その3
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homuhomu_tabetai
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「…ホミャアアァァァァ…」エグエグ…
「…マドマド…」ギュー… フルフル…
「ホムーッ!!ホムーッ!!」ブンブン… キョロキョロ…
逃げた先の壁で、まどまどが仔ほむを抱きしめて向こうを向き、その前にほむほむが立って腕を振り回しながら辺りを警戒しだしたのだ……
もう一度叩いてみた……反対に逃げて行ったがまた同じ行動を見せた。
「なんにも隠れるモノが無かったらこうするのか……一応、抵抗の意思表示は出すのか……」
「ホムーッ!!ホムムーッ!!」ブンブン… キョロッキョロッ…
「……この必死さがなんともいえないな……」
ここでまた疑問がわいてきた……実行してみる事にする。
「それなら……この状況ならどうする?」ジョボジョボ…
「ホムーッ!!ホッ!?ホムムッ!?」キョロキョロ… バチャンバチャン!!
「…マドマド…マドドッ!?」ビクッ! バチャバチャ…
「ホミュウウウゥゥゥ…」ピエェェ…ン…
水槽の中に大きめのペットボトルに入れた水を注ぐ……次は水があるときはどうするかだ……
「マドッ!?ホムラチャッ!!」ググッ!! バチャンバチャン…
「ホミーッ!?」フラフラ…
「マドカァ!!ホムムーッ!!」グッ! バチャバチャ…
「まどまどが仔ほむを持ち上げて、ほむほむがそれを支える……まず仔を守ろうとしてるな……」ジョボジョボ…
もう水は番の胸まで入った……必死に仔ほむを支え上げる番…………もちろんペットボトルには水はまだまだ入っている。
「ホムッ!!ホブッ!?ホブブー…」アップアップ… フラフラ…
「ホムラチャン!?マギョッ!!マグゥ…」ブクブク… フラフラ…
「ホミョオオオォォォォッ!?!?」メソメソ…
「番の顔が水から出るか出ないかぐらい入ったな……もういいか……」ジョボ…
水を入れるのを止めた……番はふらつきながらも仔ほむを二匹で支えている。
しかしふらつくたびに波が起こり、その波が番の顔を容赦なく襲う……仔ほむの身体も徐々に濡れだしてきたようだ。
「ホブッ…マドカァ…ホムホブッ…」「マドドーッ…ホブッ…チャン…」アップアップ…
「ホミャアアァァァ…」ピエェェ…ン… パチャパチャ…
「さぁどうする?水からどうやって逃げる?」スッ…
バンッ!!
ザザァッ…
「ホホッ…ボブウゥゥゥ…」「マギョオォォォ…」バシャーン!!
俺がまた壁を叩くと、大きい波が起こり番を飲み込んだ……
「ホミュアッ!?『ポチャン!』ホビュッ…ホミッ…ボミャアァァ…」プクプクプク…
「ホムムウウゥゥッ!?」「マギョオォォッ!?」フラフラフラ…
波の衝撃で番は仔ほむを落としてしまった……仔ほむはもがきながら沈んでゆく……
「あれっ?仔ほむって泳げないのか?」
すると……
「マド…ガァッ!!ホムッ!!『バチャン!』バチャバチャバチャ…
「…ホムップ!」 ホヒッホヒッ…
「…ホブ…ラジャ…ンッ!!『バチャン!』バチャバチャバチャ…
「…マフッ!」バシャ… ハヒッハヒッ…
「……なにやってんだこいつら?」
番は小さくジャンプして頭から水に潜るような行動を取りだした……しかし全く潜れずに、手足が水の表面をむなしくかき混ぜるだけになっている……
「……」ユラユラ…
いつの間にか沈んでいる仔ほむが動かなくなり、水の動きに併せて漂い始め……番の足元をすり抜けた……
「ホムッ!?ホムホッ…『ツルン!』ボバァッ!!」バチャン! ブクブク…
「マドッ!?マドッ!!」バシャッ!!
急いで仔ほむに追いつこうとしたほむほむが足を滑らせて、豪快に倒れこんだ……ホントになにやってんだよ……
「ボフッ…ホッ…ブッ…」バチャバチャ…
「ホムラチャッ!!『ゴンッ!』マビュッ…」バチャーン! ブクブク…
体勢を立て直そうと暴れるほむほむの腕が、ほむほむを助けようとしていたまどまどの顔面に当り……まどまども水の中に倒れてしまった。
「……」ユーラユーラ…
その間も仔ほむはどんどん番から離れてゆく……
「……こいつらは必死なんだけど、なんかグダグダだなぁ……見てると面白いけど……」
…ホビャアアァァ…マギョオオォォ… バチャンバチャン…
「仔ほむだけが泳げないのかと思ったら、親も泳げないって……そろそろ助けてやるか……」スッ…
「ホビョオオォォ…『ガシッ!』…ホムッムウウゥゥゥ…」ジタバタ… プラプラ…
「もう水から出たから暴れるな!水を撒き散らすな!」ポイ!
「ホベッ!!」ポテッ…
「ほら!お前もだ!」スッ…
「ホブラッ…ジャッ…『ヒョイ!』…マドオオォォォ…」ジタバタ… プラプラ…
「……ったく……ほれ!」ポイ!
「マギャッ!!」ポテン…
番を救い出しておがくずの入っていた水槽に放り込む……番は起き上がれず、そのまま突っ伏している。
「……あとは仔ほむなんだが……死んでるんじゃないか?」スッ…
ブチュッ!
「あっ!?またか!?……仔まどと同じように潰れちゃったぞ…………未熟児って……華奢すぎるだろ……」バチャバチャ…
水の中で指を洗う……仔ほむが生きていたのか死んでいたのかはわからなくなった……
「……まぁ、済んだことは仕方ない……そういやメシ食ってなかったな……腹減った~……」スタスタスタ…
俺は水の入った水槽を持って洗面所に向かい水槽を洗った後、メシを食いに出かけた。
・・・・・・・・
「……ふぅー……うまかった……ん?」スタスタスタ…
近所のラーメン屋でメシを食って帰ってきたら、なにやら水槽が騒がしい……
「ホムーホムー!!」「マドーマドー!!」ペチペチペチ…
番が並んで壁を叩いている……交尾前に戻ったな……
「おう、お疲れさん!お前らも腹減ったんだな……ほら!」パラパラ…
「ホムムー///」「マドン///」ヒョイ… ポリポリ…
「結構運動したもんな……俺を待たなくても、おがくずの中に埋まってる種を食えばいいのに……」
「ホムホム…」「マドマド…」ポリポリポリ…
「……そのうち芽が出るぞ……」
・・・・・・・・
……種を食べ終わった番は、今はまた交尾の真っ最中だ……
「ホムウウウゥゥゥ///マドカァアアァァァーッ!!」ヘコヘコ…
「マドオオォォォ///ホムラチャアアァァァーッ!!」パコパコ…
ドンッ!!
「ホビャアアァァッ!?!?」「マギャアアァァァ!?!?」ヨタヨタ… ヘコヘコ… カクカク…
……つながったまま逃げていったな……今度は最後までつながったままで居られるか確かめるか……
バンッ!!
…ホミョオオォォォォ…マギョオオォォォォ… ヨタヨタ… ヘコ…パコ…
「終わり」