【蒼穹のソラリア】

卒検で新天地を訪れて居た地球人、久我タクトと、遺跡で出会った記憶喪失の不思議な少女、ソラリア=ソーサリーの時を越えた物語。


























これまでの作品

大学の卒研で新天地の遺跡に来た地球人、久我タクト。タクトはその遺跡の中で不思議な少女ソラリア=ソーサリーに出会う。
初めて逢った筈の記憶喪失の少女ソラリアは何故かタクトの事だけを覚えていた。そんな中、町をオルニトの大神官ファルコの軍が襲う……
精霊に嫌われ、精霊無しに魔法を使うソラリアとは一体?タクトとソラリア、二人の物語が始まる。
「私が運命を切り開きます。タクトさんも……私も……絶対に死なない!!」
遺跡の町に居られなくなったタクト達は次なる遺跡を求め遺跡守護の街ザイールに来た。だがザイール遺跡への立ち入り許可は下りない。
そんな時、タクト達四人は突然攻撃を受ける。襲ったのはファルコ軍最強の四元魔将が二人、火と土の魔将グロウとイーゲル。
二人の圧倒的力に一度は破れた一同だったが、街の人々と協力し迎撃する。そして発動する水龍の神器。ソラリアは神の力に対抗できるのか?
「私のこと……嫌いにならないで……」
戦いの傷を癒す一同の下にシエラの姉カイラ=ウィンザードが現れた。時を同じくして現れた聖騎士アルトメリア=リゾルバ。
テンペスターvs獣魔術師。二人の激闘の末カイラはシエラに温かく迎えられる。しかしそれはエルにとって仮初の姉の時間を失う事に他ならなかった。
そして現れるもう一人の魔神ミィレス=アストレス。黒い月に行けば記憶を取り戻せると言う言葉に揺れるソラリア。二人はどうなってしまうのか。
「こんなに悲しいのに、シエラさんのように涙が出ない……私は……悪魔なんだ……」
ファルコと共に黒い月へ向かったソラリアを追いかけ、一同は遂に約束の地に降り立つ。そこで待ち構えていたのは魔神アクシズ三姉妹。
そして全ての魔神の親カーレン女史との邂逅を果たしたタクトは彼女から驚くべき真実を聞かされる。ファルコとの決闘、ソラリアvsミィレスの戦い。
最強の魔神であるアクシズ三姉妹を相手に、聖騎士アルトメリアは使命を果たす事が出来るのか。物語は佳境へと向かってゆく。
「誰かを大切だと思うから、戦えるんじゃないんですか!?」
「博士、教えて下さい。私にも、魂はありますか?」



