山登り
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homuhomu_tabetai
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作者:MrrEWVpPo
209 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/03/01(金) 21:48:50.62 ID:MrrEWVpPo
繁殖したほむほむは迫害され、虐待され、捕食され、居場所をほとんど無くしてしまいました
どこへ逃げようと、生態系でどん底にいるほむほむ達は無惨に命を奪われるのです
茂みにコロニーを作ったほむほむ達はすぐに見つかってしまい、煮られ焼かれ、全滅でした
地下に潜っても頑丈なものは作れるはずもなく、全員残らず生き埋めになりました
木に登り鳥の巣に住み着こうとしたほむほむ一家は雛に啄 ばまれ、ペロリと食べられてしまいました
さて、今度は山に登ろうとしているほむほむ達がいるようです
――山麓
ほむほむ1「ホムホム!」ニンゲンイナイ!
ほむほむ2「ホムッホムゥー!」モットノボル!
ほむほむ3「ホムムー…」ツカレタ
偶然山の麓にたどり着いたほむほむ3匹は、ひと気が少ないことに気づいたみたいですね
ほむほむ達は無事に登り、平和に暮らせるのでしょうか
――山の中部
ほむほむ1「ホ、ホムムッ…」イキクルシイ…
ほむほむ2「ホムムッ!!」モットモット!
ほむほむ3「……ホ…」ガタガタ
山の真ん中くらいの所に着きました
ですが少しほむほむ達の様子がおかしいですね
ほむほむ3「ホビャ……」バタン!
ほむほむ2「ホムッ!?」ドウシタノ!?
ほむほむ1「ホムムゥー!?!?」ダイジョウブ!?
ほむほむ3「……ホ、ホビ…」ブルブル
草むらに倒れこんでしまったのは山麓で疲れを感じていたほむほむでした
元々身体が弱かったのか、高山病にかかってしまったのでしょう
震えが止まらず、顔面は青紫がかって少しホラーです
ほむほむ1「ホ、ホム……」ヒソヒソ
ほむほむ2「ホム…」ヒソヒソ
ほむほむ3「……ホミ…?」ブルブル
ほむほむ1「ホ、ホムムッ!!!!」ゴハントッテクル!!
ほむほむ2「ホムムゥー!!!!」マッテテ!!
ほむほむ3「……ホ…」ワカッ…タ ブルブル
ほむほむ1,2「「ホムムムムッ!!!!」」タタタッ!!
おやおや、ほむほむ2匹は高山病ほむほむを置き去りにしてしまいました
2匹の後ろ姿を見送ったほむほむは、ごはんを食べたらすぐに治ると自分を励ましたりしてみました
しかし、2匹がそのまま帰ってくることが無いとわかった時、言葉にならない叫びを喉から絞り出すと震えが止まりました
ほむほむ1「ホ、ホムァ……」ツカレタ
ほむほむ2「ホム……」オナカスイタ
高山病ほむほむから逃げるようにして走ったほむほむ2匹はお腹を空かせたみたいです
普段は、外に出れば人間の食べ残しなどがすぐに見つかり、空腹に気を病む必要はありませんでした
ですが、今では辺りに広がるのは草むらだけです
悔しいですが、今は葉っぱで我慢するしかないようですね
ほむほむ2「ホムム……」マズソウ… ブチッ
ほむほむ1「ホム…ホムムッ」ナニカサガシテクル
ほむほむ2「ホムッ!」パクッ
ほむほむ2「ホミュホミュ…」モグモグ
ほむほむ2「......!?」
ほむほむ2「ホガッ……ホビォオェッ!?!?!?」ブクブク
ほむほむ1「ホ、ホムムゥーーー!?!?」
お腹が空いて仕方がなく、嫌々ながらも草を口にしたほむほむでしたが、急に泡を吹き出してしまいました
実は標高が高いところに生える雑草は毒を持っていることが多いのです
当然、ほむほむはそんなことを知るはずがありませんでした
ほむほむ2「…ホ……ホガァッ…」ビクンッ!
ほむほむ1「ホ……ホ…」ゾー
ほむほむ1「ホビャァァァアアアアアアア!!!!!?!?」ダダダッ!
毒に冒される被毒ほむほむを見て、最後のほむほむはどんどん血の気が引きました
ほむほむは身に染みて思いました
山では突然ガタガタと震え出すことがあり、おまけに食べ物は毒入りの物しかないのだ、と
ほむほむは被毒ほむほむに目も向けずに坂道を全力疾走で下り始めました
ほむほむ1「ホビャァァーーーーー」ダダダ
ガッ!!
ほむほむ1「ホムゥッ!?!?」
走っていたほむほむは小石につまづいてしまいました
二頭身で体も小さいほむほむは転がりやすく、勢いがついていたほむほむは空中を走り、そのまま制御も出来ず坂を転がっていきました
状況がわからず、叫びたくなるほむほむでしたが、あまりの回転数で声もあげることができません
草むらを抜けると砂利が広がっており、ほむほむの服は裂け、尖った石がいくつも刺さり、
終いには血だるまとなって山を何処までも下っていきました
おわり
- 素晴らしい呆気なさ