0309:悪夢の泡





駆ける、駆ける、伸縮自在の棒を持った男が駆ける。
逃げる、逃げる、珍妙な乗り物に乗った男が逃げる。

「ハーハハハハッ!さあっ、戦おうじゃないか太公望君!せっかくこのエレガントな舞台で出会えたんだ!
何故逃げるんだい?トレビア~ンな戦いを繰り広げようじゃないか!」
駆ける男が得物を振り回しながらとても嬉しそうに叫ぶ。その声に表れているのは、好敵手と出会えた心の底からの喜び。
逃げる男は間一髪でその棒を避けるが、頭に掠り髪が幾本か空に舞う。

「うるさいわいダアホッ!わしにおぬしの相手をしておる暇はないわっ!」
その男――太公望はただ逃げる。
無様に、格好悪く、ただ逃げる。


約数時間前

太公望はウェイバーに揺られながら放送で呼ばれた仲間の名を思い返す。
(キルア、沖田、斎藤・・・あの三人まで死んでいたとは・・・ダイ達や星矢達が無事なのは不幸中の幸いだわい。
しかし、富樫の死も知られてしまったしのう・・・さて、四国に戻るか否か・・・)
仲間の死に悲しみを感じながら、それでも思考を巡らせる。

趙公明は森の中を駆けながら、決着が付けられなかった好敵手の名を思い返す。
(カズキ君が死んだか、妲己がついているはずなのに死ぬとは、余程ゴージャスな戦いをしたんだね!)
無論、その思考は悲しみとは程遠い。

そして、時が訪れる――
それはどんな運命の交差路か――

二人の男が、とある十字路で出会うことになったのは放送後数十分。
「お、おぬしはっ!?」
「おお、そこにいるのは太公望君!マーベラス!やはり僕と君とは戦う運命に(ry」
「じ、冗談じゃないわいっ!」

太公望はウェイバーを加速させ逃げ出す。『三十六計逃げるに如かず』立派な兵法である。
「待ちたまえっ!」
まあ、生粋のバトルマニアがおとなしく見逃してくれるはずはないのだが。


そして今現在、追いかけっこはずっと続いている。
普通ならウェイバーという乗り物に乗っている太公望趙公明を引き離すことになるだろうが、
ここは何の障害物もない海や雲の上とは違い、木や家など様々な障害物が存在する。
その障害物にぶつかる度にウェイバーはスピードを落とし、避けたり方向転換しなければならない。
そのため、太公望趙公明との距離は未だ一定を保っていた。

追いかけっこに飽いた追撃者が、何度目かの攻撃を仕掛ける。
「いつまでも逃げられると思っているのかい太公望君!それっ!」
手に持った棒が勢い良くその体積を増やす。

「ぬおおおおっ!」
伸びた如意棒が太公望の脇を掠める。
太公望は危ういところで避け、ウェイバーを加速させる。

「何すんじゃいボケーッ!」
その口から発せられるのは罵詈雑言、情けない男である。
しかし、狩人はその手を休めず――
「ハハハハッ!アン・ドゥ・トロワッ!」

再び獲物に襲い掛かった如意棒は、伸びきる前に飛んできた鉄球によって弾かれた。

家の屋根の上で鉄球を撃ち放ったデスマスクが、人相の悪い顔を更に歪めて――哂った。
「ハッ・・・この構図じゃどっからどう見てもキサマが悪人だな」
戦いの予感に胸を躍らせるアテナの戦士が、テレポートで鉄球を手の中に収めながら呟く。

攻撃を邪魔された趙公明は不機嫌な顔を隠さずに、乱入者にクレームをつけることにした。
獲物の横取りは最低である。僕と戦いたいなら順番を守ってもらいたい、と。
「何だねキミは?僕と太公望君の戦いを邪魔しないでもらいたい!」

対する乱入者は獰猛な笑みを浮かべたまま、返答した。
「黄金聖闘士、蟹座のデスマスク。相手に不足はねえと思うぜ?」
そう、自分は強い。故に勝つのは当然。
アイアンボールボーガンをカプセルに戻し、デスマスクは構えをとる。

突然のことに次の行動を決めかねていた太公望は、自分を呼ぶ声を聞いた。
周りを見渡すと男と女が手招きをしている。
「こっちです!」
「そこのアナタ!早くここに隠れて!」
太公望はその二人――仙道と香の言葉に従い、近くの茂みの中にウェイバーを突っ込ませた。
ガリガリと茂みを削りながらウェイバーは速度を落とし、停止。

一息ついた太公望は、取り敢えず助力に対する礼を言う。
「助かったわい、おぬしらは?」
「私は槇村香、こっちは仙道彰くん、そして今あなたを助けたのがデスマスクさんよ」
二人の自己紹介の結果わかったことは、二人は先程太公望を助けたデスマスクという男を含めた三人で行動しているということ。
追手内洋一という少年を探して山梨県を歩き回っている途中で、偶然太公望趙公明を発見したということ。
そして三人ともゲームには乗っていないということだった。

