餌 その3
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homuhomu_tabetai
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━━ほむほむを買った男の家━━
私は魚が好きだ。魚は私に逆らわないから…
私は多くの魚を飼っている。
大きな物から、小さなものまで…
高価なものから、安価なものまで…
ほむほむ達にはよく世話になっている。
魚の餌として、鳥の餌として、そして私の玩具として…
……………………
ペットショップから魚の餌が届けられた。
餌と言っても、ほむほむなのだが…
ギィーッ コトン
「ホムゥ?」「ホミャァ!?」「フタガアイタ…」「オソトガミエル」「マドォ?」「ココハドコ?」「イツモノオニイサンハ?」
うん、いいほむほむ達だ。
木箱のフタを空けると、中には元気なほむほむ達がいた。
「ホムムッ♪」「オジサンダアレ?」「コンニチハ」ペコッ「ヨロシクネ♪」「ホミュッ♪」「ミャドォ~」
このほむほむ達は人間に好意を抱いている。
健康状態も良さそうだ。
用途が魚の餌とは言え、品質管理はしっかりされているのだ。
世の中には、愛情を持って魚の餌を育てる変わり者がいる。
私があのペットショップを贔屓にする理由はそこにある。
……………………
「ホムッ?」「マドォ」「ホミャッ?」「ミャドォ~」「ホムー♪」
3つ届いた木箱の中身を全て確認した。
成体と仔ほむを適度な割合での、ほむほむ60匹の注文だったが、
輸送中に死亡した場合等に備え、ほむほむを少し多めに入れてくれている。
さらにオマケとして、共同で飼育していたまどまど達をそのまま残してくれているので、
家族や友人と引き裂かれた不安やストレスを感じているほむほむ達はほとんどいない。
木箱は、ほむほむ達の日常生活を丸ごと詰め込んだまま、消費者の手元に届けられたのだ。
あのペットショップのサービスは、本当に素晴らしい。
仔ほむ達「ホミャッ?」「ホミュゥ?」「ホミュッ♪」「ホミャン」「ホミャァ~」
「ふむ、やはり仔めがほむは混ざっていないか…」
私は箱の中の仔ほむ達全てを確認してみた。
他の店でほむほむ達をまとめ買いした場合には、
選別される前の仔めがほむが紛れ込んでいる場合があるのだ。
私達の仲間には、それをアタリとして楽しみにしている者も多い。
もっとも、ほむほむを餌にするほどの大型の魚を飼育出来る経済力があれば、
めがほむを手に入れる事はさほど難しくない。
つまり、子供のように純粋な気持ちで小さなラッキーを楽しみにしているだけなのだが…
……………………
この店では、そう言うラッキーなミスはしてくれない。
品質管理がしっかりと出来ている証拠でもあるのだが、少し寂しくも思う…
「妊婦ほむの産む赤ん坊に期待するか…」
妊婦ほむ「ホムホムゥ///」「ハヤクアイタイネ♪」サスサス
まどまど「ホムラチャン///」ナデナデ
さすがに、妊婦ほむの胎児までは管理していないだろうしな…
……………………
この木箱は飼育ケースにもなっている。
適度に餌と水さえ与えておけば、ほむほむ達がそこそこ快適に生活出来るように作られている。
妊婦ほむ達は、しばらくここで飼ってやろう。
「仔めがほむを生んだら、飼いほむに昇格させてやろう…」
「ホムッ?」「マドォ?」
意味が分かっているのかは不明だが、私は妊婦ほむと契約してやった…