身長:150cm
体重:40kg
誕生日:3月14日
種族:
転生悪魔(ハーフヴァンパイア)
ランク:「僧侶」(
変異の駒)→「王」
金髪と赤い双眸をしている美少年で、「デイライトウォーカー」と人間のハーフ。
駒王学園高等部の1年生→2年生。
イッセーからは「ギャー助」、
小猫たちからは「ギャーくん」のあだ名で呼ばれる。
悪魔としての階級は
下級悪魔→
中級悪魔→
上級悪魔。
女装趣味がある「男の娘」。
水着も女性用のものを使用するなど、その女装趣味は筋金入りであり、
アザゼルが引き起こした「性転換実験」では、「
おっぱいがほしいです」と宣言していた。
学園のクラス内では人気が高く、
冥界でもそちらのコアなファンが多数いる。
吸血鬼の名門であるヴラディ家の出身であるが、母が人間であったため、純血を重視する
吸血鬼の社会では親兄弟からも差別的な扱いを受けており、身に宿る神器のせいで人間社会でもバケモノ扱いされていた。
同じハーフヴァンパイアで幼なじみの
ヴァレリー・ツェペシュの尽力によって吸血鬼の国から脱出するが、ヴァンパイアハンターの手に掛かって命を落とし、
リアス・グレモリーに救われて悪魔に転生する。
そういった経緯から重度の対人恐怖症となり、封印が解けたばかりの頃は外出することを嫌がっていた。
怯えてよく段ボールに隠れていることから、ついたあだ名が「段ボールヴァンパイア」。
この姿が劇場版「魔法少女マジカル☆レヴィアたん」の監督の琴線に触れたことで、当初の予定とは変わってラスボスの「段ボールヴァンパイア神」として映画に登場することとなる。
当初は引きこもり期間が長かったために戦闘経験に乏しく咄嗟の判断が苦手だったが、激戦を乗り越えることで克服している。
リアスの配下になった当初は、神器をコントロールできなかったことと、リアスがギャスパーを制御できなかったため、駒王学園旧校舎の一室に封印されていた。
そのため1巻からその存在は示唆されていたオカ研初期メンバーだが、初登場となる4巻までイッセーは会ったことがなかった。
しかし
ライザー・フェニックスと
コカビエルとの歴戦でイッセーが活躍し、冥界の上層部がリアスの力を認めたことで封印が解かれる。
封印解除後は
アザゼルが組んだ「引きこもり脱却計画!」などを経験するうちに徐々に人付き合いができるようになり、今では旧校舎を出て兵藤家の近くのマンションで木場と同居している。
グレモリー眷属の貴重な稼ぎ頭で、イッセーたちよりも業績は上。
主にパソコンを介して人間と契約を取っているため、パソコンの扱いが達者。
また、好きな漫画やゲームの紹介動画を自分で編集し、匿名で動画配信サイト「デビチューブ」に投稿している。
封印解除後、厳しくも親身に関わりあったイッセーのことを尊敬しており、彼によく懐いている。今ではイッセーの弟分であり、根性面で相当に「イッセー化」している。
バアル戦ではゼノヴィアが「
デュランダル砲」のチャージを行う時間を稼ぐために満身創痍で立ち上がり盾役を果たし、「
禍の団」に小猫、レイヴェルと共に攫われた際には、体を張って2人を守っている。
自身の神器がイッセーの「乳語翻訳」「洋服破壊」と組み合わさると凶悪な効果を発揮するということもあり、実戦でもしばしばペアで行動する。
同級生の黄龍はライバルであり、たまに組手をしてお互いを高めあっている。
吸血鬼の派閥「ツェペシュ派」の少女
ヴァレリー・ツェペシュとは幼なじみであり、派閥争いのあいだで翻弄される彼女を救うべく、向かったルーマニアでみずからも吸血鬼同士の争いとその影で暗躍する「
禍の団」の企みに巻きこまれる。
この騒動時に、ヴラディ家追放の真の理由も明かされたあと、戦いの中でギャスパー・バロールとしての人格を完全に覚醒させ、再会した父や祖国と決別し、意識不明のヴァレリーを救うべく聖杯の奪還を決意する。
19巻でストラーダに渡された聖杯の欠片の効果でヴァレリーの意識を取り戻せたときは涙を流して喜び、それ以来彼女の世話を甲斐甲斐しく焼いている。
分類ではテクニックタイプに近いサポートタイプだが少々特殊な立ち位置であり、ゲームでは神器の使用がルールで禁じられることも多いため、肉体を無数のコウモリに変える能力を使って小猫と共に索敵要員としても活躍する。
