モビルアーマー メハイア

【形式番号】 無し
【機体名】 メハイア
【所属陣営】 不明
【分類】 モビルアーマー
【動力】 エイハブ・リアクター
【武装】 ビーム兵器
ワイヤーニードル(仮)
大型プルーマ生産コンテナ
プルーマ

【詳細】

アプリ版「鉄血のオルフェンズG」のウルズハント第12話に登場した新たなるモビルアーマー。

強襲装甲艦とも見間違えるほどの巨体を持ち、夥しいプルーマを解き放つまるで工場と一体化した虫のような異形を持つ。
が、実はメハイアの本体はコンテナを除く羽虫のようなごく一部分であり、ボディに大部分はプルーマを増産するための専用ドックとなっている。

設定ではオルフェンズ本編に登場したモビルアーマー ハシュマルもプルーマを生産するには専用のコンテナユニットを接続する必要があるとされ、メハイアもまたそのようにプルーマを生産するためのユニットを本体に接続した状態で覚醒、そのまま登場したものと見られる。

コンテナユニットが無くなれば細身の本体のみが残されるとは言え、胴体部分から放つビーム兵器に加え、柔軟な動きを見せるワイヤーに接続されたニードルを持ち、これを打ち込むことで敵機を攻撃する。
ハシュマルが持つ電気を流すことで粘性を保つという超硬ワイヤーブレードと同様の技術なのか、ニードル部分がそれなりの大きさを持ち、自由自在な動きで繰り出される攻撃の様子はさながら兵隊蜂が女王蜂を守るかのよう。

プルーマを生産することによる圧倒的物量戦を得意とするらしく、工場かのような巨大ユニットからそれが伺えるものの、予測不可能な動きを見せるワイヤーニードルに加えビーム兵器を持つ本体を撃墜するのはかなり困難と言える。
メハイアが放つプルーマは独自デザインであり、飛行ユニットらしい羽と尾のようなワイヤー先端にドリルを持つ。

ウルズハントではセブンスターズのイシュー家が厳重に秘匿していた「ラタトスク」という管理区域に眠っていたのをシクラーゼが起動させウィスタリオ達と交戦。
端白星(第2形態)、アスモデウス、モンキー・クラブ・ロディを相手取り多数のプルーマを繰り出して苦戦させるもコンテナユニットを破壊される。

残る本体も無数のニードルを雨のように振らせてウィスタリオ達を圧倒し、弾薬や燃料が枯渇するまでに追い詰め、さらには端白星がハラエル戦で見せた謎の不調を起こしたこともあり彼らを窮地に陥らせた。

しかしそこへローム、アイコーらザン兄弟が助太刀に現れ、さらには598から連絡を受けたタマミも合流したことでアスモデウスとモンキー・クラブ・ロディは補給のため戦線を一旦離脱。
場を任された端白星達の戦いで腕を片方ずつ破壊され、残る胴体部分も補給を終えて合流したアスモデウスらを交えた総力戦によってついに残った部分も沈黙し、撃退された。

シクラーゼはメハイアがモビルアーマーの上位個体であることを期待していたが、結果としてはそうではなかったことに失望し離脱。
ウィスタリオ達はラタトスクにほとばしる雷に晒されたランチから逃げ出してきたカチュアと再開することに成功し、ウルズハントへの参加も継続することにしつつ一行は金星に戻り落ち着いた時を過ごすのだった。




――――その頃、カチュア・イノーシーを狙っていたオキナ・ウロカは協力者であるマクギリスに対してこの件の報告をしていた。
ラタトスク領域内の戦闘によって、カチュアを含めた全員が死亡した、と。

これによってオキナがイシュー家当主代理へ正式に任命されることになり、カチュアは本人は預かり知らぬところで死亡扱いになったため今後イシュー家のゴタゴタに巻き込まれる可能性はぐっと減ったといえる。
彼女を取り巻く闇は晴れたと言えるだろう。
しかしその一方、今回の件に関しては大きな謎が残されている。

何故イシュー家の聖域であるラタトスクに完全な状態のメハイアが眠っていたのか。
そして何故それをあの宙域に居た全員を死亡と断定してまで隠そうとしているのか。

オキナはそれに関して何か知っているようだが、マクギリスにさえ教えることは出来ないと言い去っていった。

ある意味イシュー家お家騒動に巻き込まれた形で眠りから覚めたメハイアだったが、休眠状態だった場所にザガンが保管されていたこと、阿頼耶識対応型かは不明だが厄祭戦時のコクピットだったことから考えても、メハイアと共にザガンは共に数百年眠りについていたと考えられる。
基本的にセブンスターズの保有しているガンダムは地球上のヴィンゴールヴ内保管庫に厳重に保管されており、ザガンのみがセブンスターズのガンダムでありながらも全く別の場所で保管されていた。