しかし、話し合う間も時間は止まってくれない。
夜空に二つの武器が打ち合わされる撃音が響く。
デスマスクの武器は――鍛え抜いたその身体。
趙公明の武器は――伸縮自在の如意棒。

本来聖闘士の肉体は並の武器や使い手など相手にならない力を秘めている。
だがしかし、あらゆる武器を使いこなす仙人と、射程を自由に変える武器が相手では苦戦は免れない。
攻めあぐねているデスマスクを見かねて、仙道が飛び出した。
「香さん、俺はデスマスクさんに加勢してきます!」

しかし、仙道の体つきはスポーツマンだけあって常人よりは鍛えられているが、とても戦闘用の身体ではない。
それを見抜いた太公望が戸惑いの表情を見せる。

その視線に気付いて振り向いた仙道の顔には決意と――自信が張り付いていた。
「大丈夫ですよ、俺にはこれがあります」
そう言って仙道が掲げたのはマジック&ウィザーズのカードだった。
その絵柄は『真紅眼の黒竜』、『色付き』の竜の一角である。

戦いの場に進み出た仙道は、召喚のための祝詞を叫ぶ。
「真紅眼の黒竜、召喚!」
途端、カードに描かれた竜が実体化してその身体を巨大化させる。
現れ出ずるは、真っ赤な眼を持った漆黒のドラゴン。
仙道は真紅眼の黒竜に命令を出すため、戦闘が良く見える場所で陣取る。

趙公明が新たな乱入者に更に不快感を強める。
戦いの場はあのような一般人が来るようなところではない、もっと高貴な場だ。
ならば場にそぐわぬ異物を排除しよう。如意棒が伸びる。

仙道は迫り来る如意棒をギリギリまで引き付ける。
「まだだ・・・まだ慌てるような距離じゃない・・・!」
そして攻撃が届く瞬間、バスケで培った反射神経を駆使して回避する。

仙道に攻撃を加えた隙をついて趙公明を攻めつつ、デスマスクは悪態をつく。
「ひっこんでろ小僧!俺一人で十分だ!」
やるじゃねえか。内心では賞賛しつつ、自分が認めた男の参戦にその笑みはますます強くなる。


二対一の戦いを観戦しつつ、それでも太公望は不安を捨てきれなかった。
そんな太公望を香は笑顔で元気付ける。しかし、その笑顔は本来の彼女と比べると――あまりにも虚ろ。
「大丈夫よ。仙道君なら、きっと何とかしてくれるわ。海坊主さん、冴子さん、リョウ・・・どうか見守ってて・・・」

第三放送――もう、自分の知り合いは誰もいなくなった。
あまりの寂しさに、放送を聞いた直後はもう死んでしまおうかと思った程だ。
しかし、彼女は強かった。自暴自棄には陥らなかった。
冴羽リョウが死んだとき、まだ生きると決めたから。

しかし彼女の言葉でも太公望の不安は拭えない。
彼は、趙公明の恐ろしさを知っているから。
趙公明――『妖怪仙人』は『死んだ時』が最も危険であるということを――

「ひとつ、賭けに出るとするか。しかしちょいと迫力不足だのう・・・おぬし何か武器を持っておらぬか?」
「・・・残念だけど、このハリボテしかないわ」
香が取り出したのは、ウソップパウンド。
5tと書かれているが、本当はフライパンと金具で出来た2kgのハッタリ品――自称キャプテン・ウソップ作。
あきらかに殺し合いのゲームには役に立たないハリボテを見て、太公望はニヤリと微笑んだ。


趙公明の如意棒とデスマスクの拳が交差する。
これで数度目の打ち合いになるが、両者ともほぼ互角。それに加えて、
デスマスクさん、いきます!黒炎弾!」
趙公明を狙った黒い炎が迫る。趙公明は寸前で炎を避けるが、熱波が襲う。
熱波を防ぐために神楽の仕込み傘を広げて身体への直接の影響を避けるが、
「スキだらけだぜ!」
背後に回ったデスマスクの回し蹴りがクリーンヒット。
吹っ飛ばされる趙公明だが、そこはさすが金鰲島の三強。くるりと空中で回転し着地、家との激突を回避する。

予想外の実力者、予想外の苦戦に趙公明は焦るどころか――何気なく買った宝くじが当たった者のように笑った。
「フフ・・・なかなかやるね。これは面白くなってきたよ!」

「いや、おぬしはここで終わりじゃ趙公明!わしの風でおぬしを成敗してくれるわっ!」
戦闘を続けようとする趙公明を止める声。
岩の上に立った太公望がポーズをとり、指を明後日の方向にビシィッと決める。

