【詳細】
洗練されたグレイズとはイメージが異なり、装甲が少なく
フレームがむき出しの部分が多いなど、無骨な印象を与える。
しかし汎用性はグレイズに劣らず、
フレームそのものに取り付けるタイプの大型外付けオプションを難なく取り扱うことが出来る他、規格がグレイズとほぼ変わらないこともあって多くの武装を使いこなす。
現在ではグレイズへの主力量産機の世代移行が完了しているため旧世代機であるこのMSが運用されている事例は僅かであり、地方のギャラルホルン兵士や、退役した軍人などが好んで用いるという。
またMS操縦における訓練機として運用されているくらいで、作戦投入されることはないとされる。
鉄血のオルフェンズ本編中に登場したノーマルのゲイレールはガラン・モッサ専用機であり、作戦中大破して廃棄されたものや、試作品として開発された古いロットのパーツを組み合わせて構成されている。
そのためリアクターの周波数やパーツの照合等による操縦士特定は不可能であり、ギャラルホルンのデータベース上は欠番扱いになっている。
たとえ鹵獲されても出処が判明することはなく、彼が指揮する傭兵部隊もゲイレール・フレームの改造機を与えているがパイロットたちはその時その時に雇ったならず者であり、必要な情報は与えず作戦内容などの機密情報は全て彼のゲイレールに搭載されたソフトウェアで管理していたため、
ガランが乗機ごと爆死したことで内乱に関わっていた証拠は一切合切残らなかった。
ガラン専用ゲイレールとも言える本機はかつて訓練学校時代の友人にして自分の優秀な部下(もちろん表に出せないたぐいのではあるが)であるガランのために、ラスタル・エリオンが手配したもの。
なおガラン・モッサとは偽名であり、本名や家族すら捨てラスタルのために裏稼業に落ちたとされる。
歴戦の猛者であるガラン用に調整されているため、彼が得意とするレンジに合わせ近中距離戦用にカスタムが行われている。
武装は潤沢な弾数が特徴のドラムマガジンを採用した110mm口径実弾
ライフルと、必要に応じてシールドから変形する
シールドアックス、さらに腰に装着するホバーユニット。
シールドアックスは左腕に接続した状態で通常はシールドとして偽装しているが、持ち手を握り分離することで即座に折りたたまれて分厚いブレードを持った斧へ変形する。
昭宏に防がれた時に反応を見るに、隠し武装としての不意打ち用であったようだ。
バリエーションとして重武装を施した
EB-04jc4 ゲイレール・シャルフリヒターが存在する。
グレイズがザク相当の機体なら、こちらは旧ザクといった所。
最終更新:2025年06月12日 17:24