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奥村邦和(ペルソナ5)

登録日:2026/10/11 Sun 20:18:07
更新日:2026/10/11 Sun 22:27:39NEW!
所要時間:約 20 分で読め!これは社長命令だ!


▽タグ一覧
48時間営業 ATLUS Blooming Villain P5 Sweatshop ありがとうを世界中に こう見えて努力家 すごい格好 どうしてこうなった みんなのトラウマ アビドヤ アビドヤ←別人 エスケープ・トゥ・ユートピア オクムラフーズ オクムラ・マモン・クニカズ ギャラクシー号 クソ上司 ダース・ヴェイダー←違う デスラー←違う トラウマ不可避 パワハラ上司 ビッグバン・バーガー ブラック上司 ブラック企業 プラモデル ペルソナ ペルソナ5 マモン ロボット 冷血漢 冷酷 合理主義者 奥村邦和 宇宙 宇宙基地 専務より強い部長 廃人化 強ボス 強欲 強欲の大罪人 役員ロボ 悲惨な死に方 成果主義者 成金 掛川裕彦 敏腕社長 月30日出勤 松本寛也 毒親 独裁者 社畜ロボ 社長 経営者 詰みポイント 非情 頭を使う戦闘 鬼畜





じゃあ、次の犯行の話に移るわ。

『奥村邦和』…
当然知っているわね。
何しろ、この男は…

この件に関する証言は重いわよ。
…理由は、わかるわね?

心して答えなさい。
君達は、この奥村に何をしたの?







怪盗団とやらの掲示板で、
私が1位になったそうだよ。

報道のせい、ですか?
成功者への妬みだよ。

最大限の幸福のために犠牲を払う覚悟も無い、
そんな俗人どもの遠吠えだ。

老いも若きもくだらぬ虚像に喜んで、
この国に未来はないよ。

奥村(オクムラ)邦和(クニカズ)は、ATLUSから発売されたゲーム『ペルソナ5』の登場人物。強欲の大罪人。

CV:掛川裕彦
演:松本寛也(舞台版『PERSONA5 the Stage』#3)


【概要】


世界的ファストフードチェーン「ビッグバン・バーガー」を経営する「オクムラフーズ」の代表取締役社長を務める男性で、娘に秀尽学園高校3年生の奥村春がいる。離婚か他界かは不明だが、現在妻はいない様子。*1
発足当時のオクムラフーズは喫茶店を中心に経営する小規模な会社だったが、3代目社長として会社を受け継いだ邦和は大きく路線変更を行い、先代社長の人柄もあって*2経営難に陥っていたオクムラフーズを立て直し現在の規模までの急成長に導いた敏腕社長。

一方で近年、政界の大物の息子というだけで人柄に大いに問題のある杉村という男性を春の婚約者に据えたり、強引な方針を打ち出して社員に負担をかけるなど、他者を慮ろうとしない行いが増えてきたようだが……?









実態


新島検事はまず、一連の連続事件のうち、明らかに
事故や病気でない『不審なもの』を抜き出している。

それらに共通点がないかを探っていたらしい。

憶測の部分もあるようだが、過半数の事件で
大きな利益を得る立場にあった存在を特定している。

株式会社『オクムラフーズ』。
およびその代表取締役社長、奥村邦和だ。

オクムラフーズの急激な業績の上昇には当然のように裏があり、その利益は近年世間を騒がせる「精神暴走事件」「廃人化事件」を利用した同業他社への営業妨害*3を繰り返すことで得たもの。

新島冴もまた独自の調査によって精神暴走や廃人化が奥村の周辺で起きていることを掴んでおり、秀尽学園の校長の死亡事件も重なり「一連の事件も心の怪盗団の仕業と仮定すると、奥村と何らかの契約関係にあるのではないか?」という推論*4を立て、接点さえ見つかれば怪盗団を一網打尽にできると目論んでいる。

双葉お手製のハッキングツールを使い手に入れた冴のパソコンのデータから怪盗団もこの事実に辿り着き、また奥村にはパレスがあることが判明。「怪盗お願いチャンネル」に9月から新たに設けられた「改心して欲しい人ランキング」の上位であることも理由に心の怪盗団の次のターゲットは奥村邦和……に決まりかけるが、「世間の異常と言えるほど熱狂する怪盗ブームを鑑みて慎重に行動すべき」という杏と祐介と「一刻も早く自分の正体を掴むためにも、悪人はとにかく改心させなければならない」とモルガナで意見が対立。乗り気だった竜司も言いくるめられて尻込みした結果、焦りを見せるモルガナの家出を招いてしまい、怪盗団にギクシャクした空気が流れ始める。
同じ頃には奥村春が父の異様とも言えるほどの非道な経営に疑問を抱き始めており、そんな折ルブランを出奔したモルガナと出会ったことで認知世界とパレスの存在、そして父がそのパレスを持っているほどに歪んでいることを知り………





