(へえ、中々どうして面白そうなことやってるわね……。)
時間はリンクがピーチを逃がす少し前まで遡る。
駅という舞台上の4人目の登場人物、佐々木ユウカは敵の攻撃をじっと観察していた。
(あの緑の服の人は騎士なのかしら?あっちのサイボーグっぽいのは何?能力者?ロボット?)
片や映画でも見ないような剣術を使い、片や能力者でも使えないような複数の能力を操る。
残念ながら、自分の能力では全滅させるのは到底難しいことは、嫌でも伝わってきた。
(どっちかに取り入って、どっちかを倒すべきだと思うけど、どうすればいいかな……。)
見た所話が通じそうなのは緑の服と、ピンクのドレスの方だという印象を抱いた。
だが、サイボーグの方が善だという可能性もあるかもしれない。
どんな状況でも対処できるように、『ネクロマンサー』で使役できる虹村形兆の、それまた使役する超小型の兵隊を何体か出しておいた。
現在いるハイラル駅は、さながら中世の城か栄えた城下町でもあるかのように、駅に似つかわしくないほどに、石造りの柱が多い。
即ち、隠密行動に適した場所だ。
「緑の勇者よ!!どうか無事で!!」
「あなたこそ怪我の無いように!!」
そんな場所に、二人の言葉が響き渡る。
(いいなあ……、私もシンジとあんな風に言葉を掛け合いたかったよ……。)
緑の剣士が桃色の姫にかけた言葉を、羨ましがるユウカ。
その想いは、ラブ・ロマンスを夢見る年ごろの女子さながらだった。
最も、そのシンジから激励の言葉をかけてもらう可能性を永久に閉ざしたのもまた、ユウカの本人なのだが。
(いや、待って!?)
その時、歪な恋をする乙女に浮かんだのは、支給されていた死骸であった、ある少女から取り入れた記憶。
見せしめにされたイリアという少女は、確かにあの緑の服の男を想っていた。
時に男が持っていた愛馬の世話をしながら。
一度記憶を失ってしまうも、男の尽力もあって記憶を取り戻した。
そして旅の役に立つようにと、記憶が戻るトリガーになった馬笛を、男に渡した。
(もしそうだとしたら……)
桃色のドレスの女性は、既に想い人がいたはずの男を誑かした、吐き気催す売女だということになる。
かつて自分からシンジを奪ったがために殺した、最早名前さえ覚えていない女の様に。
(恋する女の敵ね。許さない赦さないゆるさないユルサナイゆるさない許さない………)
ギリリと歯を鳴らし、細い手に力を籠める。
腹の奥に、毒蛇の様に禍々しいものが渦巻く。
ピーチは別にリンクに対して恋愛感情など覚えていないし、リンクもまた然り。
そしてシンジ本人はユウカを好きな相手どころか、気持ちの悪いストーカーだと思っていた。
しかし事実はどうであれ、ユウカの心の中ではそうなっていた。
「あなた、何をしているの?」
ユウカのイメージとは異なる、穢れの一つも感じさせない声が、呼び止めた。
しかしその目は怪しんでいる。
「あ、あたしは佐々木ユウカって言うの。こ、この駅で、何が起こっているの?」
とりあえずあたかも何も知らなかったかのように振舞うことにする。
「戦いが起こっているって音で分からないの?ここにいると危険だわ。」
ピーチはそのまま自分を連れて駅の外へ出ることにした。
しかし、その歩き方は、どこか様子がおかしかった。
(そういや……足を怪我していたわね。)
忘れていたことだがそれは、嬉しいニュースだった。
どうやらこの阿婆擦れは、見た所それなりの反射神経こそあるが自分の様な能力者でもない。
加えて移動が制限されているという以上、殺すのはそう難しくない。
剣士とサイボーグの目の届かない安全地帯で、世界中の恋する乙女に代わってゆっくりと殺し、死体は近くの湖に投げ捨てようと画策していた所で、またも声を掛けられた。
「ところであなた、さっき嘘をついたわね?ずっと長い事この場所にいたんでしょ。
「!!」
「大方私達が倒れるまで高みの見物決め込んで、それから勝ち馬にでも乗るつもりだったのかしら?」
自分が戦いの様子を長いこと伺っていたことを言われ、胸がドキリとする。
だが、カマを掛けられただけの可能性もあったため、とぼけることにする。
「はぁ?どういうことよ。」
「なーるほど。じゃああそことあそこにある玩具の兵隊さんは、あなたとは関係ないってことね。来たばかりであそこまでたくさん置くことは出来ないもんね。」
目線の先にあったのは、バッド・カンパニーの兵隊のうち一人。
(……!!)
