ヴァレリー・ツェペシュ

ギャスパーの幼馴染で、ツェペシュ王家のハーフヴァンパイア。

ギャスパーと同じくデイライトウォーカーである
端整な顔立ちをした赤い双眸の美女。
外見はイッセーよりも3つぐらい歳上に見える模様。

吸血鬼の二大派閥「ツェペシュ派」に属しており、クーデターの末に新たなトップに就いたがそれは表向きのことに過ぎなかった。
男尊主義のツェペシュ派では初の女性君主で、かつハーフであるという異例の存在。

かつてギャスパーが「忌み子」として城に幽閉されていたときに生活を共にし、着せ替え人形にして遊んだのがギャスパーの女装趣味の切っ掛け。
後にギャスパーを外に逃がすのに尽力した恩人のような存在だが、ギャスパー・バロールにとっても意識覚醒の恩人であったことが語られる。

ギャスパーが出奔した後に神滅具幽世の聖杯」の力に目覚める。
その力を兄マリウスによってツェペシュ派吸血鬼の強化に利用され、カーミラ派からは討伐の対象とされていた。
聖杯の乱用の影響でもはや正気を失いつつあり、深刻な精神汚染によって「見てはいけないモノ(亡者)」が見え始めていた。

マリウスの手によって聖杯を抜かれたことで一度は死亡したかと思われたが、身に宿していた聖杯が3個ワンセットの亜種だったために一命を取り留めていた。
しかし、マリウスだけでなくリゼヴィムにも聖杯を抜かれていたため、マリウスから取り返した聖杯を戻しただけでは意識が戻らず、アザゼルの見立てでは意識を取り戻すには3個全てを揃える必要があるとされていた。

意識不明の状態でグリゴリの研究施設に保護されていたが、ストラーダから渡された「本物の聖杯」のかけらを利用して意識の覚醒に成功する。

それ以降は神器の使用をやめたこともあって亡者の声は聞こえなくなり、精神の安定を取り戻している。
回復後も安静を強いられ、特定の領域内から出ることはできずにいたが「邪龍戦役」では聖十字架を貸与され、敵に悪用される聖杯を取り戻すためギャスパーの護衛付きで出陣し見事にその役目を成し遂げる。
それ以降はすべての聖杯が体内に戻ったことと「本物の聖杯」の補助も得たことで生命の危機を脱し、さらに無理をしなければ安定して聖杯の力を使えるようになる。

アザゼル杯」では「リアス・グレモリー」チームの「僧侶」枠として出場。
聖杯の力を応用した回復役として活躍する。

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最終更新:2022年03月25日 04:04