【イストモスの設定・その他】

ここはイストモスの独自設定<設定・その他>を集約しています。

使用上の注意
※国別・項目別に仕分けています。他国の設定については人物・用語目録から該当国家のページを開き追加してください。
※可能な限り、作者自身で項目作成していただくようお願いします。五十音順に並んでるので、それに沿っていただけると助かります。
※この項目は「確定事項」ではありません。利用するもしないも、設定的に齟齬が出る内容でも確定事項に反しない限り原則問題ありません。

項目凡例
【項目の名称】
項目の内容
(初出:[[初出のSS名]] または ネタ提示スレの日時・本数)


【秘剣 双子星《エクセメルゴス》】

数ある星遺物の中でも特に権威と威光あるものとされる、東西の大ハーンが所有する星鑓・星弓に比肩する『神話の十二星』のひとつ。「彗星の如く煌く軌跡を描く刃」「その刃が生み出す破壊は星々の砕け散る如き」と評される、リュラとナスルから為る二本一対の剣。
基本年代となる2010年代から数えて約100年前に中立の立場を由とするイストモスの東西混成学者集団による別件調査の最中に偶然発見されるが、当時既に5個ずつの『十二星』を東西大教会で分配所有している現状を鑑み、無用な混乱と動乱を避けるべく「そんなものは最初から無かった」とするため国外に持ち出されたが、その後の行方は不明。実質的には目論み通り、いまだ伝承のみに語られる存在となっている。
(初出:2012/12/05 1スレ目 SS初出:【失われし星剣】)

【救星主】

星神の亜神または魔人。恐らく長寿命ではない。
かつて、一人の救星主によって狗人エクソダスが主導され、イストモスが興った。
まぬけな星が落っこちてウルトラマンしたり、まるまる人が降ってきたりするようだ。

【銀麦の発泡酒と乳酒】

イストモスでは東西で好まれる酒の種類が異なる
これは西部では肥沃な土地での定住農業が可能だったことと東部ではそうしたことが難しく代わりに家畜の放牧が行われていたことが大きな理由としてあげることができるだろう。
西部イストモスでは広大な耕作地で銀色の穂を実らせるラースと呼ばれる麦に酷似した穀物が栽培されている
ラースは収穫し脱穀製粉することで小麦粉となり、西部イストモスの主食となる平焼きのパンとして日々食される。
またこのラースを原材料として発泡酒が造られ、これもまた愛飲されている。
東部では牧畜を行う関係から乳製品の加工が古くから行われ、スゥと呼ばれる家畜の乳でつくったヨーグルトが貴重な栄養食品として食べられている。
またスゥを水に溶かし家畜の胃袋で作った袋に入れて発酵させたスールと呼ばれる酸味の強い乳酒は東部で愛飲されている。
長く散発的に続いた東西の衝突が落ち着いた現在ではこうした食品種類は東西の垣根を越えて広がり東西幅広い地域で食されている。
(初出:スレ)

【クルタムの伝来】

クルタムはその昔イストモスのはるか西方に広がる未踏派地帯より持ち帰られたと伝えられる、イストモスで平焼きパンと同等かそれ以上に主食として食されるジャガイモに良く似た作物である。
クルタムの名の語源は西の地より持ち帰った一人の救星主に由来する。
耕作に適した肥沃な土地が広がる西部イストモスとは違い東部イストモスは風精の影響から表土が薄く養分に乏しく西部で栽培される作物の多くがまともに育つことがない
それゆえに東部では放牧を行いその肉と乳を細々と糧にする生活を続けてきた
しかし、そんな東部で家畜を次々と死に至らせる伝染病が蔓延し、多くの家畜が死に東部の食料事情は一気に許容を超え極度の困窮状態に陥ることとなった。
生活の術を失ったことで東部の部族は家畜を先導する杖を弓や槍に持ち替えて西部やラ・ムールへと足を向け各地でそれまでにない衝突が繰り返された。
そんな状況の中、東部に生まれ育ったクルタムという名の狗人が一人星神の神託を受けて西部辺境へと赴き痩せた東部の土地でも栽培が出来、地球のジャガイモのようでありながら連作障害の発生しないこの作物を持ち帰り、家畜の疫病を発端とした東部の混乱を沈めたと伝えられている。
ちなみに東部で育つクルタムは小さな小芋が鈴なりに実るが西部の肥沃な土地では一抱えほどの大きさに巨大化することも珍しくない
また東部では小芋を串に刺して直火で焼いて食し、西部では大鍋で茹でて皮を剥いて潰してマッシュポテトのようにして山と大皿に盛って主食として供される。
(初出:スレ)

【星遺物】

星神の力が宿った素敵アイテム。
隕鉄を鍛えたものだったり、星海からまるごと落ちてきたり、星の亜神がもたらしたりと出自は様々。

【星画】

天導院ドーム内部に描かれる星図画の総称
星と、その星にまつわる物語にちなんだ絵がその周辺に描かれることが多い
文字の読めない人々にもわかりやすく星の意味を理解してもらうという趣旨で描かれるようになったと言われている。

【星神祭り】

イストモスの代表的な祭り
星神の月に東部イストモス全地域の部族が集まり情報交換や取引や許嫁を決めたり結婚式を挙げたりする。
(出典:【草原の国にて】

【葬儀】

荼毘をかがり火に星へ報告。骨は一族の墳墓へ祀られる。そこは駆け続けた者達の終着点。
『東』
 火葬。遠くへ、遠くへと。煙は星に、骨は野に。放浪する彼等は、唯一常に共にある星と草原とに故人を見る。
『西』
 星の見える丘に墓を。故人の顔を天へと向けて。星の導きを死して見失わないように。
(スレ120226、120314)

【大ハン】

モンゴルの全部族長、テングリ・カガンに由来する称号。大王。
イストモス帝国の元首の称号であり、高祖イストモスの皇統に連なる皇帝位である。
皇統は、現在までに絶え、首長連合体制に移行したが、四百年前の世界を舞台とする盲目公記では、この地位に就いている人物が登場した。
(出典:【盲目公記】

【東西の対立と星遺物争奪戦争】

イストモスは長く東西に別れて星神の力を宿した星遺物と呼ばれる物を巡り対立してきた歴史をもっている。
その発端はイストモス建国の祖でありイストモスという国名の元ともなったイストモス王の死にまで遡る。
イストモス王の死後、彼によって団結していたケンタウロス諸部族はイストモス王の遺児である双子の兄妹をそれぞれ次の王にしようとして対立
その対立はやがて東西の部族間対立へと発展し、その後長く対立は続き多くの禍根を残すこととなる。
その後、時は流れ東西はイストモス王の双子の遺児を祖とする二つの一族が束ねることで纏まり、いつからかイストモスの正当な統一者は星神の神意の象徴ともされる星遺物を揃えた側にこそ示されるとするものが実しやかに語られるようになり、東西の衝突はそれぞれの勢力が保有する星遺物の争奪戦争へとその形を変えていくこととなる。
(初出:スレ)

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最終更新:2017年12月26日 04:35