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ほむ種の射撃技術

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作者:Ar43xiVBo

804 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/21(火) 14:04:39.07 ID:Ar43xiVBo


どうも、こんにちは。
今日はちょっとした実験を行いたいと思います。
なぁに、実験といってもたいしたもんじゃありません。
ただの射撃能力の検証ですよ。

まず、用意するものは、りぼほむとまみまみ。ほむ種で射撃と言えばこの二匹でしょう。
白まど? ああ、あれは今回は餌に使うのでスルーします。また気が向いたら実験対象にしてみますかね。



まずは公園にやってきました。野良のほむ種を捕まえようと思うのならゴミ置き場か公園がいいでしょう。
やはり餌が豊富ですからね。下手に寂れた空き地に巣を構えるよりは効率的でしょう。あさはかとも言いますが。

さて、うだうだ話していても始まりません。
りぼほむを呼び出すのに一番手っ取り早いのはほむほむどもを虐めることですが、今回は多くのりぼほむを呼び寄せたいので、スペシャルです。

「ミャロ・・・」

仔白まど。言いにくいので仔白って呼びますね。この仔白を虐めます。
といっても、こいつはペットショップで大枚はたいて買ったんですから、乱暴に扱って死なれちゃ困ります。
とりあえずほっぺを引っ張ります。柔らかい肌が今にも千切れそうです。
案の定わんわん泣き喚いてますがこんなもんじゃりぼほむは来ません。
次に足を紙やすりで削ります。一瞬何が起こったかわからない様子でしたが、徐々に自分の足が消滅していく様を見て、仔白とは思えないほどの絶叫を上げ始めました。これには私もビックリしました。

だって、ペットショップのお姉さんは『上品でおとなしいんですよ~』とか言ってたんですから。
まぁ、ほんとに大人しかったらどうしよう、と不安にも思ってましたが。


そうこうしているうちに来た来た。りぼほむの群れです。もちろん白まどもいます。
どうして仔白を虐めただけでりぼほむが来るのかって? 何かね、仔白と仔りぼほむの叫び声は他のほむ種と一味違うそうですよ。
何でも、希少種の仔供は親を呼ぶ声を自分の声が届く範囲全域に発することが出来るんだそうです。
希少種の仔供の声は成体希少種の母性本能を刺激し、『我が子が危機に陥っている』と錯覚させることができるそうです。
なので、こうやってたくさんの希少種が集まるんですね。
ただし条件があって、叫ばせる仔供は身寄りの無い個体、集まってくる希少種は全て仔供のいない個体や番に限るらしいです。そりゃそうですね。


というわけで大量の野良希少種ゲットです。
袋の中でもぞもぞと動いていますが支障はありません。白まど? まだそこいらへんに飛んでますが私に攻撃を仕掛けてくることは無いでしょう。
下で羽と足を射抜かれてモゾモゾ動いている白まどが何匹かいるでしょう? あれ、私がエアガンで撃ち落としたものなんです。あのままではやがてほ食種の餌になるでしょうね。
なまじ他のほむまどより知能が高いためか、まだ元気な個体も私に攻撃を仕掛けることはできない。賢いというのもまた哀れなものです。家族を助けるための行動すら起こせず、ただ見ているだけしかできないのですから。



続いて野良まみまみです。まみまみはねぇ・・・隠れるのが上手いから見つけにくいんですよ。
こういう時はこいつを使います。

・・・・聞こえないでしょうが、ちょっとカッコいいBGMを流してます。

あ、今そこの草むらで物音がしましたねぇ。調べてみましょう。
いたいた、見つかったまみまみが恥ずかしそうに頬を赤らめています。まみまみの中には『まみまみ病』を患っている個体が結構います。
といっても所謂『ほむほむ病』とかの類じゃ無く、精神疾患に近いもの。厨二病っていったほうがわかりやすいですかね。
まみまみを興奮させる特定の音楽というのがあります。それが今流しているBGMなのですが。
それを聞くことで普通のまみまみならちょっと楽しくなる程度なのですが、まみまみ病を患っている個体はその場で激しく動き出してしまいます。

そうしてまみまみを発見できれば後は思うがまま。とりあえず右足と左腕を引き千切って巣の場所を教えるよう脅しました。
しかしまみまみの厄介なところはもう一つありまして・・・
まみまみはほむほむに負けず劣らずの仲間思い・・・いや、友達思いといったほうが正しいかもしれません。
普段単独で狩りをすっることの多いまみまみにとって、自分の巣の仲間は貴重な狩り友。自分は犠牲になっても友達は守ろうとします。健気ですね。
まぁ、そんなことは今は私の障害でしかありません。教えたくないのなら教えたくなるまで甚振イタブるまでです。


