糟日部駅から稜桜学園行きのバスに揺られていると、今朝夢で感じた恐怖心が何だったのか分かってきた。
あれはこなたに対する恐怖ではなく
『こなたが許してくれなかったらどうしよう』という思いからくる、私が抱いた『逃げ』の気持だったんだわ。
それも『こなたに会いたい』と想う気持ちが強くなった事により、自然と消失しちゃったけど。
乗客は私一人だけのバスが稜桜学園に着いた時、一番星が奇麗に輝いていた。
「真っ暗な学校って薄気味悪いのよね」
そんな事を思いながら、唯一電気がついているクラス。私は1-Cの扉を開ける。
「おっす、こなた」
「ヤフー、かがみ」
そこには普段通りのこなたが、2年前の私の席に座っていた。よく覚えていたわね。
「こんな時間に何やってるのよ」
「んー・・・かがみが来るのを待っていたのだよ」
「あんたね、私が来る保証なんて無いのに待ってたの?」
今まで喧嘩していたことが信じられないくらい普通な会話。私には心地良い会話。
「でも、かがみは来てくれたよ」
猫口なこなたがニヤニヤと私を見てくる。
相変わらず可愛い・・・じゃなくて、困った子ね。
「こなた・・・ごめん」
「私こそ酷い事言ってごめんね。もう気にしてないから、そんなに落ち込まないでよ。それより」
呆気らかんと答えたこなたが、鞄のファスナーを開けて何やら探し物をしている。
「ほい、かがみ。1日早いけどハッピー・バースデー」
こなたが『誕生部プレゼント』と言って小包を渡してきたから、私は呆けてしまった。
別に、こなたからプレゼントを貰った事に呆けてる訳では無くて、どうして今渡す必要があるのか考えていたのよ。
答えは『明日渡せないから』という当り前な結論。
でも問題は、結論ではなくて理由。
「かがみが来てくれて、本当に嬉しかったよ」
思考の渦に飲み込まれている私を余所に、こなたは窓の外を眺めながら静かに話し始めた。
あれはこなたに対する恐怖ではなく
『こなたが許してくれなかったらどうしよう』という思いからくる、私が抱いた『逃げ』の気持だったんだわ。
それも『こなたに会いたい』と想う気持ちが強くなった事により、自然と消失しちゃったけど。
乗客は私一人だけのバスが稜桜学園に着いた時、一番星が奇麗に輝いていた。
「真っ暗な学校って薄気味悪いのよね」
そんな事を思いながら、唯一電気がついているクラス。私は1-Cの扉を開ける。
「おっす、こなた」
「ヤフー、かがみ」
そこには普段通りのこなたが、2年前の私の席に座っていた。よく覚えていたわね。
「こんな時間に何やってるのよ」
「んー・・・かがみが来るのを待っていたのだよ」
「あんたね、私が来る保証なんて無いのに待ってたの?」
今まで喧嘩していたことが信じられないくらい普通な会話。私には心地良い会話。
「でも、かがみは来てくれたよ」
猫口なこなたがニヤニヤと私を見てくる。
相変わらず可愛い・・・じゃなくて、困った子ね。
「こなた・・・ごめん」
「私こそ酷い事言ってごめんね。もう気にしてないから、そんなに落ち込まないでよ。それより」
呆気らかんと答えたこなたが、鞄のファスナーを開けて何やら探し物をしている。
「ほい、かがみ。1日早いけどハッピー・バースデー」
こなたが『誕生部プレゼント』と言って小包を渡してきたから、私は呆けてしまった。
別に、こなたからプレゼントを貰った事に呆けてる訳では無くて、どうして今渡す必要があるのか考えていたのよ。
答えは『明日渡せないから』という当り前な結論。
でも問題は、結論ではなくて理由。
「かがみが来てくれて、本当に嬉しかったよ」
思考の渦に飲み込まれている私を余所に、こなたは窓の外を眺めながら静かに話し始めた。
「一人で待っている時『かがみが来てくれないかもしれない』とか、そんな事ばかり考えてた」
さっきまでの御茶らけた雰囲気が一変して、今まで聞いた事もないこなたの真剣な声。
後姿だから表情が分らないのが残念ね。
「だから、かがみが来てくれて本当に嬉しかったよ。だって私、かがみの事が大s」
「こなた!」
今、はっきり分かったわ。
こなたがプレゼントを渡した理由や、こなたが何を話そうとしているのか。
そして、これからこなたが話す事に対する私の返事も。
だから私は、こなたの言葉を遮った。
「明日、私とつかさの誕生日会に来てくれんでしょ!? 峰岸や日下部も来るし。それに美味しいケーキやクッキーもあるわよ。
そうだ、久しぶりに夜遅くまで一緒にゲームでもしようか」
私が言い終えたのを確認するかのように振り向いたこなたの瞳には、強い決意が表れていた。
「私は・・・」
待ってよ、こなた。本当に良いの?
「かがみの事が・・・」
それを言ってしまったら、今までの私達には戻れないのよ?
