「こなたお姉ちゃんは、かがみ先輩の事が好きなんだよね♪」
ぶはっ!
6月最後の土曜日。3時のおやつをゆーちゃんと一緒に食べていたら、なんか・・・とんでもない単語が聞こえてきた。
「ゲフン ゲフン・・・えーと、ゆーちゃん。何を突然?」
色々な物が口から飛び出て、床やら洗濯物が汚れてしまった。
洗濯物?
あー、洗い直しだよ。トホホ・・・
「聞いてみただけ」
ニッコリと微笑んだゆーちゃんが、台所から雑巾を持ってきて床などに飛び出たそれを拭き取ろうとする。
「私がやるから。ゆーちゃんは休んでて」
さすがに、ゆーちゃんに手伝わせるのも気が引けるしね。
「それじゃ、お願い。こなたお姉ちゃん」
雑巾を渡して自分の部屋に戻っていくゆーちゃんを尻目に
「ビックリした―」
安堵の溜息。
「それにしても、ゆーちゃん。どうしたんだろ」
いきなり『かがみの事、好きなんだよね♪』とか言うなんて・・・まさか!
「もしや、ゆーちゃん。私が居ない間に秘蔵同人誌を見て、そっちの世界に目覚めちゃったとか」
もしそうだったら、どうしよう。おばさんに怒られちゃうよ。
「う~ん・・・ま、いっかー」
本当にそうだったら、お父さんの所為にすれば良いしー。それに9割9分9厘、お父さんの所為だと思うし。
その時の私は、ゆーちゃんの心境の変化について深く考えようとしなかった。
時間は過ぎて夜10時くらい。
「夕飯もお風呂も済ませたし、今夜はネトゲで徹夜といきますか」
明日、かがみの家で勉強会をやる予定だけど時間は午後からだし、6時までに終わらせて寝れば十分間に合うよね。
『そんな不摂生な事やっていると、体壊すわよ』
呆れた感じで、私の事を心配するかがみんの顔が浮かんでくる。
それなら5時に終わらせるよ。それ以上は無理だからね。
何時間くらいプレイしていたか分からないけど、少なくてもゆーちゃんは寝たと思っていた。
ぶはっ!
6月最後の土曜日。3時のおやつをゆーちゃんと一緒に食べていたら、なんか・・・とんでもない単語が聞こえてきた。
「ゲフン ゲフン・・・えーと、ゆーちゃん。何を突然?」
色々な物が口から飛び出て、床やら洗濯物が汚れてしまった。
洗濯物?
あー、洗い直しだよ。トホホ・・・
「聞いてみただけ」
ニッコリと微笑んだゆーちゃんが、台所から雑巾を持ってきて床などに飛び出たそれを拭き取ろうとする。
「私がやるから。ゆーちゃんは休んでて」
さすがに、ゆーちゃんに手伝わせるのも気が引けるしね。
「それじゃ、お願い。こなたお姉ちゃん」
雑巾を渡して自分の部屋に戻っていくゆーちゃんを尻目に
「ビックリした―」
安堵の溜息。
「それにしても、ゆーちゃん。どうしたんだろ」
いきなり『かがみの事、好きなんだよね♪』とか言うなんて・・・まさか!