「言っておくけど私がここに来たときは、あんな人形なかったわよ。」
「ご、ごめん。」
ユウカはすぐに自身の細いうなじが見えるほど深く頭を下げた。
屈辱で仕方が無かったが、そうせざるを得なかった。
「確かにうそをついたのは事実よ。けれど、漁夫の利を狙おうとか、そんなことは考えてないわ。」
ピーチの目線がユウカに釘付けになった瞬間、背後から兵隊の銃が火を噴いた。
しかし、フライパンの一振りでその一撃は防がれる。
「頭を下げて目線がバレないと思った?さっきから私じゃなくて後ろを見ていたことくらいわかるわよ」
ユウカとしては一つ肝心なことを見落としていた。
本来なら参加者の中では戦力が下から数えた方が早いピーチが、数少なく他者に劣らないでいる点に、「観察力」があったということを。
メガバッテンのアジトに囚われていた時、常に辺りを観察することで、敵から情報を盗んだり薬を作ったりして、活路を開いてきた。
時には敵組織のボスの机まで探るほどの度胸と探求心、そして観察眼はこの世界にいてでも使えることだった。
リンクとバツガルフが戦っている間も、ただ案山子の様に突っ立っていたわけではなく、第三者からの攻撃を警戒していたのだ。
戦場から退いた理由には、確かにリンクの戦いに協力するのが難しいということもあったが、影でチラチラ様子をうかがっていたユウカの正体を探りたかったからだ。
「良く分かったわね。」
「あなたの詰めが甘いだけなんじゃなくて?」
なんでこんな奴(ビッチ)に言いくるめられないといけないんだ、と思いながら、反撃となる言葉を紡ぐ。
「一理あるわね。だけど、強くもないのに私の敵意をバラすあなたも、詰めが甘くない?」
ユウカの言葉と共に、駅の入り口付近の陰からぬっと現れた形兆が、ピーチに襲い掛かる。
「ユウカに近づくな。」
そう言った長身と黒服が印象的な男は、ピーチに殴り掛かった。
それをフライパンで受け止めるピーチ。
名簿に写っていた記憶が無い人物だったため、一瞬戸惑うも、すぐに記憶違いか何かだと考えを改め、臨戦態勢に入る。
「一人じゃなかったわけね……。」
「その通りよ。あなた達も撃ちなさい。」
ユウカの命令通り、兵隊が、ピーチを銃で狙う。
しかし、姫は形兆の股下を姿勢を低くして潜り抜け、敵を即興の防弾幕にする。
慌ててユウカの指示は取り消された。
「やるわね。でもまだ新手の兵隊はいるわよ。」
形兆の拳を素早く躱すも、駅の方から20体ほどの兵隊、それにアパッチが空中から襲い掛かる。
(リンクが来るまで、凌いで見せるわ!!)
怪我してない足を踏みしめ、大きくジャンプしたピーチは、フライパンで上からアパッチを叩き落とす。
地面に落ちた勢いで、下にいた兵隊もダメージを受けた。
現れてからユウカが指示を出すまでタイムラグがあることに気付いたピーチは、果敢に銃弾を弾いていく。
バッド・カンパニーは確かに強力な能力だが、使い慣れているか否かでその強さが特に左右される。
現在の操作者であるユウカは、瞬時に指示を出せる反射神経も、軍隊配備に不可欠な几帳面さも持ち合わせていない。
無数の駒を操作する能力に関しては、死者を大量に操れるネクロマンサーの能力とも共通している。
しかし、かつて彼女が行ったのは、ゾンビを利用した人海戦術のみ。
元のスタンド使いがかつて展開したような戦術とは精密さの面で雲泥の差だ。
1体しか操れない死者と、数こそ多いが指令を出すのに手間がかかり、数も無限ではない軍隊。
別にユウカの頭の良さに問題があるわけではない。
彼女自身も敵の逃げ道を予測し、そこに軍隊を集めることぐらいは出来る。
だが頭脳の出来はどうであれ、将棋をやり始めたばかりの人間に戦術が編み出せないようなものだ。
(きっと逃げ道は包囲されているわね、やはりあの二人を倒すかが先決かしら。)
善戦しながらも、ピーチの顔には焦りが現れていた。
戦いにとって素人の彼女でさえ、ユウカの攻撃がどこから来るか見抜くのはさほど難しくない。
しかし、どこから攻撃が来るか、隙が出来るか分かっても、勝てるとは限らない。
加えてピーチは片足を怪我し、いつもほど動けるわけでもない。
支給品を取り出そうにも、その暇があれば少しでも抵抗に回したい。
このままではリンクが来る前に体力が切れるか足が動かなくなるかで、遠からず敗北する。
両者焦る中、駅の構内から爆音が響いた。
何も知らなければ戦車隊のスタンドを操れるユウカがしでかしたことだと思うはずだが、それはピーチが仕掛けたことだった。
何も知らないユウカは驚愕の表情を音の方向に向ける。
だが、その隙を逃すまいとピーチは特攻をかける。
凍傷と過剰な運動によって、片足が刃でもねじ込まれたかのように痛むが、そんなことを気にしはしない。
隙を作ってしまったことを気付いたユウカは、ピーチと自分の最短の直線に戦車隊を配置する。
だが、真っすぐ突撃するかと思いきや、走った先は形兆の懐。
(この人たち、連携が取れてない……!!)
