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貴族保守主義
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The New Order
貴族保守主義 | ||
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英名 | Aristocratic Conservatism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 専制主義 | |
主要なイデオローグ |
国家というものは、それが共和政であれ王政であれ、民主的である必然性はない。貴族保守主義は、こうしたごく一部の社会政治的思想を、慎重に、だが狡猾な方法によって取り入れている政体である。そうした国家では見かけ上、憲法を戴き、完全な民主的機構を享受しているようにみえる。
だが、代議士、官僚、地方の指導者、そしておそらくは国家元首ですらも、「静かなる支配者」のコネ、金銭、恫喝の下にある。こうした者たちは日の浅い民主国家の貴族にしろ、君主制国家の守旧派にしろ、いわば「宮廷」に住み着いた者たちといえよう。もしくは税制や政策が自身の利益を損なわないように、出来ればそこから利益を得ようとして働きかける、裕福な農場主か地主である可能性もある。
こうした統治体制に反対派が存在しないという理解は不正確だ。やはり反対派というのは、民主的装いをするためには必要不可欠なのだ。とはいえそうした反対派は、また別の政府支持者によって支えられているか、そうでなければ政治的後ろ盾を全く持たない無力な存在であるかのどちらかである。統治の原則は政治的反動となる。現在の責ある者にとって、国家の状態は最良以外の何物でもないからだ。これに同意出来ないとすれば、即座に国家の敵だとされるか、国家転覆を目論む反逆者だとレッテルを貼られることとなろう。
全ての人には値打ちというものがある。結局、こうした政府の影に存する真の支配者ほど、これをよく理解している人間はいない。
(TNO日本語化Modより引用)