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プロメテウス主義
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ピウスツキのプロメテウス主義
| プロメテウス主義 | |
| 英名 | Prometheanism |
| 別名 | |
| 主要なイデオローグ | ユゼフ・ピウスツキ |
ポーランドの政治家、ユゼフ・ピウスツキの戦略的構想の一つのこと。より具体的には、ロシア帝国及びその後継国家ソ連を弱体化させるために、ロシア領内の民族主義運動に対して支援や扇動を行う構想である。
プロメテウス主義の由来は、プロメテウスがゼウスの意思に反して人類に火を授けたという神話から来ている。つまり、ポーランドが大国(ロシア)の意思に反して、少数民族に民族自決や自由を授ける様子に、その神話を重ねたのである。
実際にピウスツキが行ったこととしては、日露戦争時に日本に対し、ロシアの少数民族を支援することを要請したり、バルト三国やフィンランドのロシアからの独立を早期に承認したり、あるいはウクライナ人の民族自決運動の支援だったりと多岐に渡る。
共産主義におけるプロメテウス主義
| プロメテウス主義 | |
| 英名 | Prometheanism |
| 別名 | 技術礼賛主義 |
共産主義において、プロメテウス主義は、生産力や技術力の向上によって、人類の自由や解放は成し遂げることが可能であるという楽観的な見通しのことを指す。オートメーション化によって人類は労働から解放されると信じる左派加速主義は一種のプロメテウス主義である。