2人の弱点として致命的なのは、連携が取れていないことだった。
かつてアジトに囚われていた時も、沢山いた軍団員の中から、人が少なくなっている場所をテックと共に分析していたピーチにとって、ユウカと黒服のぐだぐだな連携を見抜くのは容易だった。
「たああああああ!!」
戦車から放たれた砲弾は慶兆を盾にして回避し、今度こそユウカ目掛けてフライパンを振りかざす。
★★★★★★★★★★★★★★★★
「良いことを思いついた。丁度オマエを隣のケダモノと纏めて火葬してやろう。だが今までの非礼を詫び、あのオンナの首を持ってくるなら許してやってもいいぞ。」
「誰が……そんなことをするか。」
敵の言葉を拒絶するリンク。
だが、状況は絶望的だ。
そこへ、目に入ったのは奇狼丸の死骸の隣に置かれた、小さな箱。
さっきまでは目に留まるほど鮮やかな色をしたものは無かったはず。
もしかするとピーチが別れる時に残してくれたのではないか、と一縷の望みを胸にその小箱を開く。
「ふはははははははは!!今更そんなものに頼るとは惨めだな!!」
這い蹲って小さな箱に縋るリンクの姿を嘲笑う。
しかし、その笑みはすぐに消えた。
そこから、赤い色以上に鮮やかな、怪物が大量に現れたからだ。
「何だ……コイツらは!!」
バツバリアンより少し大きいだけのサイズしかない球状の怪物だが、問題は数の多さだった。
ぶつかっては自爆を繰り返す
怪物たちは瞬く間にバツバリアンの軍団を壊滅させた。
「くそ……バツバリアン展開!!」
新手を呼び出すも、相手の攻撃のペースの方が早い。
「なるほど……そういうことか……。感謝する。」
リンクはふっと笑みを浮かべる。
ピーチがひっそりと置いたのは、何の皮肉か別世界の王が騎士に渡した、ボムの指輪だった。
普段は小箱に入っているが、一度開けたら指輪に封じ込められていたモンスター、ボムの大群が、開けた者以外に襲い掛かる。
奇狼丸やリンクと共にいた時は、味方にまで襲い掛かってしまう以上、使うのが難しかったが、1対1の状況になって初めて、リンクに渡したのだ。
そこへ、出口の方から爆音が聞こえた。
ボムの爆発とは音の高さが違うので、瞬時にリンクも判別できた。
それまで動けなかったのが嘘のように機敏な動きで、バツガルフのトドメを他所に出口へ向かう。
助けを呼ぶ声あれば、会って数時間あるかないかの相手でさえ、這ってでも救いに行く、それが勇者の役目だ。
敵を倒せたか否かは終ぞ分からずじまいだが、追撃は来なかった。
しかし、安堵出来るどころか、不安な気持ちはますます膨らんでいく。
辺りには壊れた、最初に来たときは無事だったはずの壊れた柱がある。
それだけじゃない。
見知らぬ男が黒焦げになり、倒れている。
ピーチが正当防衛で焼き殺したとは到底思えない。
(頼む、無事でいてくれ)
丁度駅から出て石造りの風景が目に入らなくなった頃に、ピーチは沈みかける月を背にして、五体満足の姿で現れた。
それまで張りつめていた緊張が一気に解れたような気持ちになる。
それが原因で痛みという痛みがぶり返したが、どうと言うことは無かった
「無事で良かったです。危険な思いをさせて、申し訳ありません。」
「あなたこそ、無事でよかったわ。」
再び言葉を交わして、互いの生存を確信する。
唯一懸念すべき問題として、バツガルフの生存が気になったため、駅から離れることにした。
「何か戦いがあったようですが、お怪我はありませんか?
