眷愛のカドヴィグ

登場話

異修羅 Blu-ray BOX特典書下ろし小説

  • 氷 の国

+ 『異修羅 第2期 Blu-ray BOX特典書下ろし小説・氷の国』登場キャラクターにつき格納
「なるほど、なるほど……」
海たるヒグアレが欲しいか」

略歴

  • 読み:けんあいのカドヴィグ
  • 種族:砂人(ズメウ)

西連合王国の辺境に、正統北方王国の飛び地として存在していた「ヨゴウ西方租界」を総監として支配する初老の砂人(ズメウ)の男。
かつての領主邸宅を工術と力術で無理やりに増築して作り上げた高層建築を居城とする。

正統北方王国碧色将、共軛のキザスより迷宮・大氷塞攻略の協力依頼を受け、自身の道楽と将来的な打算をないまぜにした結果、己が保有する異常戦力二名をキザスへと貸し与えることになる。

人物

自身をただの辺境のお金持ちと称し口調や物腰こそ丁寧であるが、己が道楽のため人命を弄ぶことになんの抵抗も見せぬ下劣な悪党。
だが打算込みといえ義理堅い面もある。
また、自身・自領の行く末を見据えて手駒や実績を確保しようとする周到性も持つ。賢しく有能なやくざ者、といった印象の男。

外見

痩せ気味な体躯。黒目ばかりの蜥蜴の目は、正面から見据えられると白い瞳が在るようにも見える。
鬣と形容されるような鱗を持ち、見た目的には蜥蜴より竜に近い。

能力

完全に無法都市と化したヨゴウの中では王を上回る力を有しており、魔王自称者候補と目されている。
その力は権力や肩書のみのものではなく、当人も相当の実力者。
また確かな先見性を持ち、王国すら気づいていなかったヒグアレユーキスの力をいち早く見抜いて手駒に加えている。

ヨゴウの将来を見据え、キザスに協力することで滅びた北方王国の有力者たちをも手の内に引き込もうと狙っているようだが……?


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最終更新:2025年06月13日 13:41