その2
最終更新:
homuhomu_tabetai
-
view
憤る野良。
感情が一気に爆発する。
どうして!!!
「「「マッドオォォォォォォォォォッ!!!」」」
可愛い私を助けろ!!!!
「「「マゴガァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!」」」
ファックさせろ!!!!!!!
「「「マギョ゙マギョ゙ォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」」」
赤い涙と唾液とまどエキスを床に撒き散らしながら、醜く歪んだ顔で罵り、怨嗟の鳴き声を喚き散らし、己の欲望を露にする。
かつての可愛らしい外見からは想像もつかないが――これがこの獣の本性であった。
「ホミャァァァ!!」「ミィィィィィ!!!」「ホビャァァァァァァァッ!!」「ビェェエエエエェェッ!!」
あまりの気迫に泣き出す仔供たち。
若めがほむなど、いい年こいてお漏らしをする有様だ。
ガチャッ
「最近の野良はしぶといねぇ…」
この騒ぎに何事かと戻ってきた鹿目まどか。
その手には殺虫剤――否、殺ほむ剤『ほむコロリ』が握られている。
「できれば自然死に任せたかったんだけど…」
スプレーを放射すると膨張した泡が野良を一気に包み込んだ。
「「「「「マ゙、マ゙、マ゙…マ゙ビョ゙エ゙ェ゙ェ゙エ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ッ゙゙゙゙゙゙゙!!!」」」」」
吹き付けられた化学薬品が神経系に働きかけ、呼吸機能を阻害する。
顔を真っ青にして床を転げまわる野良まど。息が出来なくて苦んでいるのだろう。
こうなってしまえば一巻の終わりである。
黒く焦げ付いた白目を剥き出しにし、顔面には血管がピクピクと浮き出している。
まるで般若の形相だ。
「マ…」
野良は逝った。
「「ホミャァーーーンッ!!! ミャロカァーーーッ!!! マドカアアァァァァッ!!! カナメサーーーーンッ!!!」」ビエーンッ!!
「よしよし、怖かったね……」ナデナデ
まどか(ほむらちゃん……)
●●●
ほむら「はぁ…マドマド可愛いわぁ……」ナデナデ スリスリ イチャイチャ チュッチュ
飼いまど「ウェヒヒ♪ホムラチャーン///」キャッキャ
ほむら(まどかに対しても、これ位素直になれたらいいのに……)ナデナデ
飼いまど「マドマドォ?」キョトン
ガシャーン!
ほむら「!!?」
まどか「ほむらちゃ……」カタカタ
ほむら「ち、違うのよまどか! これは――」
飼いまど「マドーン?」アノオンナダレ?
まどか「ほむらちゃんのバカーーーーーッ!!!」ダダッ
ほむら「マドカァーーーーーーーッ!!!」ホムラダッシュ
飼いまど「ヒヒヒッw」ケタケタ
●●●
「ウェヒヒ…君たちはあんな汚らわしい害獣のことは忘れて、私のことだけ好きで居てくれたらいいんだからね…」ナデナデ
仔ほむ「ホミュン?」クビカシゲ
飼いほむ1「ホムホム」サッカースルヨ
飼いほむ2「ホムンッ!!」ゲシッ!
野良まど1「」ゴロゴロ
飼いほむ3「ホムゥー!」ヘイ パスパス
飼いほむ4「ホムーーーーッ!!」シュート!!
野良まど2「」クビコロン
おわり
●おまけ●
ガシャーン!!
まどか「!!?」
ほむs「「ホビャァァァァァッ!!! マドカァァァァァァッ!!! ホミャァァァァァァッ!!!」」
めがほむ「ガナメザァァァァァァァァァァァァンッ!!!」ジョボボボボボ~~
ほむら「私よ、まどか」ファサァ
まどか「ほむらちゃん? 何で今更……」
ほむら「……今日は大事な話があって来たのよ」
まどか「し、知らないよ。ほむらちゃんのことなんて、もうっ!!」
ほむら「お願い、聞いてまどか!
私は逃げるのはもう止めたわ!
素直になれないからって、まどまどを貴女の代理にするのも――
……貴女のことが好きなの////」
まどか「ほむらちゃん…
ううん、私だってほむほむにほむらちゃんの姿を重ねて――結局、ほむらちゃんと同じことをしていたんだ。
私も、ほむらちゃんのことが大好き><////」ギュッ
QB「やれやれ、人間というのはつくづく面倒な生き物だね――
お互いに好意を抱いているのにそれに気づかず、それどころか仲違いしてしまうのだから」
まどか「きゅうべぇ!?」
ほむら「消えなさい…と言いたいところだけど、今日は機嫌が良いの。特別に許してあげるわ」
QB「やれやれ、それじゃ僕はさっさと立ち去るとするよ」ヒョコッ
ほむら「今日は仲直りの記念に、取っておきのまどまど鍋を用意してあるの
……今夜、家に食べに来ない?」
まどか「ほむらちゃん…////
えへへ、それなら私も取っておきのほむ肉を用意してあるんだ」チラッ
ほむs「「「ホムゥ!!!?」」」
ほむら「肉付きも良いし、特上のご馳走ね」
まどか「今まで大切に育ててきたんだ♪」
ほむら「今夜は楽しみね^^」
まどか「うん^^」
ほむs「「ホムゥ…」」ドウシテコウナッタ
めがほむ「…………」アワブクブク
QB「きゅっぷい」ホムニクムシャコラ
おわり