その2
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homuhomu_tabetai
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……逃げて!!……まどまど早く!!
ほむほむはそう叫ぼうとした……しかし声が出ない……
その間も人間の手がまどまどに伸びて、とうとうまどまどの頭を掴んでしまった……
「…マ…『コリ…』ビクン…
「…ミッ…」コロリン…
まどまどの頭を掴んだ人間の手が回転するように素早く動いた瞬間、仔まどが地面に転がり落ちた……まどまどの顔だけがこちらを向いている……
「ホ…ホホ…」ショワー…
「死んだかな?」パッ…
「…」コテン…
人間がまどまどから手を離すと、まどまどは顔を地面に打ちつけて倒れた……
「ホビャアアアアアアアアアァァァァァァーッ!?!?」
「…ホミュッ!?」パチクリ
ほむほむは叫んだ……その弾みで気絶していた仔ほむが目を覚ます。
「ホ…ホミャアアアアアァァァァァーッ!!」ピエエェェェ…ン…
「ホムッ!?ホムホム!!」ペロペロ…
泣き出した我が仔を咄嗟にあやすほむほむ……
「おっ! 仔ほむは目を覚ましたか!……こいつは気絶したままだけどな……」スッ…
「…」プラプラ…
「ホムムッ!?」「ホミャッ!?」
いつの間にか人間が仔まどをつまんでいた……まどまどと同じように仔まどの頭を……
「ホムウウゥゥゥ…マドカアアァァァァッ!!」ポロポロ…
ほむほむは人間に向かってありったけの声で叫ぶ。
「ミャロカアアアアアァァァァッ!!」エグエグ…
仔ほむも泣き叫ぶ。
「……なに言ってるのかわからんけど、返せって感じかな?」
「ホムホムッ!!」コクコク!!
「ホミュウウゥゥゥ…」メソメソ…
「わかった……返してやるよ♪」スゥ…
「ホムッ!?ホムムー!!」「ミャロカァ♪」パアァ…
人間はそう言って仔まどの頭をつまんだまま……ほむほむ達の前に差し出した……
「ホムゥ…マドカァ…」ポロポロ…
仔まどを抱き取ろうと、ほむほむは空いている方の腕を仔まどに伸ばした……が!
「ほらよ♪」グッ!
「ミッ…」プチッ! ポテン…
仔まどの頭が弾け……支えを失った身体が地面に落ちる……
「」ビクン…ビクン…
ほむほむと仔ほむの目の前で、頭部をなくした『仔まどだったモノ』が小刻みに痙攣している……
「ホ…ホ…ホギャアアアアアアアアアァァァァァッ!?!?」ポロポロポロ…
「…ホ…ミ…」クテー…
「はははは♪ 返してやったのに叫ぶってなんだよ? 仔ほむはまた気絶しちまったのか?」
「ホムウウウウウウウゥゥゥゥ…」ポロポロポロ…
ほむほむは泣きながら、まどまどと仔まどの亡骸を交互に見る……
……どうして?……さっきまで幸せだったのに……どうしてこんな事になったの?
……まどまど……仔まどちゃん……うわあああぁぁぁぁ……
……生き返らせてあげたい……けど……身体が残ってるから……それは無理だ……
「…ホミ…」フル…フル…
その時、ずっと抱きしめていた仔ほむが動いた……
……そうだ!!……まだこの仔が居たんだ…………よし!!
「ホムッ!!」スクッ! ギュッ…
「おっ!?」
ほむほむは仔ほむを抱きなおして立ち上がり……
「ホムウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ…」クルッ! トテテテテテテ…
人間に背を向けて走り出した……
……そうよ!この仔の為にも逃げなきゃ!
……まどまど……仔まどちゃん……ごめんなさい……
……絶対に……絶対に忘れないからね!!
ほむほむは走る……仔ほむを抱きしめながら必死に走る……涙が溢れて視界がぼやけてきた……しかし仔ほむを抱いているために涙をぬぐえない……
……あ!? ちょうど前に隠れられそうなものがある! あそこに……
「ホムウウウウウゥゥゥゥゥ…」トテテテテテ…
ほむほむはかすむ目で隠れられそうな陰に向かって走る……そしてたどり着いた……
「ホムゥ…ホム…ホム…ホムムゥ…」ホヒッ…ホヒッ…ホヒィ…
一安心して息を整え、仔ほむを降ろそうとした。
「ホミィ…」フルフル… ギュッ…
……仔ほむちゃんたらまだ震えてるのね///……もう大丈夫よ♪
抱きつく仔ほむをなだめながら地面に降ろし、溜まった涙をぬぐった……視界が戻ってくる……
「はい、ご苦労さん♪」
突然頭上から声が聞こえた。
「ホッ!?ホムッ!?」ビクッ!
ほむほむは反射的に見上げる……そこにはさっきの人間が居た……しゃがんでじっと自分を見つめている……
……なんで!? どうして!?
「あのな……お前の足で人間から逃げられると思ったのか?」
「ホムッ!?」
「お前が逃げ出したから追いかけたんだけど、お前……遅すぎて追い抜いちゃったよ」
……うそ!?……え!?……ここって……この人間の身体の……下!?
「それで逃げる方向にしゃがんで待ってたら、真っ直ぐ俺の足の間に駆け込んでくるし……ホントお前ってバカ……」
「ホッ…ホムム…」ブルブルブル…
「…ホミャア…」ギュッ… フルフル…
「ほら、仔ほむがしがみついてるぞ! 抱きしめてやれよ」
……仔ほむちゃん……よしよし///
「そろそろ俺も仕事に行かなきゃならないからなぁ……もうちょっと遊んでやりたかったけど……」
「ホムゥ…」ギュッ… ペロペロ… ポロポロ…
「ホミュウ…」ギュー… メソメソ…
「じゃあな……」スッ… ダンッ!!
「ホ…」「ミュ…」ベチャ…
「終わり」