本性


あれも奥村の認知なんだよな?
だとすると、あのロボットは…

そうだね、見た目はロボット。
けどあれたぶん、社長から見た、
オクムラフーズの従業員だよ…

従業員が『ロボット』ってこと!?
あの扱い…
現実でもあれなら、ブラック企業だな。

奥村邦和の本性はオクムラフーズという会社を「宇宙」、本社ビルは宇宙基地と認識し、自身のことはその宇宙を支配する総統*5と認知するほどに大規模で傲慢な欲望の持ち主であり、従業員のことは壊れようが無能だろうがすぐに廃棄(解雇)出来て替えが効き、動けるのなら休みなくずっと働けるロボット程度にしか見ないブラック企業のワンマン社長。
被害者はかなりの数にのぼるようで、実際9月に入ってからのニュース番組では連日オクムラフーズの劣悪な労働環境に関する話題が流れ、遂には被害者の会が結成されれほどまでの事態となっており、怪チャンのランキングでも恐らく従業員達からの票を集め上位を飾るほどに各方面から恨みを買っている。
ついでに、工場や現場で衛生的に問題のある行為が繰り返されても誤魔化すように指示していたらしく、食品関連の会社を仕切る社長としては間違いなく問題人物。

そして人をロボットとして見ている認知は従業員だけに向けたものではなく、春の婚約者である杉村もまた手駒のロボットとしか見ていない。
とはいえ「見ようと思えば人にも見える」程度には丁重な扱いをしているようで、彼のロボットとしての姿はゲーム中では事実上の戦闘形態として扱われている。……結局駒なんだけど。
一方で、春の認知存在はパレスのどこにも姿が見当たらないが……?

その欲望はとどまるところを知らず、上記の廃人化事件への関与も含めた非道な行いによって業績を伸ばした会社すらも踏み台として、政界への進出を狙い各方面に根回しを行なっている。春の婚約を決めたのも、結局は自分の出世のためであった。
カネや名声を求め人を蹴落とす点は斑目一流斎や金城潤矢にも通じるものがあるが、奥村のそれは宇宙の如く広く底なしで、欲しいもの全てを自らの手で手中に収めようとする貪欲さが「強欲」たる所以と言えるだろう。

【動向】


紆余曲折あり無事和解に至ったモルガナと心の怪盗団。
春という奥村に最も近い存在を味方につけ、近いうちに改心させるべく準備を開始するが、当の奥村は「正式に籍を入れるわけではないが春を早くに杉村の家に迎えさせる」という事実上の身売りを春に宣言。
春は直前に無理矢理杉村から言い寄られ、反抗したモルガナも痛めつけられるという目に遭ったことで本格的に杉村を見限った矢先の出来事であり、奥村もここ最近帰りが遅くなったり無断外泊をするような娘に愛想が尽きたらしく決定事項として話を打ち切ってしまう。
先のトラブルで杉村の強引な人物像は怪盗団にも知られており、そんな人間のところに行けば春の身の安全は保証されない。
春は身売りの話をなかったことにするために、怪盗団は廃人化事件の真相を探るためにと、それぞれ利害が一致、今度こそ次のターゲットは奥村邦和に決定するのだった。



得る為には、差し出す…人の上に立つには
より多くを差し出す覚悟をもつしかない。

土俵が違うのだ…間もなく私は
政界という次のステージへ上がるのだからな!

蹴落とす冷徹さこそビジネス!
情だの仁義だのは敗者の言葉だ。

春の協力もあってオクムラ・パレスの生体認証を突破した怪盗団の前に現れたのは、人を人とも思わず社長という立場を通過地点に過ぎないと考える男のシャドウ……青い肌に、漆黒の宇宙服を纏ったシャドウ奥村と、奥村の認知存在の杉村。
全てにおいて損得と利用価値でしか見ないシャドウ奥村は、あくまでも歯向かおうとする春を見て「この際春は杉村の愛人でも構わない」という結論を出す。
春が政略結婚を受けたのはそれが会社のためになるからだろうという思いであり、杉村のオモチャになるためではなかった。しかしシャドウ奥村は春には最初からその程度の価値しかなかったと春の反論を一蹴する。
絶望に打ちひしがれる春を前に、認知の杉村はロボットとしての姿を表して襲い掛かろうとするが、父が自らに向ける本心を知ったことで、初めは迷いもある小さな抵抗でしかなかった春の反逆の心が完全に覚醒。
シャドウ奥村は動じることはなかったものの、彼にとっては敵を増やす不利益な結果になったのだった。


