王者との新生活 工作と優雅な朝食
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作者:gdHhI8yr0
743 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2013/02/13(水) 13:37:48.66 ID:gdHhI8yr0
こんにちは。私です。羽まどちゃんが我が家の一員となって一か月が経ちました。
ちょっと前までは初々しい若羽まどでしたが、今ではすっかり成体の仲間入りを果たしています。
そして、今日は羽まどちゃんに工作にチャレンジしてもらいたいと思います。
クラブのマニュアルにも、
「羽まどに工作をさせてみてください。
羽まどは知能が高く空間把握や計画的行動などが得意であるため、
道具や材料を与えると、時に驚くべきような物を作り上げます。
なお最初のうちは割りばし、紐、輪ゴム、紙などの簡単なものから始めましょう」
と書いてあります。
では早速割りばしと紐とお皿をケースの中に入れてみましょう。
カラカラカラッ パサッ コトン
「マドッ?」ナニコレ? ブンブン
「ホムァァアアアアア……」 ブルブル
「マドマド?」エダ? ジーーッ
早くも割りばしに興味を示しています。振り回したり眺めたりしています。
その様子を見て、ほむほむ達は今度は何をされるのかと怯えています。
「ホムラチャン?」コッチハ ナニ? グイグイ
「マドッ?」クサノ ツル? クンクン
「マドマドォ……」チガウ…… グルグル スルスル
紐にも興味を示しています。引っ張ったり匂いを嗅いだりしています。
あらっ、今度は結んだりほどいたりをひたすら繰り返しながら、何か考え事をしてるようです。
「マドォ……マドマド!」ウーン……ソウダ!
「ホムラチャン、マドマッドォ!」ホムホムタチノ オウチ ツクッテ アゲル!
「ホッホムゥ?」ホントニ?
「ホムホム♪」アリガトウ♪ コシフリフリ
意外にもほむほむの巣を作るようです。
ちなみに羽まどちゃんの強制交尾により現在ほむほむの数は妊ほむ含め二桁に達しています。
巣を作ってくれると聞いて呑気にも喜んだり、踊ったりしています。
今まで羽まどちゃんに何をされてきたのか忘れてるようです。ほむほむはとことんほむほむですね。
「マドマド…」ココニ オイテ… カラン カラン
「ホムラチャン…」コッチヲ ムスンデ… スルスル ギュッギュッ
「ティヒヒ…」ココニ タテテ… バサバサ
「マドドォ…」ココモ ムスンデ… グルグル グイッグイッ
割りばしを並べては紐でつなぐを繰り返しています。
あっという間に目の粗い虫カゴのようなものがいくつも出来上がりました。
「ホムラチャン……」アトハ ツルシテ…… バサバサ
「マドォ、マドー…」シタニ オサラヲ オケバ… カチャカチャ
「マドマドー!」デキター!
どうやら完成のようです。
割りばしと紐で出来た目の粗い虫カゴがいくつか上から紐で吊るされ地面から数cm浮いていて、
カゴの下にお皿が置いてあるという大変奇妙な光景です。
「ティヒヒホムラチャン」オウチ マデ ハコンデ アゲル ガシッ バサバサ
「マドカー」タノシミー プラーン
「ホムホーム♪」アタラシイ オウチー♪ プラーン
「マドマド」オハイリ ポイポイ
「ホビャァ」イテッ コテン
「ホムムン?」ナニコノ オウチ? ポテン
「マドドォ♪」ハヤク ゴハン ウンデネ♪ グルグル ギュッ
羽まどが次々と妊ほむを完成したカゴの中に落としていき、出られないように紐で入り口を塞いで閉じ込めています。
どうやら家畜小屋を作ったようです。
「ホムホム?!」トジコメラレタ?! アセアセ
「ホムゥー!」タスケテー! バンバン
「ホムゥン、マドカー?」ブジニ ウメル カナ? サスサス
ようやく自分の置かれた状況を理解したようです。お腹が膨らんだ体で焦ったり不安がったりしています。
翌朝
「ホムゥゥゥウウウン!」ウマレテ キタラ ダメ!
「ココジャナイ……」ウミタク ナイ……
「マドマド♪」マダカナ マダカナ♪
朝起きてみると、カゴの中で今にも出産しそうな妊ほむ達と満面の笑みの羽まどちゃんがいました。
妊ほむ達は自分の仔が食べられることを知ってるので、産みまいと必死です。
「マドドォー♪」ゴハン サッサト ウンデー♪ グラグラ
「ホビャァァアアアア!」モウダメー!
「ホギャァァアアアアアア!」ヤメテー!
ブチブチィブチッブチブチ
羽まどがしびれを切らしてカゴを揺らした途端、せきを切ったように一斉に妊ほむが出産しています。
スカッポテン スルッコテン コロッポテン
「ホムゥゥウウウウ!?」コドモォォオオオ!?
「マドカー!」シタニ オチ チャッタ!
「ホミィイイ、ホミィイイ」イチャァイヨー ジタバタ
「ホミャァァアアン!」オカーサーン!
「ホ……ホ……」タチュ……ケテ…… ピクピク
カゴの目が粗かったおかげで、体の小さい赤ほむだけがカゴの目をすり抜けて下のお皿に次々落ちていきます。
これだと親ほむに邪魔されず赤ほむを収穫できますね。さすが羽まど賢いですね。
「マドン」ヨイショ ガシッ バサバサ
「ホミュゥゥ……」トンデル……
「ホミャァアアン」コワイヨー ビクビク
羽まどが赤ほむの入ったお皿を持ってどこかに向かって飛んでいます。一体どこに向かっているのでしょうか。
グイッ ガシャン
「サイコウノトモダチ♪」オイシイ ゴハンニ ナッテネ♪ コト
「マドマド♪」ジャアネ♪ テフリフリ
ガシャン ググググッ ジジジジジ………
あろうことかトースターの中に皿ごと赤ほむを入れ、つまみを回し焼き始めました。
羽まどは人間のマネをよくするといいますが、まさかパンのかわりに赤ほむをトーストするとは思ってもいませんでした。
「ホミィィイ?」アチュクナイ? キョロキョロ
「ホ?……ホミャァァァアアア!」ソウカニャ?……アチュィィイイ! ジタバタ
「ホビビビィイ、ホビイイ」ダチテェ アチュイヨー! ペチペチ
中はまさに阿鼻叫喚。トースターの庫内の中で必死に助けを求めてます。
「ホギャァアア!」オガーザーン ジュージュー
「ミャリョカァァアアアア!」ヤケチャウー! ジュワジュワ
「ホミャ……」シヌ…… シュウシュウ
「ホムラチャン♪」イイニオイ♪ ルンルン
赤ほむ達から香ばしい匂いと肉汁が出てきて大変美味しそうです。そろそろ焼き上がりでしょうか。
ジジジジィ チィーーン
「ミャロ……カァ……」 コンガリ
「ホミャ……ミュ……」 ホッカホッカ
「」 サックサック
「マドォオ!ホムラチャン!」オイシソウ!オウチデ タベマショウ! バサバサ
どうやらうまく焼けたようです。取り出して自分のケージの中で朝食をとるようです。
もちろん親ほむ達の目の前で。
「ホビャァァアアアア!」ワタシノ コドモガー!
「マドマドォー♪」イタダキマース♪ アーン
サクッサクッ「ミ…」 ブチブチ「」 パリパリ「ホビ」 モグモグ
「マドマド」オイシカッタ
「マドォマドマドッ!」アシタモ ゴハン ヨロシクネ!
「ホビャァァアア……」ナンデ コンナメニ…… ポロポロ
つづく