【詳細】
ラドニッツア・コロニー動力部奥に隠された謎のMS。
フレーム構造から
ガンダム・フレーム機であるのは間違いないように見えるが、悪魔の名前を冠していない謎の機体。
どういうわけか形式番号も不明のまま。
ラドニッツァ・コロニーは金星付近に存在するコロニーだが、環境としては火星に劣るものであるとされ、住民にはIDすら存在しない。
鉄華団の構成員達にすらあったのに、である(最もヒューマンデブリにIDは存在しないため、CGSに入社させる際に浮浪児達をID登録した可能性がある)。
犯罪人の流刑地として使われるコロニーを謎のMSが襲撃した際、ウィスタリオが乗り込み長き眠りから目覚めることとなった。
誰が何の目的で辺境の金星付近まで持ち込んだのかは定かではない。
発見者はウィスタリオの保護者であるデムナー・キタコ・ジュニアの祖父とされ、現在はデムナーがその管理を引き継いでいる。
近代に大規模な改修を受けたあとがあり、
フレーム以外の武装はほとんどが近代技術で製造されたもの。
フルパワーで振り回しても機体の挙動に与える影響の少ないスマートメイスをメインに、近距離用の牽制目的で装備されたショートレンジライフル、左腕に装備した
シールドにはクローが内蔵され展開して敵機を捉え、内部のニードルを射出して仕留める事が可能。
大型のスラスターが腰付近に装着されており、航空機のような形状をしている。
武装が最低限かつ軽量のものが揃えられているのは、2基のリアクターが生み出す莫大な出力を最大の武器としているため。
ウィスタリオは
阿頼耶識システムの施術を受けたわけではないが、彼の操縦に対して「気持ち悪いくらい思い通りに動く」と言わしめるほどの追従を見せる。
阿頼耶識以外でもプログラムに頼らない挙動を行うのは義手を通した神経接続を行う
ASW-G-29 ガンダム・アスタロトが存在しているが、そちらとも違うようで謎が多い。
ウルズハントに巻き込まれる中でウィスタリオと共に戦いを勝ち抜いていくが、
モビルアーマー ハラエルのマニピュレーターとの遭遇により隠されていた「マルコシアスモード」と呼ばれるリミッター解除モードが解放。
一時的な出力上昇が認められたが、その挙動はウィスタリオに抑えきれるものではなかった。
598達との連携によってハラエルのマニピュレーターを全て沈黙させることに成功したものの、そのダメージは大きく
第2形態への改修を受けることになった。
また改修プランの一つとして
アレクトールと呼ばれる重武装形態が考案されていたが、実際に作られてはいない。
【余談】
端白星とは金星の古名であり、監督のこだわりによって命名されたものだという。
金星に関わる悪魔はルシファーが存在するがソロモン72柱には存在しない。
またベルフェゴールという悪魔も占星術で金星に当てはめられているがこちらもまた72柱には含まれない悪魔である。
ベルフェゴールはバアル・ペオルという神が零落したものであるとされ、「ペオル山の主神」を意味すると考えられている。
このバアルが、72柱に存在するバエルと同一なのか、単なる主神を意味する言葉として加えられているのかは定かではない。
72柱と関連付けるとしてはベルフェゴールの前身、バアル・ペオルから結びつけるのが近いと思われるが、果たして。
PVで描写されたコクピットのモニターにはガンダム・端白星と表記があるが、マルコシアスという狼の姿をしたとされる悪魔の紋章に近い紋章が確認され、
「ウルズハント=狼狩り」というタイトル名から本来の名前はガンダム・マルコシアスではないか?という分析も見られる。
そうなると正式名は「
ASW-G-35 ガンダム・マルコシアス」となる。
ちなみに、ガンダム・バルバトスの由来となった悪魔は狩人の姿で現れるとか。
……まさかのHGにてガンダム・マルコシアスの発売が決定。
厄祭戦で失われたMSという設定が明らかにされたが、発売タイミングを考えると…
最終更新:2024年10月20日 02:13