さようなら、お父様。
私はもう、あなたには従わない。

ならば、お前も…廃棄だな。

決別するように認知存在の杉村を打ち倒した春…改めノワールは、本格的なオクムラ・パレスの攻略に乗り出すのだった。

+ オクムラ・パレス攻略のワンポイント
攻略期限は9/19から、春が杉村のもとへ身売りされる10/11まで。直前のフタバ・パレスが予告状送付からそのままパレスに乗り込む特殊な形式だったので忘れがちだが、オタカラルートの確保はその3日前の10/8がリミットとなる。*6
他のパレスに比べると、物語後半戦ということでこちらの戦力もそれなりに整ってきているので、よっぽどふざけたプレイでもない限りは期限切れでゲームオーバーになることはないだろう。
ただこの時点ではプレイヤーにしかわからないことだが、9/15(美少女怪盗を名乗る春との初邂逅の日)に潜入した際明智吾郎にパレスに出入りする様子を目撃され証拠も抑えられているため、万一期限切れになると恐らく彼の告発によって警察に正体を掴まれ連行されてしまう。*7

パレスはとにかく長丁場であり、系統の全く違うセクションを3つこなしていく。アラハバキやギリメカラ(どちらも物理・銃撃を反射する難敵)といった厄介な敵も多く出現するため、SPの回復手段は多めに確保するか、引き際を見極めながら攻略に臨みたい。
序盤「兵舎エリア」は先に進むために聞き込みと戦闘が行われ、社畜ロボという微妙に笑えない名前の(恐らく)認知存在の従業員を倒してカードキーになっている社員証を手に入れる。
この聞き込みの内容は上司の弱点属性や社員証を得られそうな個体の人柄などのヒントなので、逃さず聞いて戦闘回数を抑えたい。また、この聞き込みで聞ける愚痴から考えると、オクムラフーズは奥村以外の社員間でもパワハラが横行していた様子。

中盤「中央工場」はプレス機を一時停止して止まっている間に駆け抜けるという時間勝負。
操作コンソールと対応するプレス機が遠いというケースもあるため、途中のシャドウは絶対に蹴散らしておこう。
ここでは福利厚生に関する闇が示唆されており、社員達には碌な休憩も与えられていなかった模様。

終盤「搬送ラインエリア」はエアロックを開放して生身で宇宙空間に飛び出し宇宙基地の他棟に行くという無茶振りにも程があるルートで先に進むのだが、エアロックのオンオフを切り替えたり、進む順番を考えてエアロックに飛び込む極めてややこしいパズルになっている。
中には一度も切り替えずに終わるスイッチもあるため、攻略情報が手放せない難解ギミックといえ、ここと上記の時間制限ギミックのせいでプレイヤーからはダントツで不評なパレスとなっている。

とはいえ立て続けに襲いかかる難所に対してこちらもタダでは終わらず、攻略開始と同日以降ベルベットルームに赴けば「公開処刑」が解禁。
ネットワーク機能を利用することで実質的に1体のペルソナで新しいペルソナを作ることの出来る画期的な機能であり、これでしか手に入らないスキルもあるため、セーブ&ロードを繰り返してでも粘る価値はあるだろう。

また、パレス内BGM「Sweatshop」*8はハイテンポで近未来的な楽曲として雰囲気にピッタリだと好評。

オタカラ攻防戦


無事にオタカラルートを確保し、次は予告状の送付とオタカラ奪取の番。特に今回の予告状は精神暴走と廃人化の犯人と思しき男に送るという重要な代物。
一方で、斑目の時と異なり現実で警戒されているわけではないので、春が父の書斎に置いておきそれに奥村が気付きさえすれば十分な効果は見込めるだろう。恐らく、重みの割に送る難易度は低い予告状といえる。




暴 利 を 貪 る 強 欲 の 大 罪 人 、   
 奥 村   邦 和 殿 。

お 前 の 利 益 と 世 界 的 な 名 声 は 、
従 業 員 へ の 非 道 で 成 立 っ て い る 。
ゆ え に 我 々 は 全 て の 罪 を 、
お 前 の 口 か ら 告 白 さ せ る こ と に し た 。


心 の 怪 盗 団 よ り




私は敗者にはならん!