「大好きだよ」
それだけ言うと、こなたは教室のドアに向かって歩き始め、別れ際に静かに呟いた。
「ごめんね、かがみ」
こなたが居なくなった一人だけの教室で、私も静かに呟く。
「ごめん、こなた」
それが、私の返事。
「私もこなたの事は好きだけど、それは友達として。だから、こなたの気持ちには答えられない」
こなたは、私の返事を知ってて告白した。今までの関係に戻れないと知ってて。
「馬鹿こなた!」
私は大声で泣き叫んだ。涙が枯れて、声が出なくなっても泣き続けた。
さっきまでの御茶らけた雰囲気が一変して、今まで聞いた事もないこなたの真剣な声。
後姿だから表情が分らないのが残念ね。
「だから、かがみが来てくれて本当に嬉しかったよ。だって私、かがみの事が大s」
「こなた!」
今、はっきり分かったわ。
こなたがプレゼントを渡した理由や、こなたが何を話そうとしているのか。
そして、これからこなたが話す事に対する私の返事も。
だから私は、こなたの言葉を遮った。
「明日、私とつかさの誕生日会に来てくれんでしょ!? 峰岸や日下部も来るし。それに美味しいケーキやクッキーもあるわよ。
そうだ、久しぶりに夜遅くまで一緒にゲームでもしようか」
私が言い終えたのを確認するかのように振り向いたこなたの瞳には、強い決意が表れていた。
「私は・・・」
待ってよ、こなた。本当に良いの?
「かがみの事が・・・」
それを言ってしまったら、今までの私達には戻れないのよ?
「大好きだよ」
それだけ言うと、こなたは教室のドアに向かって歩き始め、別れ際に静かに呟いた。
「ごめんね、かがみ」
こなたが居なくなった一人だけの教室で、私も静かに呟く。
「ごめん、こなた」
それが、私の返事。
「私もこなたの事は好きだけど、それは友達として。だから、こなたの気持ちには答えられない」
こなたは、私の返事を知ってて告白した。今までの関係に戻れないと知ってて。
「馬鹿こなた!」
私は大声で泣き叫んだ。涙が枯れて、声が出なくなっても泣き続けた。
- エピローグ
「はい、柊ちゃんと妹ちゃんにハッピー・バースデー」
「「ありがとう」」
「開けてみて」
7月7日。私とつかさの誕生日当日。
みゆきや峰岸、日下部が私達の事を祝ってくれている。それについては本当に嬉しい。
だけど、此処には『あいつ』が居ない。1日早い誕生日プレゼントをくれた『あいつ』が。
皆もこなたが居ない事を気にしているみたいだけど、『何でこなたが居ないの?』と聞いてはこない。
聞いてこないから、逆に場の雰囲気が気まずくて仕方ないわ。
「「ありがとう」」
「開けてみて」
7月7日。私とつかさの誕生日当日。
みゆきや峰岸、日下部が私達の事を祝ってくれている。それについては本当に嬉しい。
だけど、此処には『あいつ』が居ない。1日早い誕生日プレゼントをくれた『あいつ』が。
皆もこなたが居ない事を気にしているみたいだけど、『何でこなたが居ないの?』と聞いてはこない。
聞いてこないから、逆に場の雰囲気が気まずくて仕方ないわ。
楽しかった誕生日会も無事終了して、今の時刻は23時59分。
「18歳か・・・」
18歳になったからと言って、今までの生活が変わる訳でも無い。大切なのは気持ちの切り替えよね。
いわゆる節目ってやつかしら。
「寝よ」
ベッドに寝転んで目を瞑ると、昨日の情景が鮮明に蘇ってくる。
気持ち、切り替わって無いじゃないのよ。
「18歳か・・・」
18歳になったからと言って、今までの生活が変わる訳でも無い。大切なのは気持ちの切り替えよね。
いわゆる節目ってやつかしら。
「寝よ」
ベッドに寝転んで目を瞑ると、昨日の情景が鮮明に蘇ってくる。
気持ち、切り替わって無いじゃないのよ。
『私はかがみの事が大好きだよ』
こなたは、私の事を一人の女性として、
『ごめん、こなた』
私はこなたを親友として想っていた。
こなたは、私の事を一人の女性として、
『ごめん、こなた』
私はこなたを親友として想っていた。
二人の想いの強さが一緒だったら、違う結果になっていたのかな?
追伸:誕生日以来“本当は私も、こなたの事が好きなのでは?”という夢を見ます。
その夢の所為で寝不足になり、期末試験の結果は語るに恐ろしいことに。
でも、良い事もあったのよね。
寝不足と比例して食欲が落ちたおかげで、体重が1kgも減りました。
その夢の所為で寝不足になり、期末試験の結果は語るに恐ろしいことに。
でも、良い事もあったのよね。
寝不足と比例して食欲が落ちたおかげで、体重が1kgも減りました。
コメントフォーム
- 切ないよ…;ω;`
続き作ってくださいw -- 名無しさん (2008-04-17 02:19:43) - コレは良い・・・。 -- 名無しさん (2008-04-16 14:08:53)
- 切ねえよ、、、 -- 名無しさん (2008-01-29 21:05:28)