#contents() #vote2(time=30[0],いいね!) *概要 「環境構成」とは、学習に取り組みやすくなるような物理的環境を選んだり整えたりすることである。[[全般]]の項にも記載があるようにZimmermanによると「環境構成」は、学習中に生じ集中と遂行に作用する過程である学習の遂行段階における学習の一般方略(勉強を行う上での作戦)の一つである&footnote(自己調整学習研究会、「自己調整学習-理論と実践の新たな展開へ-」,北大路書房,2012)。 *基本テクニック **河野玄斗の「勉強効率を爆速であげる方法」 [[集中]]の項にも記載されているが、「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」の著者である河野玄斗は「勉強効率を爆速であげる方法」として次を紹介している。 ・「楽しく勉強する」という考え方は、ストレスを減らすのに役立つ。勉強している最中に別のことが頭に浮かんでしまうと勉強の効率が落ちる。誰しも一度は睡魔との闘いや、スマホの誘惑などを抱えて勉強したことがあると思うが、なるべくストレスを減らすことが重要。眠い時、不安を感じそうになったときは、まずは、すぐ寝ることを勧める。スマホが気になってしまうときには、スマホを家に置いてカフェで勉強するなど思い切って環境を変えることも一つの手段。音楽を聴いた方がストレスなく勉強に臨めるなら、それも良い。落ち込んでいる・集中できないといった際、作業系のカフェミュージックなどでリラックスして気分を緩めるなど、自分の気持ちを音楽で管理するのもよい。 **水上颯のスマホとの付き合い方 「[[東大NO.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣]]」の著書である水上颯は、「スマホ」との付き合い方について、情報収集やコミュニケーションの質を高める非常にいいものであるとしつつ、接し方次第では無為な時間を送ってしまうのが怖いところであると指摘している。 そうしたことにならないように、単純で一番効果がある方法として、スマホについては&bold(){「手の届くところに置かない」という状況を作るのがよい}としている。具体的には、勉強に集中したいときには「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリで、決められた時間が経つまでロックを解除できなくしているという。 #include(スマホをやめれば魚が育つ) ほかにも決められた時間まで絶対に開かない箱「[[タイムロッキングコンテナ]]」にスマホを入れる方法も紹介している。 #include(タイムロッキングコンテナ) また、アプリの見直しも大事であるとし、&bold(){とくに「よく使うアプリがあれば削除してしまう」ことを勧めている}。例えば、TwitterやYouTubeアプリは削除してもブラウザ上で利用することができ、ただ、検索してサイトを開くというひと手間が必要になる分だけ、気づいたら長時間使っているということが起こりにくくなるのだという。 *参考にした本 #include(東大NO.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣) #include(自己調整学習 理論と実践の新たな展開へ) *みんなの攻略方法 実践テクニックを紹介する欄。 ※管理人も収集した情報を書き込みますが、読者も自由に追記してくださいね♪ #blockquote(){(記載例)【10代 高校生 佐藤太郎(ニックネーム)】 私は、○○の時には○○することで○○しています。} #blockquote(){【医学博士 吉田 たかよし】https://passnavi.evidus.com/article/study/201904/ 〇自宅の"外"に勉強場所を開拓する 勉強場所は固定しない!気分や目的に応じて決める ・学校の図書館・自習室~適度に集中&リラックスできる ・地域の図書館・カフェ~雑音のある環境にも慣れる ・塾・予備校の自習室~ダラけ防止には最適な環境 ・通学時間~景色の移ろいが記憶を強化 ・公園~緑や開けた空間がプラスに 〇自分の部屋を受験仕様に改造する 「ごちゃごちゃ」は厳禁! スッキリ整理で脳力アップ ・カーテンは青系の色に ・志望校の写真を置く ・本は科目ごとに並べる ・照明は明るい昼光色に ・机周りはシンプルに ・椅子は座り心地の悪いものを ・気が散るものは布で隠す 〇生活空間を受験勉強に活用する 自宅内でも場所を使い分け、学習効率をアップさせる ・お風呂ではスマホを活用 ・トイレでは苦手科目を ・玄関には標語を貼る ・廊下に貼って情報整理 ・行き詰まったらリビングで 〇学習環境づくりに役立つアイテムベスト5 ・ストップウォッチ~時間にシビアになるために有効 ・ブックスタンド~自然と視線が上がり、心身ともに快適な状態で勉強ができる ・ホワイトボードシート~勉強中は、ときどき「立つ」ことを意識しよう ・アイマスク~目の疲れは肩こりなどの原因にもなるので、こまめに目を休ませることが重要 ・耳せん~どうしても周囲の音が気になって勉強に集中できないというときは、耳せんで音を遮断 } #blockquote(){【lacicu 松永 佳子】https://www.lacicu.co.jp/blog/category/management/educational_affairs/p6149/ 1.なるべく勉強部屋を作る 2.集中力を奪うスマホや漫画は勉強する空間に置かない 3.筆記用具や参考書など、必要なものだけを置く 4.筆記音やノートをめくる音を流す } *コメント #pcomment(reply,学習環境/コメントログ)