「私は大丈夫よ。それより聞いて欲しいことがあるわ。」
「はい。何でもお話してください。」
彼の胸には、安堵で一杯だった。それなりに疲れているが、話でも何でも聞いてやろうじゃないかと思っていた。
「最初に聞き忘れていたけど、あなたはリンクで間違いないわね?」
「はい。」
突然何を聞いてくるのかと思えば、その先の話はリンクの予想を大きく超えるものだった。
「あなたの幼馴染って言ってた……イリアさんが、私を助けてくれたの。」
「!!?」
リンクにとって、驚きの言葉だった。
「イリアって……、それに助けてくれたとはどういうことですか?」
「私が待っている間に、ピンクのツインテールの少女が襲ってきたの。あの人は色んな武器を使って……。」
やはり敵が来ていたのか、と悪寒が走るが、それより疑問なのはイリアがいたということだ。
あの爆発はただの脅しだったのか。
本当なら、再び彼女を守るチャンスが巡ってきたということだ。
だが、彼女には危機が迫っている。
「そ、それでイリアは今どうしているんだ?」
敬語で話すのも忘れてしまう。
「敵を引き付けるために、蹄鉄のような形の笛を吹いて、あっちの方へ行ってしまったわ。力になれなくてごめんなさい。」
そうすると細かいことを探らずに、ピーチが指さした方向に走って行った。
例えば、どうして怪我していた脚が無事なのか、とか。
誰が相手でも物怖じしないことは、瀕死のラルス王子を助けようとした彼女そのままだ。
そして彼女が言っていた笛と言うのは、自分にくれた陶器の馬笛で間違いないという確信があった。
2度ならず3度も殺されてたまるかという決意のもと、痛みも疲労も無視して走っていく。
一方でピーチも、リンクとは真逆の方向に走っていく。
【A-3/草原/一日目早朝】
【リンク@ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】
[状態]:ハート1/10 服に裂け目 所々に火傷 疲労(大) 焦り
[装備]:正宗@FF4 トルナードの盾@DQ7
[道具]:基本支給品 ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:主催を倒す
1.イリアのことが気がかり。まずはピーチが示していた東へ向かう。
2.ピンクのツインテールの少女を倒す
※参戦時期は少なくともザントを倒した後です。
※地図・名簿の確認は済みました。
※奥義は全種類習得してます
【ピーチ@ペーパーマリオRPG】
[状態]:健康
[装備]:愛のフライパン@FINAL FANTASY IV
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:ゴロツキ駅へ向かい、マリオを探す
1:リンクと×に柊ナナを倒す。
2:奇×丸さん、あなたから×わったこと「泣き言×××に入ってか××××虫に聞かせ!」は××ないわ
3:××××ラに××
4:佐々木ユウカに仕える
「気付かれなくてよかった。まあ、こんな汚い女には、お似合いの末路だね。」
丁度その時、月が沈み、朝日が昇った。
リンクが駅から完全に去ると、ピーチの肉体が崩れ落ちた。
最初は怪我していた足がグズグズに崩れて、それから内臓がボトリ、ボトリと零れ落ちる。
【ピーチ@ペーパーマリオRPG 死亡】
【残り 42名】
既に駅から遠く離れた場所、リンクが向かった方向とは真逆の位置で、ほくそ笑む女が一人。
「いい気味。誰かにとって大切な男を誑かそうとするから、こんなことになるのよ。」
まあ最後に役に立ってくれたし。良しとするかな、と心の中で付け足す。
ピーチは確かに戦いの経験が少ないながら、ユウカをあと一歩まで追い詰めた。
だが、敗北の要因は、観察力の高さだった。
それ故にバッド・カンパニーに含まれる、地雷という見えない罠を見抜くことが出来なかった。
ユウカに迫る寸前で作動した地雷は、既に傷ついた足に大きなダメージを与え、そこからの一斉射撃で彼女に引導を渡した。
(あのオンナの最期は中々笑えたしね。「マリオ……」って、結局他所の男に頼ってるの。)