・・・・・・ふう、やっと見つけた。
案内してくれた『まみまみだったモノ』を放りつけると、巣の中は途端にパニックになりました。
結構手こずりましたが、禿ダルマの目鼻無しになったところに蟻の大群を這わせながら脅したところでようやく白状してくれました。
まぁその後は用が済んだので潰しましたけど。

たくさんの野良まみまみを袋に入れたけど、りぼほむと違って大人しいもんです。何か脱出の算段でも立ててるんですかねぇ。無駄なのに。

この後、見滝原山に出向いて同じことをして野生りぼほむと野生まみまみをゲットできました。
野生と野良にはもちろん違いがあって手順や段取りも微妙に違いましたが、基本的にはさっきと同じことをしました。
なので詳細は省きます。



・・・・ああ、疲れた。
ようやく我が家に帰ってきました。袋からまみまみをケージに移す・・・だいたい野良、野生で20匹ずつかなぁ。
りぼほむは野良、野生合わせて6匹でした。・・・・・え? 大量じゃない?

それがですね、やはり野良だと捨てほむなどもいますので簡単に見つかるんですが、さすがに野生は違う。1匹しか見つかりませんでした。
野生のりぼほむはそんじょそこらの野良や捨てりぼほむとは比べ物にならないぐらいの値が付きます。
その10倍の価値を持つ仔白をズタボロにしてもたった1匹しかゲットできませんでした。
・・・それでも5匹で大量はおかしい?何をおっしゃる、野良や捨てほむとは言え腐っても希少種。5匹でも大量に値するでしょう。



というわけで実験を始めていきたいと思います。

まずはりぼほむ。野良と野生を仕切りのある特別な部屋で同時に観察します。
それぞれの前にはほむほむが縛り付けられており、その真ん中に仔あんを貼り付けています。仔あんは眠らせているのでほむほむに危険はありません。

それぞれのりぼほむには真ん中の仔あんだけを撃ち抜けば解放してやる、とホラを吹き込んでいます。
さらにもし近付いてほむほむの縄をほどこうとしたならば死あるのみとも言いました。もちろんこれは本当です。
さすが知能の高い希少種。これはすんなり理解してくれました。自分の弓の腕にも自信があるのでしょう。

では、スタート。縛り付けられたほむほむを専用の機械で振り子のように左右に揺らします。
突然の仕掛けに二匹は戸惑っていましたが、意を決したのか、弓を引き絞りました。
難しいですよ?ただでさえほむほむの真ん中に貼り付けた小さな仔あんだけを撃ち抜こうと思えば、絶妙な力加減と極限まで高めた集中力が必要です。
ちなみにわざと外せば目の前でほむほむを30匹まとめてミキサーにかけます。守るべき同族が無惨に殺されれば彼女らも覚悟を決めるでしょう。

矢が放たれました。
「アン"ッ」

野生は見事真ん中の仔あんだけを射抜きました。

しかし野良はほむほむの左半身を吹き飛ばしてしまいました。

「ホギャアアアァァァァアアアアアアア!!!!!!!」

もはやどっちの叫び声かわかりません。


簡単ですが推論を立てます。
野生が見事揺れる的の仔あんだけを撃ち抜けたのは、野生の勘だとかそういうのも確かにあるでしょうが、非力が故の結果だとも考えられます。
野良がほむほむを吹き飛ばしたのも同様です。本来りぼほむにあそこまでの力はありません。
野生は主に木の実やきゅうべえを食べます。しかし野良は主に人間の食べ物を食べます。
食生活の違いによって、本来野生種のように非力が故に自分の力をコントロールでき、最低限の力で結果を残すということが可能になりますが、
野良のように高カロリーな生活を続けると自然とパワーが漲り、弓を引く手にも余計なパワーが入ってしまいます。それが的を外したのとほむほむの体を吹き飛ばしたことの答えです。
2匹の食生活を数日変えてから同じ実験をしても同様の結果が出ました。

せっかく大量の希少種がいるんですから、今後も実験を繰り返してはっきりとした実験結果を出そうと思います。
まみまみでも実験をしようと思いましたが・・・思ったよりも可愛かったので飼ってやろうと思います。まだ私の顔を見ると怯えますがね。

では、失礼します。


『終わり』




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