  99%
███████

翌日、予告状の存在に気付いた奥村は迷わず警察に通報。世間での怪盗団の認知度が大きくなったこともあり、これまでとは違うパレス主の対応に報道も掲示板も大盛り上がり。
大衆や奥村の反応がなんであっても、今までと変わらぬ仕事をするだけ。大衆の熱狂という不気味な空気こそ流れているが今更後戻りも尻込みも出来ないと、心の怪盗団は覚悟を決め作戦を決行に移す。



私にはお前ら賊の相手をしている暇はない。
早々に退散させてもらうよ。

お前たちはそこで指をくわえて
この基地と運命をともにするがいい!

破滅まっしぐらさ!
ンナハハハハハハハ!

かくして実体化したオタカラは、奥村が政界へ漕ぎ出す様を宇宙船の発射に見立てた「エスケープ・トゥ・ユートピア計画」に使う宇宙船のコア。
シャドウ奥村は予告状を受けてコアを急ぎ回収し、理想郷…政界へ飛び立つ準備を進める。
ここからは時間勝負となり、10分以内に奥村が陣取る宇宙船に乗り込まなければ宇宙基地の爆破に巻き込まれてゲームオーバーになってしまう。宇宙船までの道中にもシャドウがうろついているため、「催眠ミスト」をいくらか作って戦闘を回避したいところ。『ロイヤル』ではワイヤーを使ったショートカットルートが用意されている。

宇宙船に乗り込み奥村を追い詰めた怪盗団。するとシャドウ奥村は先程までとは打って変わって自分は改心した、悪かったと平謝りを繰り返し、特に今まで自分に素直に従ってきた春が初めて逆らったことを「成長」と称して褒め始める。
父への情を捨て切れないノワールは思わず手を差し伸べるが、案の定というかこの態度は奥村の罠であり、間一髪で避けたモナを除く怪盗団をバリケードに閉じ込め人質に取る。
怪盗団を助け出したいのなら自分に協力するように言う奥村。特にモナには先の家出で対立していた件を持ち出して「怪盗といても得にならないから袂を分ったのであれば自分と同類だ」と誘惑を始める。


ふ…くくく…
舐められたもんだな…
損得がすべて? 哀しいな社長さんよ。
ハルと17年も共に暮らして、まだ気づけないのか?

この世にはカネや名誉に代えられないモンが山ほどある!
一人だけ助かって、なんの意味があんだ!
こいつらの代わりなんて何処にもいない!
オマエの提案は、ハナから取引になっちゃいねえのさ!

怪盗団との絆を再確認したモナに奥村の誘惑が響くわけもなく、モナのパチンコから放たれた奥村の手にあるリモコンを直撃。バリケードが解除され、怪盗団を助けることに成功する。反応を見るにマグレ当たりのようだが
ここまで譲歩してやってもなお引き下がらない怪盗団にいよいよ話し合いが無駄だと悟った奥村は、怒りのままに浮遊椅子を呼び出して座り込み、怪盗団との対決にもつれ込む。


交渉決裂だな…
フン、虫ケラごとき、発進までの間に始末してくれる!
受けて立つ!
当然!

おのれぇ!
生かして帰さんッ!


【オクムラ・マモン・クニカズ】


お父様! 観念してください!
観念だと…?
そういうことは、我が社の精鋭を下してから言え!



奥村邦和の欲望が発露した姿とその部下たち。
敵を倒すため、自爆して突っ込むその行動は
サービス残業の域を越えている。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』
マイパレス「オクムラ・パレスの主」解説文より引用

行け社員ども、私の勝利の礎となれ…!

強欲を司る悪魔「マモン」の名を冠する、奥村の真の本性。
しかしながらその姿は既に完成されたものなのか、これまでのボスと異なり戦闘形態への変身は行わずに戦闘となる。
というより奥村自身戦闘が不得手なのか、とにかく社畜ロボ達を召喚する人海戦術を展開し、メインボスの奥村は後方支援に徹するというRPGでは割と珍しいタイプのボス戦。
さらには戦闘前の口上通りこの戦闘は宇宙船の発射までの時間稼ぎにすぎず、この戦闘には30分の時間制限が設けられ、時間内にオクムラまで倒さなければならない。おまけにこの戦闘では特例的に総攻撃が発動出来ない仕様になっているため、1MOREで手番を増やしながら手早く社畜ロボを処理していく戦い方が求められる。