ピーチの死を確認した後、形兆を捨て置き支給品を奪い、即座に彼女を『ネクロマンサー』で操った。
そして、記憶の共有が出来るユウカは、操ったピーチの死骸にイリアのことをそれらしく話させ、リンクに柊ナナを危険人物だと吹き込んだ。
(しかし、もう夜明けか……。)
これにてユウカの能力は、12時間お預けと言うことになる。
(まあ、あたしのことを知ってるナナちゃんの悪評はあの緑帽子君が広めてくれそうだしね。
身を守る方法でもゆっくり考えるか。)
その表情は、何人もの人間を殺した少女とは思えないほど、朗らかに見えた。
【佐々木ユウカ@無能なナナ】
[状態]:ナナへの憎悪(極大)
[装備]:なし
[道具]:イリアの死体@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス、基本支給品、遺体収納用のエニグマの紙×2@ジョジョの奇妙な冒険 陶器の馬笛@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス ピーチの支給品 虹村家の写真@ジョジョの奇妙な冒険 ランダム支給品0~1 愛のフライパン@FF4
[思考・状況]
基本行動方針:シンジと添い遂げるために優勝する
1.とりあえず南へ向かい、隠れる場所を探す。清浄寺か山奥の塔が候補
※参戦時期は死亡後で、制服ではありません。
※次の夜まで死体操作は出来ませんが、何らかの条件で出来る可能性もあります。
※死体の記憶を共有する能力で、リンク、仗助、ピーチ、マリオの情報を得ました。
イリアの参戦時期は記憶が戻った後です。
※由花子との情報交換でジョジョの奇妙な冒険の参加者の能力と人柄、世界観を理解しました。
但し重ちー、ミカタカ、早人に対する情報は乏しい、或いはありません(由花子の参戦時期で多少変動)
(余りにも……余りにも愚かな奴等だ。)
リンクとユウカがハイラル駅から出てしばらくした後、バツガルフが現れ、置き去りにされたピーチの死体を一瞥する。
その体はボロボロだったが、機械のマスクで隠された口はそのまま切れてしまうのではないかと思えるほど笑みで歪んでいた。
ボムの大群が自分に襲い掛かる瞬間、自らに冷凍光線を浴びせ、即興で氷の鎧を作って攻撃を耐え凌いだのだ。
(わたしにトドメを刺すことを忘れ、挙句の果てに仲間さえ守れぬとは。)
やはりこの戦いの風は自分にとって、追い風だと確信する。
かつての戦いでさえ、不意に落ちてきたクッパに邪魔される偶然がなければ、マリオとその仲間も負けていなかったはずだから当然のことだが、と思いながら。
(せいぜい足掻き続けるがよい。オマエらクズどもでは、私を傷つけることは出来ても、決して殺すことは出来ぬのだからな。)
緑帽子も、駅にやって来たらしき闖入者も、焦げたハンバーグのような頭の男も、白髪の眠たげな眼をした男も、好きなだけ暴れさせてから、最後に殺すビジョンをイメージする。
身体という身体にガタが来ても、そんなものは知らんとばかりに哂っていた。
【バツガルフ@ペーパーマリオRPG】
[状態]:ダメージ(特大) 至る所に焦げ付き 愉悦
[装備]:えいゆうのつえ@ドラゴンクエスト7
[道具]:基本支給品&ランダム支給品(×0~2 確認済み)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝し世界征服を叶え、ついでに影の女王へ復讐する。
1.ひとまず休憩場所を探す
2.打倒マリオ。その為の支給品集め。
3.マリオを味方と偽る形での悪評も考えておく。
※参戦時期は影の女王に頭だけにされて間もなくです。
※ハイラル駅には光の剣@ff4 虹村慶兆の死体@ジョジョの奇妙な冒険 が落ちています
※ハイラル駅は2階構造になっており、1階に時刻表付き時計塔とベンチ、その奥に改札があり、2階に電車が停止します。
【
支給品紹介】
[ボムの指輪@FF4]
ピーチに支給された、モンスター「ボム」数十匹分のエネルギーが凝縮された魔法の指輪。
普段は小型の箱に収納されており、開けると持ち主以外の周囲にいた相手全員に爆発が起こる。
最終更新:2021年09月11日 21:23