「もしや、ゆーちゃん。私が居ない間に秘蔵同人誌を見て、そっちの世界に目覚めちゃったとか」
もしそうだったら、どうしよう。おばさんに怒られちゃうよ。
「う~ん・・・ま、いっかー」
本当にそうだったら、お父さんの所為にすれば良いしー。それに9割9分9厘、お父さんの所為だと思うし。
その時の私は、ゆーちゃんの心境の変化について深く考えようとしなかった。
時間は過ぎて夜10時くらい。
「夕飯もお風呂も済ませたし、今夜はネトゲで徹夜といきますか」
明日、かがみの家で勉強会をやる予定だけど時間は午後からだし、6時までに終わらせて寝れば十分間に合うよね。
『そんな不摂生な事やっていると、体壊すわよ』
呆れた感じで、私の事を心配するかがみんの顔が浮かんでくる。
それなら5時に終わらせるよ。それ以上は無理だからね。
何時間くらいプレイしていたか分からないけど、少なくてもゆーちゃんは寝たと思っていた。
だから私の部屋にゆーちゃんが入って来ていたのに、気づかなかったんだよね。
「とりあえず此処でセーブしてっと・・・どうしようかな。皆落ちちゃったし。レアアイテムでも探しに行こうかな」
ソロだと話し相手が居なくて、つまらないんだよね。
「お姉ちゃん」
「のわ!」
後ろから呼ばれた所為で、ビックリして椅子と一緒に10cmくらい飛び跳ねちゃったよ。
「ど、どったのゆーちゃん」
あれ?ゆーちゃんだよね?なんか目がトロンとしてて。眠たいのかな。
「おやつの時に話してた続きなんだけど」
おやつの時と言うと、あの話ですか。
「お姉ちゃんはかがみ先輩の事、好きじゃないの?」
「え~と、なんと申しましょうか」
確かにかがみの事は好きだけど、それは実らない恋。
だって、私とかがみは女の子同士だし。ここは日本だから、女同士の結婚は出来ない。
『でもそんなの関係ねえ』・・・じゃなくて、そんなのは問題じゃ無いはず。
問題は、かがみと私の想いが大きく違うこと。
かがみは私の事を友達として、私はかがみを一人の女性として想っている。
私がこの想いを打ち明けたら、元の関係には戻れない。それはお互い不幸になるだけ。
「お姉ちゃんは、いつもそうだよね。自分の気持ちを捨てて、相手の事を考えて」
ゆーちゃんが音をたてないように近づいてくる。
本能が『逃げなきゃ』と言っているけど、既に目の前にはゆーちゃんの顔があって
「私ね、お姉ちゃんの事が好きなんだよ」
耳元で囁くような告白と一緒に、程よいアルコールの香りがした。
アルコール?
「ゆーちゃん!何飲んだの?」
「このジュースだよ」
右手に持っていた空き缶を差し出してくる。何処をどう見てカクテルなんですけど。
「そんな事より、こなたお姉ちゃん。返事聞かせて」
今度は抱きついて、顔を近づけてくる。
これじゃ逃げられないよ・・・いや、逃げても問題は解決しないか。
「ゆーちゃん。とりあえず落ち着こう」
「私は落ち着いてるよ。だから、お姉ちゃんの本当の気持ちを聞かせて」
何が『だから』なのか良く分らないんですけど。って、そんなに顔を近づけたらキスしちゃうよ。
「とりあえず此処でセーブしてっと・・・どうしようかな。皆落ちちゃったし。レアアイテムでも探しに行こうかな」
ソロだと話し相手が居なくて、つまらないんだよね。
「お姉ちゃん」
「のわ!」
後ろから呼ばれた所為で、ビックリして椅子と一緒に10cmくらい飛び跳ねちゃったよ。
「ど、どったのゆーちゃん」
あれ?ゆーちゃんだよね?なんか目がトロンとしてて。眠たいのかな。
「おやつの時に話してた続きなんだけど」
おやつの時と言うと、あの話ですか。
「お姉ちゃんはかがみ先輩の事、好きじゃないの?」
「え~と、なんと申しましょうか」
確かにかがみの事は好きだけど、それは実らない恋。
だって、私とかがみは女の子同士だし。ここは日本だから、女同士の結婚は出来ない。
『でもそんなの関係ねえ』・・・じゃなくて、そんなのは問題じゃ無いはず。
問題は、かがみと私の想いが大きく違うこと。
かがみは私の事を友達として、私はかがみを一人の女性として想っている。
私がこの想いを打ち明けたら、元の関係には戻れない。それはお互い不幸になるだけ。
「お姉ちゃんは、いつもそうだよね。自分の気持ちを捨てて、相手の事を考えて」
ゆーちゃんが音をたてないように近づいてくる。
本能が『逃げなきゃ』と言っているけど、既に目の前にはゆーちゃんの顔があって
「私ね、お姉ちゃんの事が好きなんだよ」
耳元で囁くような告白と一緒に、程よいアルコールの香りがした。
アルコール?