社畜ロボは倒しても穴埋めのように次々補充されていくため、なるべくまとめて倒したいところだが弱点がバラけているのが厄介。主人公のペルソナは幅広い属性に対応できるように用意しておきたい。
なお、弱点以外は以下の通り全て耐性持ち。
社畜ロボ 物 銃 火 氷 電 風 念 核 祝 呪 備考
社畜ロボ・TYPEヒラ 耐 耐 弱 耐 耐 弱 耐 耐 耐 耐 10体出現
社畜ロボ・TYPE主任 耐 耐 耐 弱 耐 耐 弱 耐 耐 耐 5体出現
社畜ロボ・TYPE係長 耐 耐 耐 耐 弱 耐 耐 弱 耐 耐 4体出現
社畜ロボ・TYPE課長 耐 耐 耐 耐 耐 弱 耐 耐 弱 耐 3体出現
社畜ロボ・TYPE部長 耐 耐 耐 耐 耐 耐 弱 耐 耐 弱 2体出現

加えて行動パターンとして、
  • 社畜ロボ・TYPEヒラ
    • 「アサルトダイブ」による強めの物理攻撃を仕掛けてくる。
  • 社畜ロボ・TYPE主任
    • 「タルンダ」による補助担当。春による処理が好ましい。
  • 社畜ロボ・TYPE係長
    • 各属性の全体魔法を駆使する。弱点を突かれやすい相手なので早めに倒したい。
  • 社畜ロボ・TYPE課長
    • 疾風と祝福に弱いのでモナの出番。ただし「飢餓の吐息」で空腹状態を付与してくるので、回復手段を用意するかさっさと倒したいところ。
  • 社畜ロボ・TYPE部長
    • 社畜ロボ戦の〆。「メガトンレイド」による強力な物理攻撃を仕掛け、さらに「ラクカジャ」による防御強化もある難敵。
オクムラ自身もこちらに空腹を付与したり「デカジャ」「タルンダ」などの汎用技での補助を繰り出すが、一際恐ろしいのが「自爆指令」。
追い詰められた社畜ロボに自爆特攻を命じて全体攻撃をぶっ放す、色んな意味で怖い技。指令が出たら防御してやり過ごすのも手だろう。


むっ…社員どもでは役者不足か!
専務! 来い、専務!

さあ、専務!
私の右腕としての役目を果たせ!

オクムラフーズ、永遠の繁栄のためになぁっ!

社畜ロボを一通り蹴散らすとオクムラは切り札であり事実上のパレスボス・「役員ロボ・TYPE専務」を召喚。
残念ながら弱点属性はないため地道に削っていく必要があり、それでいて部長から比べて約5倍もの体力を誇りめちゃくちゃタフ。
幸いにして攻撃は「役員パンチ」の一つだけで単調なのでバフ・デバフを駆使して戦っていくと良いだろう。
この「役員パンチ」は優先的に春を狙う性質があるので、彼女に「テトラカーン」を張り続けるのも有効な戦法といえる。
そしてある程度戦うとオクムラの叱咤を受け「ビッグバン・オーダー」を始動。次のターンに全体に大ダメージと空腹状態を付与する「ビッグバン・チャレンジ」*9を発動するので、絶対に防御でやり過ごし、もし防御できなかったメンバーがいたら大急ぎで回復したい。一方でこの技は空腹状態で受けると逆にHPと空腹が回復するという面白い性質がある…が、あまり再発動には期待せずに回復した方が良いだろう。