趙公明はその言葉に余裕の笑みを返す。それは自分の絶対的有利を知っている者の、他人を哀れむ笑み。
「風?太公望君、得意のハッタリは通じないよ。君の打神鞭は妲己が持っていた、つまり君は風は起こせない」
そう、趙公明は、太公望の愛用の宝貝を妲己が持っていることを知っている。だから太公望の言葉が嘘だということもすぐに判る。
ハッタリを見抜かれた太公望は――それでも強気の態度を崩さなかった。

「妲己がわしの打神鞭を?ううむそれは取り戻さなければならぬな・・・
しかしのう趙公明、今のわしは打神鞭がなくても風が起こせるのじゃよ、ぬうう・・・」
掌を敵に向けて翳す。仙力、いや『魔力』が一箇所に集中する。

太公望は思い出す。異世界の術を学ぶ為の教本を――その世界で育った身体に竜の力を宿した少年の言葉を――
(風のイメージだ。流動、流転、流れ行く風をイメージする。
アバンの書はもう見た。ダイに教えも請うた。呪文のイメージはもうある。後はわしが集中するだけであろう・・・)
風。自分が幾度となく使ってきた自然の力、その流れは完全に身体に染み込んでいる。
太公望は掌に全神経を集中させ、呪文を唱える。
「疾ッ、バギ!」

真空の刃が作り出され、趙公明の頬を掠める。皮膚が裂け、頬から血が垂れる。
「何故、宝貝がないのに風が・・・?」
趙公明の顔が驚愕に歪む。もちろん不可思議な現象を起こす武器は宝貝だけではない。今自分が使っている如意棒もその一つだ。
しかし今、太公望は明らかに『自分自身の力』のみで真空波を起こした。
自力で変身能力を使う天才道士も知っているが、太公望にその手の能力はなかったはずだ。
宝貝を使わずに太公望が風を操ることはありえない、ありえない、ありえない――

驚きに痛みすら忘れて立ち尽くす者を嘲笑うように――実際に嘲笑いつつ、驚きの原因は言い放つ。
「ニョホホホホ、驚いておるようじゃのう趙公明。まあ仕方あるまい」

太公望は自信たっぷりに、蔑むように――真実、自分の言っていることが世の真理であるように自分が使った『力』を説明した。
「このゲームには実力制限がかけられていることは知っておるのう?わしはその制限の抜け道を探し出すことに成功したのだ。
しかもそれだけではなく、制限を利用してパワーアップする裏技も発見したのだ!その裏技を使えばこーんなことも可能だわい!」
太公望は5tと書かれたハンマーを軽々と振り回す。『こんな重い武器を楽に振れる』ことを示す行為。

その様子に警戒を強める趙公明に更に畳み掛ける。
「そんなわしに比べておぬしはどうかのう?制限は思いのほかキツイのではないかのう?
おぬしのことだ、この一日の間に何度も戦って疲労が溜まっておるのではないかのう?ケケケケケ」

その言葉で身体の異常に気付く。おかしい、確かに戦っている二人は強敵だが、自分がここまで苦戦する相手ではない。
そういえば身体がだるい、膝が笑う、息が荒い。
今までの太公望の行動を思い出す。無様に逃げる太公望。格好悪く逃げる太公望
ただ逃げるだけの『策士』太公望。まさか――

「フフ・・・太公望君、今わかったよ。君が何故僕と追いかけっこしていたか・・・その理由がね」
趙公明は悟った。自分が『ハメられた』ことに。もっと早く気付くべきだった、興奮しすぎていたようだ。
ただ逃げ続けていた太公望の目的は趙公明を疲れさせることだった。
本気で逃げようと思えば趙公明から逃げ切ることも可能だっただろう、しかし太公望はあえてそれをしなかった。
趙公明が疲れているのを見切った上で、乗り物に乗っているというアドバンテージを持った上で、
ギリギリ追いつかれない距離を保って疲弊させる・・・それが目的――セコい。

「本当はもっと疲れさせるつもりだったのだがな。思わぬ援軍が来たのは僥倖だったわい。しかしおぬしも成長しないのう。
このパターンで追い詰められるのは、原始天尊様のときと、クイーン・ジョーカーⅡ世号のときと・・・
これで三回目だのう。少しは進歩したらどうかのう」
策略に気付いた趙公明に追い討ちをかける言葉を吐く。
趙公明に違和感を抱く暇を与えないように。自分が『制限を解除した』方法を問われ、追究される前に。
全て嘘なら気付かれる。嘘に真実を混ぜるのは定石。

策士、太公望。勿論この会話もハッタリを言うためだけが目的ではない。
相手を逃がさない包囲網を作るための、時間稼ぎ。デスマスクと仙道の真紅眼の黒竜が包囲網を狭める。

「絶体絶命ってやつだな」
仙道が緊張を含んだ声で告げる。
「観念しやがれ」
デスマスクが己の絶対的優位に哂う。
「・・・・・・・・・・・・」
趙公明は――無言。


降伏?
戦いに?
この僕が?