モビルアーマーは他にもクジャン家が管理する区域にハラエルが眠っており、他にもそういった場所がある可能性が高い。
下手にモビルアーマーの復活を許すと甚大な被害が出るため、あえて眠りを妨げない方針なのかもしれないが、現状のセブンスターズがギャラルホルンの腐敗を少なからず影響受け血縁者達による世代交代を繰り返す上でその存在は引き継がれてきたのは確かだが、討伐しようと考える勇者は現れなかったと見える。
マクギリスはガンダム・フレームを「時代の節目に現れ影響を与えてきた」と語っていたのも、何か関わりがあったのかもしれない。

【余談】

名前の由来はおそらく「シェム・ハ=メフォラシュ」にて55番目に名前の有る天使「メバヒア」。
「メサイア」に語感が近いが、その場合「救世主」となる。
現状から自由をくれる救世主としてモビルアーマーを探しているシクラーゼ目線での行動を考えると、結局はそうではないメハイアは紛い物だったのかもしれない。

シェム・ハ=メフォラシュに記される天使はゴエティアに記録される悪魔に対応しているともされ序列55位の悪魔は「オロバス」。
ガンダム・オロバスは未登場。

劇中でのデザイン、行動を踏まえると、このモビルアーマーはプルーマの生産、あるいは輸送に特化した設計だった可能性が考えられる。
本文中にも有るようにハシュマルもプルーマを生産するために専用のコンテナユニットを接続する必要があるとされていたが劇中ではその場面が登場せず、どのようなものだったのかは設定でしか明かされていなかった。
メハイアの登場時の姿はその設定が採用されたものと思われるが、戦艦クラスの大型ユニットだったことと、ストーリー中の戦闘では次々に出現しては戦う連戦を強いられるため物量戦でこちらの戦力を削ってきていることもプルーマ生産特化個体では?という認識を強めている。

もちろん本体内臓のビーム兵器や、鋭いニードルを放つワイヤー等プルーマを除外した戦闘力も非常に高かったが、「思ったより強くなかった」という意見がある等戦力としてはさほど驚異的ではなかったという認識を持つプレイヤーが多かった模様。
ハシュマルは地上型だったこともあり飛んだりはねたりと機動性が高く、初めて登場したMAだったこともあってインパクトが強かったが、メハイアが出現したのは宇宙空間であり、自分はほぼ動かずワイヤーニードルやビーム兵器での薙ぎ払いに終止し大きな動きを見せなかったこと、
そしてMS6機がかりでの撃破によりその脅威度を知らしめる前に沈黙してしまったことからそのような印象を与えたのかもしれない。

――――メタ的に言えば戦闘中ギミックとしてラタトスク区域内にほとばしる雷がメハイアにも落ちて勝手にHPが削れていくため、そういった意味でも撃破までそんなに時間がかからないというのも要因だったのやも。
なお現在アプリ版ではボスバトルとしてこのメハイアとガチバトルを挑むことが出来る。

モビルアーマー若しくは無人兵器の近くにガンダム・フレームが、というのもメハイアが既に3例目である。
1例目は火星にてハシュマルの近くに埋没していたフラウロス、2例目はファルク家が所有する無人迎撃兵器搭載のコクーンにアスモデウスが発見され、そして今回のザガンの近くにメハイア。
モビルアーマーとの激闘が伺えるフラウロスを除けば、無人兵器であるMAを狩る存在であるはずのアスモデウスはその無人兵器に守られたコクーンから新品状態完品未使用という状態で発見され、メハイアの場合は完全な状態で出現しザガンもまた恐らく厄祭戦時の状態で保管されていた。
二度あることは三度あるとも言うが、それぞれ状況が異なるというのも面白い。
戦闘中相打ち?、無人兵器と完品のMS、厳重な管理の元同じ地点で保管、休眠状態だった双方の機体と、考察しがいの有る情報が出ているが、ウルズハントの今後の展開に注目される。とりあえずメカニック&ワールドください…

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最終更新:2024年03月17日 23:35