霍青娥

霍青娥 Kaku Seiga

初登場作品 東方神霊廟
種族 邪仙
性別 女性
一人称
特殊能力 壁をすり抜けられる程度の能力

「そりゃあ、あのお方が復活するんですもの……沢山の欲を抱擁できるお方ですもの。人間の欲だって集まって来るわ」


概要

邪仙と呼ばれる仙人。名前は「かく せいが」と読む。通称「青娥娘々(せいがにゃんにゃん)」。
仙人になるべく修業を重ねた人間だったが、邪仙へと堕ちている。
しかし仙人としての力をある程度は身につけており、複数の仙術を扱える。千数百年以上若さを保ち続けている。
キョンシーである宮古芳香は彼女の部下。

彼女は元々普通の人間だったが、仙人になると言って家を出て行った父親の書物を読み仙人に憧れを抱くようになる。
その後成長した彼女は名家である霍家に嫁ぐも仙人になる夢を諦め切れず、仙術を数年間独学で学んだ末に憧れの仙人の世界へと旅立つ。
この時点で家族とは疎遠になっており、仙人となった際に自分が死んだものだと家族に認識させていた。
仙人の修行を重ねたことで不老長寿の肉体も得るが、目的の為には手段を選ばぬ彼女の性質は天から仙人と認められず「邪仙」の烙印を押される。
それでも彼女は自身をあくまで「仙人」だと語る。
自身の力を見せびらかすべく道教を広めるという建前で仙人のいない日本へと渡り、当時の日本の権力者・豊聡耳神子に道教を勧めた。
このことが道教・仏教の宗教戦争に繋がり、そして神子や布都が秘術により尸解仙となるきっかけとなる。

「神霊廟」の一連の騒動は霍青娥の行動が遠因となって起こった異変と言えるが、霊夢達は最後までそのことに気がつかなかった。


外見

ウェーブのかかったボブの青髪、瞳の色は青。
髪の一部を頭頂部で∞の形に結い(稚児髷、唐子髷)、結い目にはかんざし代わりに鑿(のみ)を挿している。
服装も含めて全身青色を基調としている。


性格

ゆったりとしており、人当たりの良い穏やかな性格だが掴み所が無い。
自らを頭脳明晰、金剛不壊、不老長寿の「仙人」であると称する。
自己顕示欲が強いが、それと同様に強い力に惹かれるという性質を持ち気まぐれにあちこちを動く。
そんな彼女の本質は自分の欲望に忠実で、目的の為ならばどんな手を使うことも厭わない自己中心的な性格。
巧みな話術によって他者を欺くことも平然と行うが、特に大それた野望を持っている訳でもない。
彼女のそういった性格は悪意というよりも、邪仙として当然の気質であるらしい。


能力

壁をすり抜けられる程度の能力

髪に挿したかんざしを用いることで壁に丸い穴を開けることが出来る。
壁に開けられた穴はいつの間にか穴が消えるという形で元に戻る。
特に大した能力ではないが、ぬりかべには効果覿面らしい。

仙術

修行によって得た仙人の術。
仙術を、攻撃技としてぶつけたり、自らの補助に使用して戦う。
錬丹で鍛えた頑強な肉体を持ち、戦闘でも傷付きにくい。
壁抜け・幻術・死体の蘇生とその使役(キョンシーの術)等を始めとする、数々の仙術を操る。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 005:ナイトウォッチ
死亡話 :[]
登場話数 5話
登場時期 神霊廟以降
スタンス 危険人物(気の赴くままに行動→スタンドDISC回収)

詳細

初登場は第5話「ナイトウォッチ」。
殺し合いの場においても彼女は全く動じることなく、「気の赴くままに行動する」という普段通りの方針を貫く。
支給品の「河童の光学迷彩スーツ」と「双眼鏡」を使い、誰にも気付かれることなく美鈴ウェスの戦闘を見物する。

第28話「Golden Weather Rhapsody」では美鈴の想像以上の戦闘能力、ウェスの天候を操る未知の能力(スタンド)を目の当たりにし、強い好奇心を持つ青娥は大いに楽しみながら見物を続けていた。
そんな中、戦闘に乱入してきたジョルノ・ジョバァーナに「一目惚れ」をする。彼の王者の風格に強く惹かれたのだ。
青娥は彼との再会に期待を抱きつつ、その場から立ち去る。ジョルノと再会する際には何かしらの「手土産」を用意するらしいが…

第47話「名前のない怪物達」にてGDS刑務所を発見。
壁に不自然な穴が開いていることに気付き、好奇心と土産探しを目的に接近。
介入する余地のないジョニィ・ジョースターヴァニラ・アイスの熾烈な戦闘を尻目に青娥が目を付けたのはジョニィが逃がした宇佐見蓮子
蓮子をスタンド能力を持っているだけの素人であると見抜いた青娥は彼女を容易く拘束し無力化。
そして青娥は蓮子に持ちかける。「お話をしましょう」と。

第58話「Stand up~『立ち上がる者』~」にて蓮子に長時間に及ぶ尋問を行いスタンドに関する情報を吐かせ続ける。数多くの情報を得られた青娥はそのまま気まぐれに蓮子を殺そうとしたが、蓮子がDISCによって手に入れたスタンド「ヨーヨーマッ」が火災警報装置を鳴らしたことで妨害される。
機嫌を悪くした青娥だったが、ヨーヨーマッは「自分のスタンドDISCと引き換えに蓮子を解放する」という交渉を持ちかけてくる。
駆け引きの末に青娥は蓮子の解放を承諾するも、青娥を危険人物と見なしていたヨーヨーマッは即座に約束を反故にした。
青娥はヨーヨーマッの溶解唾液による攻撃を受け、同時に火災警報装置の音に気付いた岸辺露伴射命丸文の乱入を許してしまう。
ジョニィの援護に向かって離脱し、露伴との一騎打ちに。
露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」による速攻の攻撃を受けて驚きつつも、「他者を本に変える能力」を目の当たりにした青娥は膨れ上がっていたスタンドへの好奇心が一気に爆発。
スタンドDISCを根こそぎ回収し、ジョルノに献上することを決意。
蓮子の隙を突いてスタンドDISC「ヨーヨーマッ」を奪った青娥は露伴を出し抜くことに成功し、殺害一歩手前まで追い詰めるも彼を救うべく蓮子が「青娥の協力者になる代わりに、露伴を見逃すこと」という条件を持ちかけてくる。
「面白そうだから」という理由で蓮子の条件を呑んだ青娥は彼女を連れ、爆発音が聞こえた「猫の隠れ里」へと向かうことに。

第79話「向こう側のメリー」では蓮子、ヨーヨーマッを連れて戦闘現場と思わしき「猫の隠れ里」へ到達する。
その凄惨な光景を見て、青娥はあくまでも穏やかに、しかし有無をも言わせぬ空気で蓮子へと現場の捜査を脅迫した。
渋々了承し、足を動かす蓮子に突然襲い掛かる見知った相手、八雲紫
蓮子を都合のいい囮として利用し、自分は安全に襲撃者を昏睡させ、ひと悶着はあったものの蓮子の頼みを聞いて近くの廃屋に八雲紫を運び込ませる。
目を覚ました八雲紫が体験した出来事を聞きながらも、放送時間が迫っていた事もあり、高らかに話を中断させて彼女たちは放送に耳を傾ける。その近くに一人の「殺人者」が潜んでいたことには気付かずに…。

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最終更新:2014年06月17日 19:54