そんなことは絶対に許せない、戦いは『華』だ。そう、歴史を戦争が美しく彩るように。
その『華』である戦いの最後を、貴公子であるこの自分が『降伏』などという無様で汚すわけにはいかない。
しかし、自分の身体はもう限界だ。
武藤カズキラーメンマン、ムーンフェイス――数々の強敵と戦った疲労が重い。
今日、自分は殆ど休んでいない。それに太公望との追いかけっこが追い討ちをかけた。
更に先程の男の回し蹴りが相当なダメージとなって身体に襲い掛かる。
もはやこのまま戦ってもエレガントな戦いは出来そうにない。それは不本意極まりないこと。

ならば、『華』を咲かせよう。
戦いの最後を美しく飾る、ゴージャスな『華』を――

趙公明は悟ったように壮絶に笑うと、
如意棒と仕込み傘を――投げ捨てた。
「フン・・・!なめないでもらいたい!」




       ズン




大気が揺れ、大地が震える。
地鳴りと共に趙公明の身体からニューニューと枝が伸び始める。
「このデジャビュ・・・来るぞ!皆の者退がれ!」

趙公明の身体が変質する。枝が地面に刺さり、その勢力を拡大する。
皮膚が植物の表面に変わり、服と融合して更に肥大化。
脚だったものは地面に突き刺さり、地中で何本もの根に分かれる。
地面から巨大な植物が何本も生え、趙公明を包み込む。
全てが終わった後、趙公明がいた場所には巨大な植物が生えていた。


そこにあったのは、巨大な『華』。
妖怪仙人の原型(アーキタイプ)である。





【長野県と山梨県の県境付近/一日目夜中】
【太公望@封神演義】
 [状態]:やや疲労、完全催眠(大阪の交差点に藍染の死体)、バギ習得
 [装備]:ウソップパウンド@ONE PIECE
 [道具]:荷物一式(食料1/8消費)、五光石@封神演義、鼻栓、ウェイバー@ONE PIECE
     トランシーバー×3(故障のため使用不可)
 [思考]:1、趙公明に対処する
     2、新たな伝達手段を見つける
     3、妲己から打神鞭を取り戻す
     (趙公明を追い詰めて原型化させたのは魔家四将の対策と同じ理屈です)

【仙道彰@SLAM DUNK】
 [状態]:健康
 [装備]:遊戯王カード
     「真紅眼の黒竜」…現在使用中
     「光の護封剣」「闇の護風壁」「ホーリーエルフの祝福」…未使用
     「六芒星の呪縛」…二日目の午前まで使用不可能
 [道具]:支給品一式
 [思考]:1、趙公明に対処する
     2、首輪を解除できる人を探す
     3、ゲームから脱出。

【デスマスク@聖闘士星矢 】
 [状態]:少しのダメージ(ほとんど回復、戦闘に支障なし)
 [道具]:支給品一式、アイアンボールボーガン(大)@ジョジョの奇妙な冒険
     アイアンボール×2
 [思考]:1、趙公明に対処する
     2、仙道に付き合う

【槇村香@CITY HUNTER】
 [状態]:海坊主、冴子の死に若干の精神的ショック
 [道具]:荷物一式(食料二人分)
 [思考]:1、太公望達の無事を祈る
     2、追手内洋一を探す

【趙公明@封神演義】
 [状態]:原型化(伝説の巨大花)、重度の疲労
 [思考]:1、戦いを楽しむ
     2、脱出派の抹殺


 ※荷物一式×2(一食分消費)、如意棒@DRAGON BALL、神楽の仕込み傘(弾切れ)@銀魂 は地面に落ちています

 ※制限による趙公明の原型の変更点
 1、弱点の存在・・・趙公明の顔がついた花が「核」であり、そこを破壊されると趙公明は死亡する
           首輪もその花に着いており、爆発すれば趙公明は死亡する
           「核」は趙公明の植物が制圧している場所なら移動可能
 2、増殖力の制限・・原作程の増殖力はない
           趙公明の体調が万全の場合、一日で県一つ制圧できる程度
           ただし、増殖力は趙公明の状態に大いに依存する
 3、大きさの制限・・最初の大きさは家と同じくらい


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258:流れ行く風 太公望 324:清里高原大炎上戦①
274:無人東京考察記 仙道彰 324:清里高原大炎上戦①
274:無人東京考察記 槇村香 324:清里高原大炎上戦①
274:無人東京考察記 デスマスク 324:清里高原大炎上戦①
271:たらい回しの不運 趙公明 324:清里高原大炎上戦①

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最終更新:2024年05月31日 02:53