【詳細】
稼働が確認されている
ガンダム・フレーム26機の一つと見られ、ギャラルホルンの名門ナディラ家が管理するMS。
厄祭戦より脈々とナディラ家が保管し、貴重な
ガンダム・フレームとして現存してきたが、ギャラルホルンから不正取引疑惑をかけられたことで現当主であるディラ・ナディラごと行方不明となっていた。
この機体最大の特徴は全身を覆う漆黒の
ナノラミネートコート。
幾重にも重ねた
ナノラミネートアーマーは優れた耐衝撃性能を有し、本来弱点であるはずの物理攻撃すら受け止め無力化する極めて高い耐久性を有する。
フード状のパーツで頭部まですっぽりと覆い隠し、可動式のフードを展開することで赤い角が特徴的な頭部が姿を見せる。
全身を覆う黒いコート、赤い角を持つ頭部、赤のネイルカバー、上半身に比べ貧相な下半身など死神か幽霊を彷彿とさせる。
バトルアンカーの片方が破損した状態で使っているため、武器までも含め死神っぽい。
武装は
バトルアンカーと腕部に格納された機関砲のみとシンプル。マニピュレータは赤いネイルカバーに覆われており、恐らく戦闘でも使用可能と思われる。
バトルアンカーは厄祭戦当時の戦闘で破損しており、それを現在も引き続き使用しているものの、バランスを欠いているため扱うためには相応の操縦技量が要求される。
開発コンセプトとしては
ナノラミネートコートのもたらす圧倒的な防御力でMAの攻撃をしのぎ、カウンターを中心として敵機を撃破するというもの。
高い耐久性から部隊の先陣を任されたり、偵察任務など投入できる作戦は多岐にわたる。
ガンダム・フレームの高い汎用性を活かしきった機体の一つとも言える。
ナディラ家はザルムフォート家の不正取引の罪を押し付けられる形で窮地に陥り、ディラも姿を隠していたが、
ザザ・フォッシルことザディエル・ザルムフォートの捨て身の行動により名誉を回復したため、本来の姿である女性としてギャラルホルンの名家として復帰している。
【余談】
名前の由来であるグレモリーとはソロモン72柱のうち序列56番目の強壮な公爵。
公爵夫人の宝冠を腰周りに結んだ美しい女性の姿で現れ、大きなラクダにまたがっているとされる。
過去・現在・未来、そして隠された財宝について知り、それを語る能力を持つと言われ老若問わず、女性の愛をもたらす力も持つという。
悪魔としての姿が女性、しかしながら女性の愛をもたらすというのはパイロットであるディラが男装をした女性という設定の元ネタだろうか。
例によって名前とは関係ないデザインだが、黙示録の四騎士の一人、ペイルライダーはタロットの死神に関連付けたデザインで馬に乗る鎌を持った死神のような姿をしている。
先にデザインが決まってどの悪魔と結びつけた名前にするかを決めるのはよくあるようなので、
グレモリーのデザインもそのパターンか?
死神モチーフのガンダムで、動物に乗っている死神っぽい姿というと黙示録の四騎士、ペイルライダーくらいであろうし。
HGとして立体化が発表された。ついに!残るはウヴァルユハナだ……プレバン行きそうな気がするけど。
最終更新:2025年06月06日 20:44