企画院

企画院(きかくいん)は、1941年8月から1945年8月まで設置されていた、第2次世界大戦時の日本における戦時行政を所管する内閣総理大臣直轄の行政機関である。

概要

企画院は、1941年8月に成立した戦時行政特別法に基づき設置された行政機関である。内閣総理大臣の直轄機関で、企画院総裁を長とした。第2次世界大戦中は、警察権を背景に、産業統制、労働者統制を担い、戦中ファシズムの根幹として役割を果たした。ある見方では、強大な陸軍海軍に行政文官が対抗するための組織であったとされる。
1945年8月の終戦後、終戦連絡会議に伴って設立される終戦連絡事務局に組織機能を移管。1945年の年内をもって所管機能は、警察庁をはじめとする諸機関に分離された。

組織図

総裁室 警務部 保安部 高等警察部 産業部 国民労農本部
総裁室長
総裁室次長
文書課
人事課
会計課 統制連絡課 労務対策課
秘書課

関連人物

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企画院官僚
最終更新:2025年09月11日 14:37