【種別】
人名

【初出】
超電磁砲第131話(美琴潔斎の会話内でのキャラ紹介として)
実際の登場は132話

【概要】

常盤台中学の生徒。
『一年前』を描いた過去編である作中当時で三年生。

レベル4の能力『水素結合(ハイドロジェンステーション)』を持つ

当時の常盤台三大派閥の一つであり、最も古株の支倉派閥を率いる。


【人物】

茶色いストレートのロングヘアに、青い瞳の少女。
スレンダーな体型で、常盤台中学の冬服で標準の紺ハイソックスではなく黒タイツを着用している。

超お嬢様学校・常盤台中学の生徒らしからぬ、些かやんちゃな性格や立ち振舞い、砕けた口調が特徴で、
後の中学二年生になった頃の御坂美琴と共通する雰囲気がある。
荒事を好み自分の実力に自信があるようで、新入生超能力者(美琴)に能力を使用したちょっとしたゲーム勝負を挑んだ。

なお、この「勝負」の際、美琴は支倉から渡されたベアリングボールを用いて、
生まれて初めて『超電磁砲』を射出したが、能力の制御がうまくいかず、
危うく支倉の身体が木っ端微塵になるところだった。

その振る舞いに反して、能力・知識・教養の三拍子を兼ね備えており、
学年主席かつ、超能力者2人が現れるまでは能力も常盤台トップクラスだった才媛。
劇中では常盤台の代表としてパリでの能力デモンストレーションに赴いており、成功を収めている。
一方で名伯楽としての才能もあり、「どんなやさぐれた生徒からも美質を見い出し才能を開花させてきた」と阿里からは評されている。

「自分のいいとこ五つ上げてほしい」と拗ねていた安賭蜴(未編集)に対してあっさり五つ以上挙げる、一年当時は他人との接触を拒んでいた食蜂操祈も支倉のペースに乗せられて気づけば談笑してしまっているなど、コミュニケーション強者。
また、食蜂のリーダーとしての資質を見抜き、彼女に将来的な派閥立ち上げを勧めている。

このように非の打ち所のない人物に見えるが、三大派閥の三番手に留まっていることについて、食蜂は「なんでも一人でこなせてしまうから支え甲斐がないと認識されている」と分析している。

【作中での行動】

自らの海外派遣による不在中に発生した、支倉派閥と水鏡派閥との抗争では、
双方とも加熱・過激化して負傷者が出るなどの実被害が発生していることを受け、
派閥メンバーに対して、単独行動や対立を避けるよう指示を出している。

パリからの帰国後、派閥抗争の解決に着手。
加害者・被害者の性格と容疑の掛かっている行動が不自然であると分析し、第三者によって仕組まれたものであると推測。
水鏡派閥に休戦を持ちかけつつ、事件解決のために食蜂・美琴の協力を得たという噂を流すことで黒幕の動きを誘おうとする。
そして囮役として行動していた自身を襲撃したことでモンゴルフィエ社(未編集)アンティキティラ社(未編集)の存在を突き止め、水鏡派閥・沙派閥との協力を集い両社に突撃。
モンゴルフィエ社を各派閥員が制圧する一方で、アンティキティラ社には支倉自身が乗り込みその能力でもってたった一人(+こっそり後をつけてきた美琴)で壊滅させた。
しかし、事件解決後にはあまりに都合の良いタイミングで黒幕企業が出現したことに、疑念を浮かべていた。

その後も派閥抗争事件の背景を調査し、 沙淡扇が背後にいる可能性に行き当たる。
しかし、暫定的な永代姫君が沙になったことで永代姫君になれなかった上、沙の糾弾も実質的に頓挫。
周囲から恨めしそうな顔で永代姫君のエンブレムを見ていることで有名になった。

そのまま卒業の時期の到来と共に卒業した。
卒業式の際、水鏡凪紗と共に沙の本音を問いただし、「常盤台卒業は今後人生の汚点になる」という回答を得た。
その後の常盤台については「私らはもう部外者」「革命なり転覆なりがなされるならそれは当事者たちの問題」として、一切手出ししないと宣言している。
一方で、御坂美琴をはじめ後輩達や新たにやってくるであろう新入生には期待感を持っている。


最終更新:2025年05月30日 20:48