姿は鏡に映り、影も見え、ニンニクや水場も弱点というよりは苦手といった程度だが、
シトリー眷属とのゲームの時に大量のニンニクを使われて最初にリタイアさせられたため、ニンニク嫌いを治すための特訓も行なっている。
第4章以降はバロールの力で戦闘することが増えて眷属内でも最強格の実力者に成長し、最終章では修行を積んだことで腕などの体の一部だけを闇で覆って強化する「バロール部分変化」を編み出し、ほぼ生身のままでパワータイプの役目を果たせるようになる。
「
地獄事変」後に
上級悪魔へ昇進した際、イッセーやリアスのような立派な悪魔として眷属を作ってみたいと考えたため、独立はしないまま「
悪魔の駒」の授与を受け、眷属探しを開始する。
主のリアスへの呼び方は今まで「部長」だったが、22巻の卒業式以降「リアスお姉ちゃん」と呼ぶようになる。
「
D×D」人気総選挙での順位は、男キャラ部門6位。
ギャスパー・バロール
闇ギャスパーこと、
ギャスパーの中にいるもう1人のギャスパー。
彼の存在がヴラディ家がひた隠しにしていたギャスパー追放の真の理由であり、ギャスパーの転生に「
変異の駒」が必要だった理由でもある。
生まれたときのギャスパーは、人の形をしていない黒く蠢く不気味な物体であり、禍々しいオーラに包まれた形容しがたい存在であった。
それを見た母は自分の胎内に宿っていたモノの異形さに精神に異常をきたし、数時間後にギャスパーが通常の赤ん坊の姿に変化したときにはショック死していた。
出産に立ち会った産婆を含めた従者たちも数日以内に次々と変死し、父は生まれたばかりのギャスパーが周囲の者に無意識に力を使い、呪殺したのだろうと推測している。
その正体は、まだギャスパーが母の胎内にいるときに「魔神バロールの断片化された意識の一部が宿って生まれた存在」であり、ギャスパーが「停止世界の邪眼」を持って生まれたのも、バロールの力が神器を引き寄せたためではないかとアザゼルは推測している。
自身のことはバロールであってバロールではない「ギャスパー・ヴラディ」だと断言し、神性はすでに失われて魔の力のみが残った存在だと語っている。
自身の意識の覚醒にはヴァレリーが関わっているらしく、当時まだ「
幽世の聖杯」の力に完全に目覚めていなかった彼女が、無意識のうちにその力を使ったのではないかと考えている。
そのため、表のギャスパーとは違った意味でヴァレリーのことを恩人だと認識している。
こちらの意識の際は、声のトーンが低くなって口調が大きく変わり、性格も好戦的かつ冷酷で、敵に対しての容赦がなくなるが、仲間想いな点は変わらず、
オカルト研究部のメンバーやヴァレリーのことは決して傷つけないと誓っている。
作中では、「
禍の団」の
ゲオルクからイッセーが死んだと教えられた際にはじめて表出し、ショックから「すべてを闇に染める力」を解放し、ゲオルクが使う
魔法と神滅具の能力すべてを無効化させたことで、
サイラオーグをしても「化け物のたぐい」と戦慄させる。
その後の
グレンデル戦で一瞬だけ発動し、吸血鬼マリウス・ツェペシュ戦を経て自我を完全に確立させ、
グレモリー眷属と対面する。
この意識がでてきているとき、ギャスパーの姿は闇のオーラを放つ5メートルはある
ドラゴンに酷似した巨体の生物に変わり、闇の領域を形成して闇の魔物を無数に生みだして使役する。
バロール自身はこの姿を「
禁夜と真闇たりし翳の朔獣」と名づけており、あまりにも「
停止世界の邪眼」の力を逸脱した能力であることから、後に14番目の新規
神滅具として認定されている。
この状態ではイッセーと視界を共有できる能力をもち、かつてイッセーが「
覇龍」と化して暴走したときに使った時間停止の力は、視界で繋がった自分の能力であったと語っている。
本体は口の部分から闇のオーラを吐き出して攻撃するほか、イッセーに感化されたのかその巨体を活かすために近接戦闘の訓練も行っており、量産型
グレンデルを圧倒するほどのパワータイプに成長する。
さらに、リアスと合体する「
禁夜と真闇の滅殺獣姫」を開発しており、彼女の影に潜んで待機する能力も習得している。
ギャスパー・バロールの力を見た
ヴァーリはリアスに、近い将来眷属の使用制限がかけられるだろうと語り、イッセーよりもよっぽど危険な存在だと指摘する。
最終更新:2022年06月01日 18:11