「HWOOOO――OOO――」
登場話
第一部
略歴
魔王自称者、
軸のキヤズナによって作成された
迷宮にして
機魔。
これまでずっと機械仕掛の巨大迷宮だと思われていたが、突如として活動を開始、
遠い鉤爪のユノの住むナガン市を半日足らずで壊滅させ、ただの廃墟へと、瓦礫の山へと変えた。
その同日、攻撃を仕掛けた
柳の剣のソウジロウと交戦、破壊された。
二つ目の名は不明であったが、エイプリルフール企画である虚実侵界線のガチャによって判明したという珍しい経緯を持つ。
人物
まともな台詞はなく、鍵括弧でくくられていたのは唸り声や金管による詠唱くらいである。
しかし、一見原始的なようで高い思考力を持ち、相手や状況に応じて詞術も使う。
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語られざる背景 |
ナガンの固有特性は「巨大」であること。機械として構築可能な機魔とはいえナガンほどのサイズを自由に構築できるわけではなく、巨人や竜がその巨体を詞術法則で維持するのと同様の現象が、ナガンにも発生していた。
また構築されたナガンは生きて動くことを選ばなかったため、キヤズナはナガンの自由に任せて地下に眠らせることにした。かくして機魔迷宮は誕生した。
以上、いずれも一問一答で語られた裏話である。
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外見
全長50mにもなる山のような巨体の人型。
両肩に尖塔が乗っており、作中では鋼の腕、岩と鉄の装甲、神殿の柱より太い頸、巨大な青い単眼、と描写されていた。
能力
この迷宮機魔は防衛機構として、無数の機魔を生産・貯蔵する能力を持つ。実際に左肩の尖塔は生産された機魔達の貯蔵庫であった。
機魔として動き出してからも他の防衛機構は健在で、作中では機械仕掛けの無数の弓矢が使われた。
胸部装甲の下には詞術を用いた火炎放射器となっており、一撃必殺の火炎放射を放つ。一撃で川を蒸発させ、市街を火の海に変える威力を誇る。
すばしこいソウジロウに体に取りつかれるが、体表に機魔達を放つことで足止めし空中に放り出した。
しかし、放った機魔達を逆に利用されて火炎放射を回避されてしまう。
戦闘中に弱点を見抜かれ、首を刎ねられ盲目の状態で繰り出した拳を誘導・切断され、自分の拳で右肩を粉砕、そこに存在していた命の詞術が破壊され、崩壊した。
魔王自称者の恐ろしさを、そしてそれを倒した“客人”の凄まじさを読者に伝えるには十分な手合いだっただろう。
最終更新:2025年04月28日 00:58