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コントローラ出力UP - (2006/10/03 (火) 01:23:54) のソース
<a href= "http://f48.aaa.livedoor.jp/%7Ekyuu/?itemid=180">kyuさんのweblog</a>で話題になった「チャタリング対策」の一環として、コントローラの送信出力UPに取り組みました。改造に至る背景は、kyuさんのところをチェックしてください。<br> ※ 車体(レシーバ)側のチャタ対策方法については、<a href= "../../kachan/pages/53.html">こちら</a>を参照して下さい。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> <br> 【 コントローラ回路図 】<br> <br> <a href= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=CustomaxController%2840MHz%29.pdf"> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=CustomaxController%2840MHz%29w400.jpg"> </a><br> ※ 画像をクリックすると、PDFファイルを表示します。<br> ※基板から書き起こした回路図です。誤りがありましたら御指摘ください。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> <br> 【 始める前に 】<br> 改造作業は、自己責任にて行って下さい。<br> 以下に公開する情報については、誤りが無い事を十分に確認したつもりでおりますが、万一誤りがあり、それに従ったことで不具合が生じても、当方は一切の責任を負いません。<br> 改造内容を良く理解し、自身でそれを検証できる方のみが行ってください。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> <br> 【 部品リスト 】<br> <table border="1"> <tbody> <tr> <th>部品名<br></th> <th>定数<br></th> <th>数量<br></th> </tr> <tr> <td>ツェナーダイオード(ZD)</td> <td>5.1V<br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>リード付き抵抗(R6)</td> <td>120KΩ(1/4W) <br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>リード付き抵抗(R9)</td> <td>1.2KΩ(1/4W)<br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>チップ抵抗(R7/R102)</td> <td>100Ω<br></td> <td>2<br></td> </tr> <tr> <td>チップ抵抗(R8)</td> <td>6.8KΩ ※</td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>チップ抵抗(R101)</td> <td>200Ω ※<br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>セラミックコンデンサ(C102/C104)</td> <td>0.1μF(35V)<br></td> <td>2<br></td> </tr> <tr> <td>電解コンデンサ(C101/C103) </td> <td>47μF(16V)<br></td> <td>2<br></td> </tr> <tr> <td>電解コンデンサ(C105)</td> <td>100μF(10V)<br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>スライドスイッチ<br></td> <td>適当なもの<br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>006P用バッテリースナップ<br></td> <td><br></td> <td>1<br></td> </tr> <tr> <td>プラ板<br></td> <td>1㎜厚<br></td> <td>少々<br></td> </tr> <tr> <td>リード線<br></td> <td>0.3mm<br></td> <td>少々<br></td> </tr> <tr> <td>熱収縮チューブ<br></td> <td>-<br></td> <td>少々<br></td> </tr> </tbody> </table> <br> ※作例中、[R8][R101]は、手持ちの関係で5.6KΩ/220Ωとしています。<br> ※[C105]は電圧安定化のために取り付けましたが、無くても大丈夫だと思います。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> <br> 【 加工手順 】<br> 1) 基板の加工(パターンカット)<br> <a href= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=TS2B0067.JPG"> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=TS2B0067_w400.jpg"> </a><br> ※ 画像をクリックすると拡大します。<br> <br> <br> 上図の<span style= "color: rgb(255, 0, 0);">赤線</span>4箇所をカットします。<br> Q4のE-GNDラインは、Q4の下を潜って上側のGNDにも接続しているので、2箇所カットする必要があります。<br> [R9]上のL型カットの部分は、GNDの一部を切り離して[+9V]-[R9]の中継用に利用します。<br> カット後は、完全に切り離しているか、テスターで必ず確認します。(重要!)<br> <br> <br> 2) 基板の加工(部品取付穴の追加)<br> 上面側に配置する部品を取り付けるため、パターン上に0.5mmのドリルで貫通穴を開けます。(<b><span style="color: rgb(255, 255, 0);">●</span></b>部分)<br> 加工箇所は、画像と回路図を照らし合わせながら確認してください。<br> <br> <br> 3) 基板の加工(絶縁皮膜の剥離)<br> 穴開けした部分の絶縁皮膜をサンドペーパー・カッターなどで、2-2.5mm丸程度に削り落とし、ハンダ付け出来る様にします。<br> この時、パターン(銅皮膜)まで除去してしまわないように、作業は慎重に行います。<br> 先の作業でパターンカットした[C7][C10][R9]のマーク近傍部分(<span style="color: rgb(255, 153, 255);">■</span>)は、チップ抵抗[R101][R102]&[R9]を取り付けるため、この部分の絶縁皮膜も除去します。<br> <br> <br> 4) 基板の加工(不要部品の取り外し)<br> <span style= "color: rgb(51, 51, 255);">■</span>の[R6][R7][R8][R9]は定数変更もしくは不要であるため取り外します。<br> ※[R7]は[R101]として、[R9]は[R102]として、それぞれ再利用するので無くさない様に。<br> <br> <br> 5) 部品の配置<br> <img style="width: 428px; height: 229px;" src= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=TS2B0069.JPG"> <br> <br> <img style="width: 426px; height: 319px;" src= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=TS2B0070.JPG"> <br> <br> まず[R7][R8]および[R101][R102]に相当する位置に、チップ抵抗を取り付けます。<br> その後、リード付き部品を、図面および画像を参照しながら配置してください。<br> <br> ※初めに製作した基板は、リード付き抵抗・コンデンサなどを下面(パターン側)に配置<br> していましたが、電池Box加工にて底位置を変更する際に、部品干渉が発生しました。<br> このため、極力上面に配置した方が、Box加工の際に面倒がありません。<br> ただし上面側に部品を配置する場合、上蓋FWD/REVボタンと干渉することがあるため、<br> 予め確認しておく必要があります。<br> <br> <br> 6) 電池Boxの加工<br> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=060924_0249%7E01.JPG"> <br> <br> 端子金具は全て取り外します。Boxの深さが浅く、006Pが収まらないため、底になる部分をくり抜きます。<br> その後、プラ板等で底を再生してください。端子金具を留める厚くなった部分に底板を張れば、丁度電池が収まる深さになります。<br> (基板左下を支えるポスト部分は、一端除去した後に、再生した底板に取り付けます。)<br> <br> 7) 電源スイッチの取付穴加工<br> 今回の回路では、9V系統が操作ボタンの状態に関わらず発振した状態になるので、電源スイッチを追加する必要があります。<br> 適当なものを現物合わせで取り付けてください。<br> ※ちなみにLED(D3)は、電源ON/OFF表示として、機能を変更しています。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> <hr size="2" width="100%"> <br> 【 効果確認 】<br> <br> 気になる結果は・・・<br> 今までノーコンだった場所から発進できるようになり、送信出力アップが実感できます。<br> 二間続きの見通し5mでは、全くチャタらず、改造前の3mの壁はクリアしています。<br> (先に実施した受信側の改造だけでは、コントローラのアンテナの向きによって、チャタることがありましたが、改造後はほとんど影響されません)<br> <br> しかし、1m幅程度の廊下を進むと、急激に感度が(電波が?)低下(減衰)するらしく、廊下部分3m・見通し距離7-8mが限界といった感じです。<br> <br> <br> <br> <br>