変化も見られないところから
視野を広く逃げているようだった
あまり長い時間目を離すと危険であるので呼びに行くことにした
私「ほむほむー!どこだー?」
仔ほむ「ホミャ!」
すると花壇の土の中から出てきた
この短時間でそれだけ出来れば最早文句はなかった
このように最早隠れる能力は一流といってもいいだろう
こういった成長を見るのは少し楽しいし嬉しい
さて次の段階に行くか
私「今日は私と会話をするよ」
仔ほむ「ホミ♪」
私「もし、私が今お前をぶん殴ったらどうする?」
仔ほむ「ホミ?」
私「だから、もしも私が今お前をぶん殴ったらどうするか聞いているんだよ?」
仔ほむ「ホミミミ・・・」ヘンナコトイワナイデ・・・
ペチン!
仔ほむ「ホミャ!!」イタイ
私「変なことじゃないよ・・・よくあることだよ・・・」
仔ほむ「ホミー!」プンプン
ペチン
仔ほむ「ホミャ!」イタ!
私「怒るな、そんな事をしたら神経を逆撫でするだけだよ」
仔ほむ「ホミミ・・・」ナミダメ
私「そんなことで涙ぐむな」
私「良いかい人間って言うのは・・・」
それから私は延々と人間の恐ろしさについて語った
出会っただけで殺されるだけならまだしも
延々と地獄の苦しみを味わわせてみたり
目が合っただけでもはや逃げ切ることは出来ない
そんなことを延々と
少し引っぱたいて人間には絶対に逆らえないということも
よりわかりやすく教えてあげた
そんな話をした後、夜中の街に出た
街で生きていく力も必要だからだ
自然に帰してもコロニーが壊滅して結局野良になるケースは少なくない
そうなってまたあの施設に連れて行かれてはもうなにがなんだか
そういうことで人通りがあまりない夜中に街を歩くことにした
夜中といっても外灯があり明るさは十分だ。教育にはもってこいだ
私「それじゃあ行くよ」
仔ほむ「ホミュ・・・」ゴクリ・・・
トテトテ
人間の恐ろしさを教えた後だから外は緊張したようだった
しかし
私「真ん中を歩くな!」
ペチン!
仔ほむ「ホミ!」イタ!
私「なんでそんな目立つところを歩くの!?」
私「出来る限り端を歩きなさい!」
仔ほむ「ホ・・・ホミュ!」
まぁ真ん中なんて歩いて良いこと一つもないからね
端を歩かせるのは基本
しかし昼間だと端を歩いていても見つかる
道を歩くという行為は非常に目立つ
道を歩いていても気にしない人も多いが
目に留まっただけで虐める人もいるから
私「良い?こういうところを移動したいときは真夜中に道の端を歩く!」
私「人の気配がしたら隠れること!良い?」
仔ほむ「」コクコク
私「でも人と遭遇しちゃうパターンの方が多いから・・・」
私「私が良いよっていうまで逃げてみな!」
仔ほむ「ホミュ!」
ステテテ
私「そんなんじゃすぐに追いつくよ?」
スタスタ
仔ほむ「・・・・!!」
ササー
私「自動販売機の下に逃げ込んだか・・・」
私「でもそれじゃあ不十分だよ」
私はその辺の枝で自販機の下をつついた
仔ほむ「ホミ!ホミ!!」イタ!イタタ!
私「ほらもう出てきて良いよ」
仔ほむ「ホミュミュ・・・」
私「自動販売機の下なんて簡単に捕まえられるよ」
私「せめて自動販売機の下に入って」
私「それでそのまま自販機の背中を登って裏に逃げてみたり・・・」
私「まぁ人間は器用だからそんなところは安全地帯にならないよ」
私「他にもゴミ箱に隠れる場合は~」
私「後はいっそ人間のかばんに一時入るのも最悪ありだよ」
私「といった感じに頭を使うこと!良い!?」
仔ほむ「」コクコク
私「じゃ帰ろっか?」
仔ほむ「」コクン!
さて、まだまだ教えてやらないと・・・