専務すらも倒されると社員に見放され誰も追加の社員が現れず、完全にオクムラは孤立無援と化す。
狼狽えるばかりで何もせず、HPも低いので決着をつけてしまおう。

『ロイヤル』では

戦闘の大まかな流れは変わらないが、

難易度が激増した

具体的には、
  • 社畜ロボは各種2ターン以内に全滅できないと残っている社畜ロボたちを同種と総入れ替えしてリセットされるようになった(逃げ出したり自爆されたりした時は撃破扱いとなる)
  • オクムラの手札が増え、「ラクカジャ」「ラクンダ」「マハラクンダ」によるバフ・デバフで戦闘を長引かせてくる
  • オクムラがデバフを一任するようになった分代わりに社員達の攻撃性が増しており、係長と部長以外のスキルは「アサルトダイブ」を連発するようになった
  • 各ロボットが4体ずつ登場するようになった。ヒラや主任は無印版から減ったが、課長と部長はむしろ増えた
  • 専務も「役員パンチ」以外に「マカラカーン」「ヒートライザ」などの厄介な補助魔法を駆使するようになった
  • オクムラ直々にメンバー一人を指名しての集中攻撃指令が放たれるようになり、一人にダメージが蓄積しやすい
  • 社畜ロボのステータスがパレス途中の中ボスとして出た時より強化されているのでプレイヤーの経験よりタフになった
といった要素が追加されたことで準備不足のまま挑めば冗談抜きに詰みを覚悟するレベルでの難敵と化した。
恐らくバトンタッチが仕様変更により格段に使いやすくなった*10ことによるバランス調整と思われる。
時間制限は無印版から据え置きで30分のままだが、社畜ロボ達の全体的な強化に加え、来たら倒し千切っては投げだった無印版と異なり社畜ロボを処理しきれないと終わらないので、普通にタイムアップで敗北がそこそこの確率で起きる程度には余裕がなくなっている。余裕を持って専務を倒せるようにしたい。後の『ペルソナ3 リロード』のプリーステスみたいな時短はしでかさないので、いくらブラック上司だとしても後出しで納期を縮めるところまで落ちてはいないことが窺える。

特に課長と部長は単品でもそこそこ強いのにそれが4体同時出現、しかも道中よりも強化された個体を2ターン以内に撃破しなければ仕切り直しということで「専務より強い」とプレイヤー間で悪名高く、以下のような事前準備をせずに戦えば苦戦は必至。
  • 主人公は課長対策に「ガルーラ」「コウガ」、部長対策に「サイオ」「エイガ」、及びこれらの属性のマハ系を習得したペルソナが必須
    • 宝魔スクーンの石を使えば特性「深追いの気質(単体対象技で弱点を突いた時ダメージ50%アップ)」と各属性攻撃魔法を合体先に引き継げるので、コイツをタネに何種類かペルソナを作っておくのが吉。
    • 交渉で入手出来るペルソナであれば「サイオ」を初期習得しているので即戦力にも出来るキウン(星Lv36)、「マハエイガ」に加えて「マハコウガ」も自力で覚えるアヌビス(審判Lv34)がオススメ。両者ともに初期レベルが適正レベルに比べてかなり低いので、合体のタネにしてより強力なペルソナにスキルを継承させるのもよいだろう。合体で賄うなら「マハサイオ」を初期習得したレッドライダー(塔Lv41)がオススメ。
    • 強力なDLCペルソナも候補に入れると良い。ここの適正レベル帯だと部長に有効な呪怨属性全体攻撃の「マガツマンダラ」を持ち、係長の弱点を突ける「マハジオダイン」もすぐ習得するマガツイザナギ(塔Lv44)が合体でも作れるようになっているだろう。
    • 春やモルガナが習得するので主人公にも習得させる必要性は薄いが、余裕があれば空腹対策に「メパトラ」を持ったペルソナも工面したい。
  • 戦闘メンバーはそれぞれが一人で社畜ロボ2種に弱点を突ける春(主任・部長)とモルガナ(ヒラ・課長)は絶対参加。モルガナは言わずもがな回復役も兼任、春は特性によってオクムラが飛ばす「飢餓の吐息」「飢餓の叫び」の被弾率を下げられるので、シナリオ的な意味や属性相性を抜きにしても参加させない手はない。
    • 春は「念動ブースタ」を習得するLv42、モルガナは「疾風ブースタ」を習得するLv43まではレベルを上げておきたい。
    • この二人で対応できない係長は、課長戦での回復役にもなれる真が適任。適正レベル帯なら「メディラマ」まで習得している筈。「核熱ブースタ」習得(Lv45)まで育てるのはやや過剰だが、不安であれば上げてしまおう。
  • スキルで弱点を突けないメンバーでも1MOREを取れるよう各属性の消費アイテムを複数作り、可能なら闇ネットたなかでも強力なものをいくらか買っておく。
  • 不安であれば、吉祥寺のパワーストーン店でハイブースタ効果を得られるアクセサリーを購入する。ただし1個当たり4万円と高額なので所持金と要相談
  • ダーツをプレイしてバトンタッチランクを上げておく。
これらの準備をしてやっと同じ土俵に立てるほどで、そこから戦闘中もバトンタッチの順番などを考えながら戦わなければならない。真面目に戦うなら、
単体スキルやアイテムで弱点を突き1MORE取得→バトンタッチで交代…を繰り返し、スキルで弱点を突けるメンバーをバトンタッチの終点にしてマハ系魔法でトドメを刺す(撃ち漏らしが出たらここで取得した1MOREでトドメ)
というのが正攻法となるだろう。
火力が出ないようであれば、難易度を最高の「CHALLENGE」に変えてしまうのも手。「難しいのに上げるのは逆じゃない?」と思われるかもしれないが、「CHALLENGE」だと弱点を突いた時やクリティカル・テクニカルのダメージ量が敵味方共に3倍まで跳ね上がるため、却って倒しやすくなるという利点がある。(まぁダウンを取れなきゃ与ダメージ0.64倍、被ダメージ1.6倍なので、弱点なしの専務戦は順当に苦しいわけだが)
また、課長と部長は召喚と同時に1体に自爆指令がオクムラから課されるため、4体いるとはいうが実質的には3体が相手となる。


