スラヴィアの南部にある港湾都市ルゥドは海運侯ボニー・ライン・クリストファー所領のスラヴィア最大の港湾都市であり、名実ともにスラヴィアの玄関口として機能する場所である。
キャッスル級の超大型船が入港できる水深の港とそれに付随した最新鋭の港湾設備、国内外の様々な交易商品を取り扱う3つの大市場、そして多品目の産品の保管に対応した広大な倉庫街、これらがこのルゥドの街の約半分を占めている。
赤煉瓦と石畳の街並みは過去と現在のにぎわいが交錯する独特の雰囲気があり、生者と屍者の営みで昼夜を問わず賑わうこの街は眠りを知らぬ不夜城のような趣をもっている。
ルゥドの歴史はスラフ戦役以前にまで遡り、スラヴィアがまだスラフ島と呼ばれ多数の国による共同支配の土地であった時代からこの街は有力な港湾都市として存在し、スラヴィア建国のきっかけとなったスラフ戦役の際には吸血姫サミュラとその屍者の軍勢に対抗するため、この港に世界中から多くの義勇兵を乗せた軍船が集まり、連合軍の本営が最後まで置かれた場所でもある。
現在、ルゥドの港はスラヴィアでは数少ない国際航路の寄港地として機能し、スラヴィアへ人や様ざまな産品をもたらし、また世界へとスラヴィアの産品を送り出す役割を担っている。
昼間、
ドニー・ドニーやラ・ムールそして
ミズハミシマの船が停泊する港は人々の生気と活気に溢れ、屍者が支配する国などという陰気な印象は微塵も感じられない。
しかし、太陽が地平線の彼方へと沈み、夜の帳が落ちると、この都市のもう一つの顔が露わになる。
日中騒がしく人々が行きかった港や街中には異形の者たちが姿を現し、彼らは昼間の人々と同様にさまざまな仕事に従事しはじめる。
そして夜の暗い海に目を向ければ、まるで水中から浮上してくるクジラのように港湾内やその近くの海面に浮上してくる無数の巨影、それはスラヴィアの幽霊船と呼ばれる船そのものが屍者となった特異な存在であり、日中は海の底に潜り、海底の流れに乗ってまるで潜水艦のように暗い水底を進むことのできるスラヴィアの海運を支える存在である。
スラヴィア髄一の交易港と言われるとおりこの街の市場と港にはスラヴィア各地から様々な産品が集まってくる。
食材、交易商品、美術工芸品、この街に居ればスラヴィアの大半のことはわかるなどと言われるほどであり、スラヴィアを旅行するのであれば数日間この街に滞在して旅の行程を練ってみるのも悪くない選択だと言えるだろう。
- 生きている領民とスラヴィアンが交替で働くと生産力すごそうだスラヴィア。 -- (名無しさん) 2014-09-09 02:08:10
- スラヴィアならではの品って夜中に動き出しそうな人形とか血と内臓が吹き出す玩具とかそんなイメージしか浮かばないぞ -- (名無しさん) 2014-09-09 02:17:31
- スラヴィアンに吸血鬼のイメージがあるから海に出るってのが結びつかなかったなー。昼夜賑わう不夜港は輸出入すごそうだ -- (名無しさん) 2014-10-02 23:29:27
最終更新:2014年09月09日 01:56