餌 その4
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さて、あまりアロワナを待たせるのも可哀想だな。
私は小さなアクリルの水槽を用意した。
どうせなら、親子ほむを使ってやろう。
ほむほむの家族は素人でもすぐに見分ける事が出来る。
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まず手近な仔ほむを捕まえて水槽に入れる。
「ホミュゥ?」「ホムッ…」「マドッ?」「ミエナイカベ?」パンパン「コドモ…」
すると、明らかに動揺するほむほむとまどまどが出てくるはずだ。
「ホムムゥ」ウロウロ「マドドォ」ソワソワ
たったこれだけ。馬鹿でも両親が分かる。
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中には人間を信用しきっており、多少の事では動揺しないほむほむもいるのだが、
そう言う時は仔ほむの小指の骨の一つでもへし折ってやればいい。
仔ほむの叫び声を聞いて大騒ぎするはずだ。
ただし、この方法は関係のないほむほむ達にまで恐怖心を与えるので、
ほむほむの前で善人のふりをしていたいのならば避けるべきだ。
常に恐怖を与えると言う楽しみ方もあるのだが、
魚の餌にするならば、その直前までは幸せに飼育する方がよいだろう。
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さて、親ほむと親まどが見つかれば、その二匹も水槽の中に入れてやる。
「ホムッ?」「マドッ…」「ホミャァ~」トテテ「オカアサン♪」「コドモ」ナデナデ「ホムー」
すると今度は水槽の外の仔ほむ達が騒ぎだす。
「ホミュゥ…」「オカアサン…」「ホミャア~」「マデョ~」「ママァ~」
この仔ほむや仔まど達が水槽の中のほむほむ達の家族だ。
このやり方を応用すれば、ほむほむの交遊関係が比較的容易に把握できるのだ。
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親の目の前で子供に火を着けたり、切り刻んだ母親の死体を子供に食べさせる等々…
ほむほむの家族や恋人が分かっている方が、ほ虐をより楽しめる事は言うまでもあるまい。
私はほむほむの家族を小型の水槽に入れた。
成体のほむほむも欲しかったので、若いほむほむを適当に選び水槽の中に追加した。
私は十数匹のほむほむを水槽に入れて、アロワナの水槽のある部屋に移動する事にする。
残りのほむほむ達は出番が来るまでの間は幸せに飼育してやるのだ。
同じ家の中で何が行われているかを知らせるつもりはない。
「ホミュ?」「マドォ…」「ヒッコシ?」「サミシイ…」「…バイバイ」「ホミャア~」「ミャドォ~」
ほむほむ達が仲間との別れを惜しんでいる。
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ペットショップで似たような経験をした事があるのだろう。
巣箱のほむほむ達が増えすぎた場合等に、
家族単位で新しい巣箱に移住させられた事があるのだろう。
もっとも今回は、そんな平和な別れではないのだが…
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「魚を見た事があるかな?」
ほむほむの木箱が置いてある部屋を出た後で、水槽の中のほむほむ達に聞いてやった。
ほむほむは知能が高く、人間の言葉をある程度までなら理解できる。
「ホムゥ?」「オサカナ…」「ミタコトナイ」「タベタコトナイ…」「ホミャア~」「タベタイ」「オサカナタベタイ♪」
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面白い事を言ってくれた。
このほむほむ達は、自分達が食べる側に立っていると思っているようだ。
無知は罪なり、とでも言ってやりたいが…
これは反面、ペットショップで良い教育をされていたとも受け止められる。
よし…
私とアロワナで、現実を教えてやろう。