「だから俺、剣士じゃないんだけどな」
略歴
「一人ってのは、自由だ。だから、やりたいことだけやってるのさ」
- 読み:かささぎのダカイ
- 種族:人間
- クラス:
剣士
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CV - 保志 総一朗
警めのタレンがリチアに集めた英雄の一人。
彼女の命を受け、魔道具の奪取や、敵諜報網の捜査・破壊を行った。
スーツという異世界の服装に裸足の風変りな男性。
敵の攻撃速度を必ず上回る、絶対先制の力を宿した《ラズコートの罰の魔剣》を持つ。
だが、彼の逸脱した能力はその剣さばきだけでなく──。
人物
人懐っこく、飄々とした印象の人物。
外見
先端を染色した特徴的な長髪。
執事服、あるいは礼服のようなスーツに身を包んだ裸足の青年。
一見して女性と見紛うような整った容姿。
能力
鵲のダカイは人間である。
ただし彼は、人間のそれを遙かに上回る身体能力を有している。
ーー例えば、
「敵の攻撃を空高く跳躍して回避し、それと同時に切り飛ばした敵の槍の穂先を足の指で掴み取り、それを使って着地する前に三人もの敵を切り裂く」
「柵の上という不安定な足場で槍の穂先を投擲し、その穂先で水路を挟んた建物の上階にいた敵の顔面を貫通させる」
「柵に取りつき、脚力の反動のみで水路越しの住宅まで飛び越える」
――さらに、
「水路を超えた住宅の窓枠にかけた指の力だけで体を跳ね上げ、三階の窓から部屋に飛び込み通り抜けざまに敵を殺害する」
ーーそして極めつけは、
「敵が隠し持っている暗号式の記録情報を、相手を殺害したと同時とも言える刹那の内に盗み取る」
――など、数々の妙技を繰り出している。
絶対先制の力を宿す魔剣。“彼方”で言う所の柳葉刀に似た形状を持つ。
例えばダカイに向けて銃が放たれた場合、銃声の後に弾丸を弾く、つまり銃弾の速度に剣が追いついたことから、ありとあらゆる攻撃に応じて知覚をも上回る超速の剣戟の発動を可能にするという効果を持つ。
理論上では、
音斬りシャルクの攻撃速度にも対応可能ではないかと言われている。
またダカイ自身の剣の腕も中々高く、彼はこの魔剣を使って数多く敵を斬り伏せてきた。
「剣士じゃないって、何回言っても信じてくれる奴がいないな……」
鵲のダカイは、人間である。
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「て、抵抗はしない!だから、剣士の情けだ!き、斬るのは、やめ……」(ネタバレ有り) |
「いや、無理。……俺、剣士じゃなくて、盗賊だしさ。」
――“彼方”の“客人”を、人間と呼ぶべきであるなら……。
それは銃弾の速度すら意識の中へと止める、逸脱の視力で世界を知覚している。
それは策略を白日の下に晒し、突破不能の迷宮を単独で攻略する、洞察の才覚を誇る。
それは対処不能の刹那に略奪を遂げる、絶対精度にして神速の指先を持つ。
世界の境界すら乗り越え奪う、何よりも奔放なる無法の徒である。
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アニメ版 |
それは銃弾の速度すら意識の中へと止める、逸脱の視力と魔剣を持つ。
それは突破不能の迷宮を単独で攻略する、洞察の才覚を誇る。
それは対処不能の刹那に略奪を遂げる、絶対精度にして神速の指先を持つ。
世界の境界すら乗り越え奪う、何よりも奔放なる無法の徒である―――。
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彼の正体は剣士ではなく盗賊であり、あらゆる物を瞬時に盗み取るその逸脱した才覚から別世界彼方より異修羅世界に流れ着いた客人である。
転移前から生存に必要なありとあらゆるものを“盗む”ことで生きてきたらしい。
人物
人懐っこく、飄々とした印象の、一見すると好青年。
楽しいこと、面白いことを強く求めているにもかかわらず、万物に対して執着心が非常に希薄、という一見矛盾した感覚を持つ。
盗むことが完全に日常と化しており、罪悪感を一切持たない。
能力
逸脱の盗賊である彼の神髄は、理外の洞察能力と、強靭な指先の超精密動作である。
認識できない刹那に物品を強奪せしめる指先。
あらゆる施錠された扉を解錠せしめる逸脱の技能。
それを実現するための強靭な腕力。
そして放たれた銃弾を目視する事ができる超常の視力で観察し、相手の特性や思考を読んで洞察する能力。
上記全ての能力を──
「二十年近く突破不可だった大迷宮を単独で攻略」
「衆人環視の中誰にも気づかれずに目の前で振るわれたヒグアレの短剣を窃取」
「濫回凌轢ニヒロとの戦闘中にヘルネテンの射出した糸を気付かれることなく取得」
「ニヒロの搭乗口をヒグアレの毒を利用して神経経由で解錠」
──等、常人が想像するよりはるかに逸脱したレベルで行使することができる。
対象の所持品や装備はおろか、その思考や命、 秘匿している情報及び その証拠に至るまで、文字通り対象の“全て“を奪い取る。
それこそが、鵲のダカイの力である。
前述の通り、絶対先制の魔剣。
ただし、この魔剣の発動には相手の攻撃を認識している必要がある。
上記の銃の例で言えば、発射された後の銃弾を視認し、その攻撃に対して剣を「振る」と思考する必要がある(恐らく感覚器官で正確に攻撃を捉える必要がある)。
そのため、この魔剣をただの一般人が用いてもただの一般人を逸脱した性能は発揮できない。
劇中に発揮された能力は、あくまでダカイの「逸脱の視力」の下での性能である。
故にダカイとこの魔剣は極めて相性が良い。
ダカイは取得した宝物・魔具等に対し全くと言っていいほど執着の無い人物であるらしいが、この魔剣に限っては愛用している点からも、彼自身運命的なものを感じたのであろう。
魔剣入手と愛用するに至る経緯は『アニメ異修羅 Blu-ray BOX特典書下ろし小説・ 翼の国』にて詳しく描かれている。
余談
起動後のナガン大迷宮を突破可能であると作中で仄めかされていたが、
一問一答によれば「 起動している状態の迷宮機魔を内部から攻略して刻印された命の詞術を破壊する」ことで撃破するらしい。
まったく、 客人の「逸脱」っぷりがよくわかる逸話である。
「俺に開けられない鍵はないし、探せない隠し場所なんて尚更ないぜ?」
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最終更新:2025年04月26日 03:55