地獄

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作者:OCVQozCt0

420 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/31(木) 12:34:14.52 ID:OCVQozCt0




  地獄

ほむほむ「ホビィーー!!ホビィーー!!」ハリノヤマデチクチク

まど神「ほむほむかわいそう・・・ほむほむはみんないい子なのに、どうして地獄なんかに・・・こんなの絶対おかしいよ」






 生前のほむほむには愛する家族がいた。

子ほむ「ホミュー♪」ボールナゲル
子まど「ミャロー♪」ボールトル

ほむほむ「ホムホム」コドモタチカワイイネ
まどまど「マドマド」ダッテ ワタシタチノコダモン

 この日、子ほむと子まどは、公園で拾ったスーパーボールを使ってキャッチボールをしていた。

子まど「ミャロッ」ツヨメニナゲル
子ほむ「ホッ!?」トリソコナウ

スーパーボール「・・・」コロコロ

子ほむ「ホミューー」ボールサン、マッテヨー

 子ほむがとり損なったスーパーボールは公園の外の道路に転がって行った。子ほむもそれを追って道路に出てしまった。

子ほむ「ホミューホミュー」テクテク

バイク「ブーン」コホムニセッキン

ほむほむ「コドモォォォォ!」コホムオイカケル

 ほむほむは間一髪のところで子ほむに追いつき、火事場の馬鹿力で子ほむを道路の端に突き飛ばした。

ドン プチッ ブーン イモウトォォォォ! ホムラチャーーン!!

バイクに乗ってた男「うわっ、ほむほむ轢いちゃったよ・・・タイヤに血とか色々ついてるし・・・キモいな」

 こうしてほむほむは死に、人間を不愉快にさせた罪で地獄行きとなった。
ちなみに子ほむはバイクに轢かれこそしなかったが、道路の端の石にぶつかり首の骨が折れて死んだ。





ほむほむ「ホビィーー!!ホビィーー!!」ハリノヤマデチクチク

まど神「ほむほむ、今助けてあげるからね」つ蜘蛛の糸
まど神「ほむほむーっ、登ってきてーっ!」イトタラス

蜘蛛の糸「・・・」
ほむほむ「マドカ!?」
ほむほむ「マドカーマドカー」ノボル ノボル

 ほむほむは登ったひたすら登った、半分ほど登った所で下を見てみた。

ほむほむ「・・・」チラッ

ホムホム  ホムホム  ホムホム 
   メガメガ  ホムホム  メガメガ

ほむほむ「!!」

 ほむほむは驚いた。地獄中のほむ種たちが糸を登ってきているのである。
この細い糸がこんな大勢の重さに耐えられるわけがない・・・切るしかない・・・
ほむほむは心をさやかにした。


ほむほむ「・・・ホムー」ヤッパリ デキナイヨ

 でも、やっぱり、できなかった。仲間思いのほむほむに自分だけが助かるなんてことはできなかった。ほむほむは雑念を捨て登ることだけに集中した。

ほむほむ「ホムッホムッホムッ」
まど神「ほむほむ、もうちょっとだよ、がんばれ」
プチッ ホビャアアアアアアアア
まど神「あっ・・・」

まど神「重さに耐えられなかったか・・・」
まど神「別に糸切ってもよかったのに、お人よしだなぁ・・・でも、それがほむほむのいいところだよ!」
まど神「また助けてあげるからね」つ蜘蛛の糸


おい! 何やってる!

まど神「!!」

釈迦「また君か!地獄のほむほむを助けるなってなんどいわせるんだ」

まど神「すみません・・・でも、ほむほむは本当は・・・」

釈迦「君のすみませんといいわけはききあきたよ・・・」
釈迦「次のボーナスの査定は覚悟しておけ」

まど神「・・・ごめんね、ほむほむ」

 その後、地獄のほむほむの前に救いの糸がくることはなくなった。ちなみに、ほむほむは脱走未遂で刑期が5倍に伸びた。







感想

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  • 心をさやかにした、で草
  • 当然だな
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