主な登場人物

  • 久我タクト(地球人)
大学の卒検で異世界の遺跡を調査に来た日本の大学生男子。実家はそれなりに裕福らしい。
ソラリアと出会い運命に巻き込まれるが、彼女の健気さに好意を抱くようになり共に立ち向かうよう。
  • ソラリア=ソーサリー(マシン)
新天地の遺跡で目覚めた謎の少女。記憶喪失だが何故か初対面の筈のタクトの事だけを覚えており、タクトに惚れている。
過酷な運命と様々な苦悩の果てに、少女はたった一つの答えを導き出す。例えそれが地獄であろうとも……。
  • シエラ=ウィンザード(鳥人)
タクトの新天地での生活を助けるインストラクターをしている鳥人の少女。明るく元気な女の子だが、両親をマシンに殺された過去を持つ。
  • エル=カレナ(ダークエルフ)
タクトの新天地での用心棒をしているダークエルフの女。冷静沈着で面倒見が良く頼れる姉御だが、シエラには甘い。弓術の達人。
  • ミィレス=アストレス(マシン)
ソラリアと同じマシンだが感情を失っており、ファルコをマスターとして数々の悪事に加担している。黒い月で感情を取り戻したがっている。
ソラリアが炎なのに対しミィレスは光を使った魔科学兵器を所持しており、理論上光速の攻撃故、回避不可能と言われている。
  • ファルコ(鳥人)
オルニトの武闘派神官だが、野望を持ち新天地で悪逆の限りを尽くしている。マシンと黒い月の存在を知り、その力を手に入れ世界制覇を狙っている。
  • ファルコ軍四元魔将
ファルコ軍のトップに君臨する四人の武闘派神官。それぞれ火、土、水、風の属性武器や精霊魔法を得意としている。
それぞれ直轄部隊を持っているが腕っ節に自信があり個性が強すぎる為、単独行動を取る事が多い。
  • カイラ=ウィンザード
シエラの実の姉でありファルコ軍四元魔将『風の魔将』。オルニトでも数名しか居ない風精霊の巫女『テンペスター』であり最高の風使いの一人。
主亡き後、今回の一件で知り合ったアルトメリアに誘われる形で聖騎士団に入団。文字通り新天地で平和の為に戦っている。
  • アクシズ三姉妹
  • 長女シーゲル=アサイメント
三姉妹の長女。マナからエネルギーを取り出すマナ・コンバーターの出力が通常の三倍近くあり、その余剰エネルギーを電力と言う形で外部に放出する事で攻撃を行う。
勿論、高出力の動力源に比例してパワーも極悪であり、自己修復能力も高い。最大出力時には放熱により周囲に陽炎が起こる。次世代型魔神のテストタイプ第1号。
  • 次女ヒュント=ナット
三姉妹の次女。よりマナの消費を抑えられるマナ・コンバーターと武装設計で作られた次世代型魔神のテストタイプ第2号。環境変化に強く連続稼動時間(戦闘時間)はシリーズ中最も長い。
運動性能もシリーズ随一を誇る。気体圧縮装置により液体窒素や圧縮空気を作り出し、それを徒手空拳で打ち込む戦闘スタイルを取る。
  • 三女リンネ=サンサーラ
三姉妹の三女。次世代型魔神のテストタイプ最終型。平時のマナ消費量はソラリア達旧世代の1/3以下、戦闘時には1/2のマナで同等の出力を出せる。
センサー類が優れており音波によるソナー(索敵・固有振動数算出)が使える。スピーカーからの超音波、高・低周波、衝撃波などにより対象が生物・非生物問わず攻撃が可能。
  • カーレン=フォーマルハウト
魔神を作り出した古代の天才科学者。太古の大規模突発ゲートにより飛ばされた先(異世界)で、地球に居た時と同様にマナを消費し続けた事で世界に受け入れられず、異世界と戦争する羽目となり、神が加担した異世界連合に敗退し黒い月に逃げ込んでいた。
元々、地球のマナを使い切りそうになる生活を続けていた為、滅亡の道は決まっていたと知りながら、贅沢に慣れた国民を止める術も持たなかった彼女は、異世界で出会った竜人のパイク=エンシェントフィールドが神聖騎士となって現れた時、滅ぼされる道を受け入れた。
だがカーレンを殺せなかった神聖騎士パイクは、異世界人との共存を模索する道を選んだ。この時の『神魔戦争』とパイクとの約束から、カーレンは『環境対応型魔神』の研究を始めアクシズ三姉妹を作り、新たな国民を生む為の母体となる生体ボディの魔神を作り、
死んだパイクに代わり『種』となる地球人が現れるのを黒い月で待ち続けていたのだった。『種』に選ばれた地球人は彼女によって権力、力、女、永遠の命を与えられると言う。

  • GJ!あらすじ補完ありがたいです -- (名無しさん) 2013-01-25 16:20:33
  • すっきりまとまってて見やす…先の先まで予定載ってるぉーぃ -- (としあき) 2013-01-25 23:07:35
  • キャラの詳細解説がもっと充実してくれたら嬉しいかも。読みながら想像しやすくなりそう -- (名無しさん) 2013-11-12 20:19:31
  • 完結おめでとうございます!外伝とか後日譚とか書いてもいいのよ? -- (名無しさん) 2013-11-30 23:00:58
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黒い月の女:カーレン=フォーマルハウト

アクシズ三姉妹
・シーゲル

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最終更新:2014年03月01日 22:51