【詳細】
厄祭戦時に活躍した
ガンダム・フレーム35号機。
機体名のマルコシアスとは30の軍団を率いる序列35の侯爵のこと。
単騎戦闘を意識した設計が行われており、バックパックに接続された翼型のバインダーが特徴的なシルエットを形作り、優雅ささえ感じさせるフォルムを持つ。
また両腕にはマニピュレータを保護する目的か
ナックルガードを装備しているが、前後回転させることで鋭い爪がついたクローとして接近戦にも対応している。
サブアームを全展開し短剣を装備した姿は優雅さを捨て、まさに「悪魔」の名を持つMSにふさわしい禍々しいものとなる。
バスタードメイスの内部には
大太刀が収納されており、サブアームを広範囲に展開する関係上、左腕に装備されるシールドは小型化されている。
マルコシアスは厄祭戦にて運用されたことが確認されているが、当時のパイロットの情報や終戦後どうなったのか等機体にまつわる情報が不自然と言われるほどに残されていない。
ギャラルホルンのデータベースには
エイハブ・リアクターの固有周波数が登録されているため、ロールアウト後戦闘に投入されたことは間違いないとされている。
厄祭戦の情報、特にガンダム・フレームタイプは
阿頼耶識システムの痕跡を残さないためかコクピットブロックを抜いた上で機体を放置しているものも多く、現在に置いても当時の状況は謎が多い。
このガンダム・フレームは
端白星と呼ばれる由来不明のMSと関わりがあると見られており、アプリ版オルフェンズのPVにおいて起動直後の端白星のモニターに表示された魔法陣の形状からマルコシアスとの関連が既に指摘されていた。
また端白星の武装もマルコシアスに近いものがあり、
スマートメイスと
バスタードメイスというメイン武器の共通、アンテナの独特の形状等から、
現代でマルコシアスを復元したのが端白星ではないかと考察されていた。
端白星は現代において大規模な改修を受けたあとがあるとされており、何があってマルコシアスが端白星に改修されることになったのかは明かされていない。
マルコシアスの装甲、装備は現存していない可能性が高いが、アプリ版では使用ユニットとして使える。どういうことだ…いやハーゲンティとかガミジンとかも使えるけど。Gジェネやってる人とかにとっては慣れたこと。
ウルズハント本編では
モビルアーマー ハラエルと厄祭戦で戦っていたことが判明した。
封印されていたハラエルは端白星を認識するや否や集中的に攻撃を行っており、「AIにトラウマを与えたMS」としてマルコシアスの強さが描写されている。
【余談】
マルコシアスとは、30の軍団を率いる序列35の侯爵。第七座天使ともされる元天使。
グリフォンの翼と蛇の尾を持つ黒い狼の姿を持つとされ、アプリ版タイトルの「ウルズハント」という題名との関わりが見られる。
また翼に見えるバインダーはマルコシアスの容姿や、元天使という経歴を考慮してデザインしたものと思われる。
どことなくハシュマルに見えるという意見も。
武器のバスタードメイスだが、比較的開発時期が近い
ASW-G-29 ガンダム・アスタロトオリジンの
スレッジハンマーが同じタイプの武器であり、内部に太刀型の武器を格納するという点で共通している。
翼状のバインダーを持つというデザイン上の共通点も見られるが、アスタロトオリジンは広域飛行を可能にするためのオプション兼格闘用のブレードであるのに対し、
マルコシアスはサブアームを格納した接近戦用の装備という点で用途が異なる。
コンセプトとしてはモビルアーマーが繰り出す小型機をサブアームと短剣で蹴散らし、本体をバスタードメイスで撃破する、というものだという。
最終更新:2024年12月11日 13:46