まったく、使えん社員どもが!
まだまだ会社への忠誠心が足りんようだな!
…よし、春!
お前が社員どもに、あるべき姿を教えてやれ!

はい、お父様!

最初のヒラ社員を倒した時にはイベントも追加されており、無印版には登場しなかった認知存在の春「認知存在『オクムラ ハル』」が登場。
その姿は父と同じく機械的な服を纏った青い肌の春であり、父に絶対的な忠誠を誓っているのが特徴。
父からみた自身の姿を目の当たりにして絶句する春だが、さらなる問題は専務を倒した後。
なんと手駒を使い切ったオクムラは認知春までもを戦闘に駆り出す暴挙に出る。
おまけに戦闘態勢に入った春は案の定というべきか身も心もセリフもロボットと化し、「言動こそアレだが生身の部分は残っているので人として見てはいる」という言い訳の道すら潰され結局娘すらも自分に忠実なロボットとしか見ていなかったという残酷な真実が発覚する。
この認知春は攻撃力の低いアタックしかできず、奥村の中の「逆らったり戦ったりするような力など春は持っていない」という非道な認識をまざまざと見せつけられる。しまいには他の社畜ロボ達と同様に娘にまで自爆指令を出しやがるため、先の社畜ロボ達も認知存在であることを考えると胸糞悪い戦いと言えるだろう。

ちなみに奥村本人のHPは無印版では一応300あったがロイヤルではHPが1になり大幅に…というよりほぼゼロに弱体化されている。最も、この戦闘で問題なのは社員たちなのでほぼこの戦闘の強さにはあまり関係ないが。


【末路】

全てが失敗に終わって後がなくなり、シャドウ奥村は潔く降参。
杉村と春の縁談については自分から断りを入れると約束し、先ほどとは違う、今度こそ心からの謝罪を春に贈った。
続け様にスカルが精神暴走と廃人化の犯人かどうかを確かめると、奥村は確かに商売敵を潰してきたことを告白。
ただしそれはあくまでも直接手を下したわけではなく「契約があって金を払い排除を依頼しただけ」であり、奥村が犯人なのではなく、彼の指示で誰かが一連の事件を起こしていたことが怪盗団に明示された。
残念ながら泣いてうずくまるばかりのシャドウからはこれ以上聞き出すことは見込めず、パレスの崩壊も始まったためあとは現実の方が明かすことを待った方が早いとモナとクイーンは判断。オタカラだけ頂戴してパレスから怪盗団は脱出した。

……その直後、謎の人影が現れ、その左手に握られた銃でシャドウ奥村を撃ち抜いて消滅させていたことを、怪盗団は知らなかった……

私の…ユート、ピア…



パレスから持ち帰られたオタカラは、「ギャラクシー号」という宇宙船のプラモデルに変化。
春がかつて父から聞いた話によれば、幼少期にどうしても欲しかったプラモデルがあったが、その頃のオクムラフーズは邦和の父が人情経営を繰り返すせいでどうしようもなく貧しかったため買ってもらえなかったという過去が邦和にあったらしく、現在の他人を犠牲にしてもカネと幸福を追求する人物像の形成は困窮した過去の反動だったのかもしれない。
だからといってそれが許されることではないが、欲しいものが手に入らない苦しみは共感出来るところがあったのか、祐介はどこか同情する様子を見せていた。
なお、双葉によればこのプラモはコレクターの中でも結構いい値段が付けられた代物らしい。



