絞る | 覚える情報を徹底的に厳選する |
変換する | 情報の姿・形を覚えやすいように変える |
繰り返す | 情報に触れる回数をできるだけ増やす |
原則1 | 「最初」は覚えやすい | 最初の方が覚えやすい傾向があり、これを「初頭効果」と呼ぶ。 |
原則2 | 「最後」も記憶しやすい | 最後の方も想起しやすい傾向がある。これを「親近効果」と呼ぶ。 |
原則3 | 「ユニークなもの、目立つもの」は記憶しやすい | 目立っていて頭の中でパッとイメージが浮かぶものほど、そして、イメージが多感覚的であるほど記憶に残りやすい。これを「フォン・レストルフ効果」と呼ぶ。 |
原則4 | 「繰り返されたこと」は記憶しやすい | 繰り返しによって、同じ言葉同士の結びつきが強化される。 |
原則5 | 学習の中盤で学ぶことは記憶しにくい | 学習法を工夫しないと、真ん中の記憶がすっぽり抜け落ちてしまいかねない。 |
原則6 | 関心の高いことは記憶しやすい | 関心や興味のあることほど、記憶に残りやすい。 |
1 | 計画的に休憩をとって「初頭効果」と「親近効果」を活かす |
2 | 連想による関連付けをする |
3 | 興味を持って学ぶことで、学習意欲を高める |
4 | 重要なポイントは繰り返す |
イメージする力を高めるための基本原則 | |
原則1 | ”五感”を活用する |
原則2 | 大げさに"誇張"する |
原則3 | ”リズムと動き”を活用する |
原則4 | カラフルに”色”を付ける |
連想力を生かすための基本原則 | |
原則5 | ”数字”を活用する |
原則6 | ”記号”を活用する |
原則7 | ”順番”をつけ”パターン化”する |
右脳と左脳の両方を活用するための基本原則 | |
原則8 | ”魅力的”なイメージにする |
原則9 | ”ユーモア”を活用する |
原則10 | ”ポジティブ”なイメージにする |
1 | 罫線のない大きめの紙を横長に使い、これから作成するノートのトピックやテーマを要約するカラフルなイメージ(セントラル・イメージ)を紙の中心に描く。 |
2 | セントラル・イメージから直接(すきまなく)、自然な曲線を描く太い枝(メインブランチと呼ばれる)を伸ばす。 |
3 | メインブランチのすぐ上に、太く大きい字でキーワード(本の各章の見出しに相当する包括的な言葉)もしくはキーイメージを記入する。 |
4 | それぞれのメインブランチの先から、枝分かれさせてサブ・ブランチを伸ばし、その上にキーワードかキーイメージを記入する。ブランチの太さ、文字の大きさと太さに変化を付け視覚的リズム感を出し、中心は太く大きく、外側は細く小さくする。また、すべてをすきまなくつなげる。 |
5 | ほぼ完成してから、関連個所を矢印でつないだり絵を加えたりして、記憶しやすくなるよう工夫する。 |
1 | 覚える単語をイメージ化する |
2 | イメージ化した単語で話を作る |
「黒電話」が鳴ると「時計」がものすごい速さで動き出した。空からは「エレキギター」が降ってきて、「穴の中にいる猫」にあたると、猫は口から「てんとう虫」を吐き出した。
【ステップ1】 仕込み |
身近な場所を選ぶ。そしてその場所のどこ(プレイス)に、どの順番(ルート)に記憶すべきものを配置するかを事前に決めておく。これを「場所づくり」という。身近な場所としては「自宅」が挙げられる。自宅を例に考えるとドア、玄関、洗面台、トイレ・・・などをプレイスとして設定し、ドアから入って近い順にルートを設定することが考えられる。遊園地や大学のキャンパスなどを活用し広い場所で長いルートを作ることもできる。 |
【ステップ2】 覚えたいものをプレイスに置く |
覚えたい単語などを「仕込み」で設定したプレイスに頭の中で、順に置いていく。置く際には、文字情報ではなく、イメージとして置いていく。プレイスに物をおくときは、俯瞰的に置くよりも、自分の目の前にプレイスがあり、そこに覚えるものがあるイメージをすると記憶に残りやすい。 |
【ステップ3】 ルート通りに思い出す |
思い出す時には、頭の中でプレイスをルート通りにたどり、何を置いたかを思い出していく。 |
間隔練習 | 間隔をあけて学習を行い、少し忘れてから思い出そうと努力することで、記憶がさらに強化される。 |
交互練習 | 二つ以上の科目を交互に学ぶもの。交互学習は、集中練習のように成果を実感できず、使われることが少ないが、集中練習より交互練習の方が習熟と長期間の記憶の維持に役立つことがわかっている。 |
多様練習 | 様々な条件での学習。例えば、計算問題の数字を変えて解きなおすなど。 |
アウトプット勉強法 | アウトプットは、より一層、しかも格段に長期記憶へ移行しやすい方法。単語を覚えるときは1単語に1分かけて1回チェックするより、10秒かけて6回チェックしていった方が、断然記憶に定着する。なるべくアウトプットの回数をふやせるような工夫をすべき。 |
語呂合わせ | 語呂合わせには「平成以降の総理大臣全員」などの複数の単語を覚えるものと「マルクス・アウレリウス・アントニウス」のような複雑で長い単語を覚える2種類がある。前者は、ストーリー仕立てにして暗記単語をつなげていく。後者は、一言一句間違えてはいけないので、正確に思い出せるよう複数の語呂合わせを用意する。 |
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(記載例)【10代 高校生 佐藤太郎(ニックネーム)】
私は、○○の時には○○することで○○しています。
*1 自己調整学習研究会,「自己調整学習 理論と実践の新たな展開へ」,北大路書房,2012
*2 碓井孝介,「図解でわかる 暗記のすごいコツ」,日本実業出版,2018
*3 トニー・ブザン,「マインドマップ記憶術」,Discover,2009
*4 青木健,「記憶力日本チャンピオンの超効率 すごい記憶術」,総合法令出版,2020
*5 桑木野幸司,「記憶術全史 ムネモシュネの饗宴」,講談社,2018
*6 ピーターブラウン&ヘンリー・ローディガー&マーク・マクダニエル,「使える脳の鍛え方 成功する学習の科学」,NTT出版,2016
*7 樺沢紫苑,「学びを結果に変える アウトプット大全」,サンクチュアリ出版,2018