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終着駅

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homuhomu_tabetai

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作者:dJ6K/8OE0

267 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/03/09(土) 21:24:09.86 ID:dJ6K/8OE0
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気がつくと電車に乗っていた。
ほむほむはふと、自分の置かれた状況を不思議に思う。
人間の作った乗り物に、どうして自分が乗車しているのかわからない。
電車全体がほむほむサイズで、何故か座席に腰掛けていた。
知らないうちに、自分は飼いほむになって、オモチャで遊んでいるのだろうか?

状況が飲み込めないまま、ただ座っていても仕方がない。
ほむほむは車両を移動してみた。
隣の車両に、ぽつんと座すまどまどの姿があった。

ホムゥゥ・・・マドカァ???

声を掛けてみる。
頭を上げたまどまどの顔は……


赤い糸で瞼と口が縫い合わされていた。


思わずゾッとして、ほむほむは後退(あとずさ)った。

なにかしら不安なものを感じて、ほむほむは車両を移動する。
移動先の車両には……仔ほむ達が犇(ひし)めいていた。
だが……

車両を埋め尽くす仔ほむ達は皆、お腹が不自然に膨れた、いわゆる仔ほむ飯だった。
口や、裂けた腹から、餅米が溢れている。
車両はざわめいているのに、どうした訳か音が聞こえない。不自然な沈黙が支配していた。

仔ほむ飯の集団が、一斉にほむほむに目を向けた。
ほむほむの背筋を、冷たい嫌な汗が伝う……。
仔ほむ飯達は、なにも言わない。
じっと、虚ろな目でほむほむを凝視している。

いや、それは目では無かった。
ぽっかり開いた、虚ろな二つの黒い穴だった……。

ホビャァァァアアアアアアアア

思わず叫び声を上げて、ほむほむは走りだした。
その時、車内放送が響いた。

「次の停車駅は、骨壷、骨壷ぉぉぉぉぉ・・・」

え?
なに?
仔ほむ飯の車両から逃れ、ほむほむは何かに追い詰められて行く不安に因われた。
骨壷って……???

電車が停車して、手足の千切れたほむほむ、まどまど達が乗り込んで来た。
血塗れの傷口が生々しく、皆、血の跡を残しながら芋虫みたいに這いずっていた。

駅のホームに目を向けると、血塗れで蓮の葉を頭にのせた赤ちゃんほむほむ、胎児まどまどの集団が、気の滅入る様な声で、子守唄を合唱していた。
電車の中に残るのは気味悪いけど、こんな駅で下車するのも怖すぎる。

電車が再び走り出す。

車内放送が……


「次は終点、ほむまど地獄、ほむまど地獄ぅぅぅぅ……」


ああ、そうか。
ほむほむは、ふいに思い出す。

飼い主の人間に虐待され、逃げ出したのだ。


一緒に連れて行ってと、血涙を流して懇願した番のまどまどや、内臓を引き摺りながら、助けてと、縋りつく仔たちを残して、ただ独り、ほむほむは逃げ出したのだ。


仲間達の恨めしげな聲に後ろ髪を引かれ、家族の無念に目を閉ざし、たった独り、飼いほむと云う名の生き地獄から、逃げてきたのだ。


けれど、逃げ延びた先に、希望なんて無かった。
結局人間に捕まり、面白半分に尻の穴から串刺しにされて死んだのだ。

死んだら、電車に乗っていた。

「まもなく終点、ほむまど地獄、ほむまど地獄ぅぅぅぅ……」

水仔まど テフリフリ
白骨仔ほむ コシフリフリ
人魂ほむ ニヘラァ

ホビャァァァァアアアアアアアアアアアァアァァァァアアアアアアアア!!!!!!

オワリ


ジャンル:ほむほむ 異形化 霊


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