異世界の扉

ここでは、世界の中心ハニームー学園の舞台となる世界に存在する、異世界の扉について説明する。

異世界の扉

異世界の扉とは、様々な場所に突然開く、異世界へ通じる穴のことである。
この異世界の扉は世界中に存在し、意思のある生物が穴に触れることによって、その生物を異世界へと強制的に転移させる。
通じている異世界は様々であり、この世界に存在する八百万の種族のほとんどは異世界から移住してきた種族である。
この世界と異世界には、正式な国交があるが、異世界の扉では移動する生物が身に付けている物しか一緒に転移されないため、貿易などの大規模な取引は無い。

また、この数百年の間、新たに異世界の扉が発見されたという報告は無い。

人工的な扉

この世界では異世界の扉を研究し、人為的に異世界の扉を開けないか、という研究が成されている。
実験が成功したという例は未だに無いが、空間関係の魔法を組み合わせることによって、非常に小さな人工世界を作ることには成功している。
使用者の魔力に依存した大きさの世界が出来上がるため、多くは家一軒程度の広さの空間が出来上がるだけである。
が、人工とはいえ異世界であるため、周囲に影響の出るような魔法実験を行う際などに安全な実験場所として有効活用されている。

異世界の扉の扱い

異世界にはこちらの世界には無い新たな技術、魔法、貴重な資源などの存在する世界もある。
そのような扉は国家の資産として厳重に管理されており、また1000年戦争以前は異世界の扉を巡って戦争まで起きることもあった。
ただし、現存する異世界の扉のうち8割程度はこちらの世界と似たような資源か、大昔に開いたためもう既にこちらの世界に馴染んだ技術体系などが存在した世界である。
そのような世界に通じる異世界の扉は一般開放されており、簡単な身分証明書を提示すれば自由に通行が可能である。
最終更新:2013年06月05日 10:12