「ゆーちゃん!何飲んだの?」
「このジュースだよ」
右手に持っていた空き缶を差し出してくる。何処をどう見てカクテルなんですけど。
「そんな事より、こなたお姉ちゃん。返事聞かせて」
今度は抱きついて、顔を近づけてくる。
これじゃ逃げられないよ・・・いや、逃げても問題は解決しないか。
「ゆーちゃん。とりあえず落ち着こう」
「私は落ち着いてるよ。だから、お姉ちゃんの本当の気持ちを聞かせて」
何が『だから』なのか良く分らないんですけど。って、そんなに顔を近づけたらキスしちゃうよ。
「返事が無いって事は、私の事が好きってことだよね」
その解釈は強引すぎない。って、だからストップ!ストープ!
更に顔を近づけてくるゆーちゃんに、観念した私は
「ゆーちゃんの言うとおり、私はかがみの事が好きだよ」
認めてしまった。自分の想いを
「良く出来ました」
「・・・にょえ?」
極限まで近付いていた顔が離れて、視界の中に天井の蛍光灯が現れた所為で目を細める。
「私は、お姉ちゃんの気持ちが良く分かるから」
「私の気持ち?」
「想いを伝えたいのに、伝えられない気持ち。痛いほど伝わってくるよ」
嬉しさと悲しさが入り混じった複雑な笑顔で、私を見つめてくる。
「こなたお姉ちゃん。後悔だけはしないでね」
その笑顔を見ていると、本当に私の事を想ってくれているゆーちゃんが愛おしくて、無意識に動いていた腕を引っ込める。
ゆーちゃんを抱き寄せるのは簡単だけど、それはやってはいけない行為。
私はゆーちゃんの想いに答えられないから、同情心で抱き寄せてもみじめなだけ。
私に出来る事といえば、部屋を出て行くゆーちゃんに対して
「ありがとう」
と、言うだけ。
その解釈は強引すぎない。って、だからストップ!ストープ!
更に顔を近づけてくるゆーちゃんに、観念した私は
「ゆーちゃんの言うとおり、私はかがみの事が好きだよ」
認めてしまった。自分の想いを
「良く出来ました」
「・・・にょえ?」
極限まで近付いていた顔が離れて、視界の中に天井の蛍光灯が現れた所為で目を細める。
「私は、お姉ちゃんの気持ちが良く分かるから」
「私の気持ち?」
「想いを伝えたいのに、伝えられない気持ち。痛いほど伝わってくるよ」
嬉しさと悲しさが入り混じった複雑な笑顔で、私を見つめてくる。
「こなたお姉ちゃん。後悔だけはしないでね」
その笑顔を見ていると、本当に私の事を想ってくれているゆーちゃんが愛おしくて、無意識に動いていた腕を引っ込める。
ゆーちゃんを抱き寄せるのは簡単だけど、それはやってはいけない行為。
私はゆーちゃんの想いに答えられないから、同情心で抱き寄せてもみじめなだけ。
私に出来る事といえば、部屋を出て行くゆーちゃんに対して
「ありがとう」
と、言うだけ。
ゆーちゃんがくれた勇気を、私は無駄にしないよ。
PS:次の日。かがみ達とテスト勉強をしていたんだけど、妙に意識しちゃって・・・
かがみが話しかけてきた時、返事が出来無かったよ。
あと、凄く暑かった。
かがみが話しかけてきた時、返事が出来無かったよ。
あと、凄く暑かった。