そして、身売りの約束だった日、春は杉村のもとに行かされることはなく、奥村は謝罪会見を開催。
社員へ過酷な労働を強要したこと、食材の衛生管理の杜撰さ、そしてそれらを自身の指示により企業ぐるみで隠蔽したことを明かし、深々と頭を下げた。
反対派の役員の不自然な病気退職をはじめとした強引な経営方針、あるいは同業他社への営業妨害などの急激な業績上昇は偶然ではなく、重大な事実があること……怪盗団にとっても気掛かりだった、廃人化事件との関与が明らかになろうとしたその時、何故か奥村が苦しみだし、白目を剥いて黒い血を顔中から吹き出しながら意識を失ってしまう。
突然の出来事に会場は大パニックとなって放送は一時止められ、怪盗団も今までなかった出来事に驚きを隠せずにいた。

思い出した…お母さんのときと、同じ…

双葉によれば母の一色若葉も奥村と同じように「廃人化」して命を落としたらしく、これにより理由は不明ながらも廃人化の犯人がシャドウ奥村を怪盗団が知らないところで始末したことが確定。
奥村はすぐ病院に搬送されたものの、程なくして死亡が確認された………

仕組み上仕方のないことだが予告状を送っていたことが仇となり大衆からは「怪盗団は奥村を殺した」「他の廃人化や精神暴走事件も引き起こした殺人集団」とこれまでの支持が嘘のように手のひらを返し、ごく一部の人物を除いてアンチ怪盗の空気にすり替わっていく。
後に双葉の再調査によって怪チャンのランキングに奥村が1位になるよう外部から不正操作された痕跡が見られたこと、そしてそれは夏休みに怪盗に喧嘩を売った世界的ハッカー・メジエドを名乗る連中と同一犯である可能性が高いこと、そのメジエドがメジエドとは思えないほどの素人仕事…即ち偽物であることの3点が明らかとなり、夏から続く躍進と転落は最初から廃人化事件の黒幕の謀略だったことに、怪盗団は気付かされる。


これは、あくまで仮説だけど…
奥村は飼い犬に
手を噛まれたんじゃないかしら?

怪盗団が奥村を廃人化したと?
互いの利害関係が破たんして、
怪盗団は用無しになった飼い主を見限った。

そして証拠隠滅のために奥村を…

新島冴もまた、抱いていた疑念が真実だったと確信。明智吾郎の呈した苦言も聞き入れず、一連の事件の犯人である怪盗団は誰にも譲るまいと手柄に固執しはじめ……



【総評】

改心の必要性について

社会的に見て、奥村邦和は確かに悪である。
だが、怪盗団が手を出す必要があったかというと、それには疑問が残る。

詳しいことは後々のパレス攻略時に明らかになることだが、奥村が怪盗団のターゲットに仕立て上げられたのは黒幕一派による怪チャンのランキング操作が大きく、冴のパソコンから抜いたデータがなくとも最初から「次のターゲットを決めるのが難しいなら怪チャンを参考にしよう」と奥村が狙われるように誘導されていたのである。
ついでに言えば、9月に流れるニュースの中には「オクムラフーズ元従業員による被害者の会が結成された」というものがあることから、怪盗が手を下さずとも遅かれ早かれ奥村は失脚していた可能性が示されており、怪盗団がまんまと嵌められたのは焦り過ぎたから、というのは否定できない。

冴の調査結果を見ていたおかげで大局的な負けは免れたものの、奥村編に限って言えば怪盗団の完敗だったといえよう。

とはいえ、仮に奥村の改心を実行しなかった場合、竜司の言うように春が例の婚約者の毒牙にかかっていた可能性は高く、
正確にはこの状況に追い込まれた時点で心の怪盗団は詰んでいたとも言える。

奥村自身の人柄について

作中では、特に春に対して家族としての良心は残っていたような描写がいくらか見られる。

実際、家にいる際は春と話をする時間を設けており、彼女を少なからず気にかけているような発言も多い。
例えば、春の婚約者である杉村のことについては「あれでも、有力議員の息子さんだ。愛想よくしてやってくれ。」と含みのある言い方をしており、認知存在の杉村は「女子高生の許嫁とか面白そう」と、仮にも社会人が言っていいものではない問題発言を飛ばしている=奥村は杉村のことを女性絡みでは問題のある人物だと認識していることが描写されており、内心では彼のことを問題視はしていたようである。そりゃあ、杉村すらロボットとして認知するよなぁ
また、認知世界の方に関してもオクムラ・パレスの生体認証ではキチンと春が通されるように設定されていることや、「運動会を見に行けなかったせいで春が大泣きした」と、覚えていたことを春に驚かれるような些細な出来事を罠に嵌めるためのエピソードトークに選んだりと、心の底から娘を道具扱いしていたのならあり得ない場面がいくつもあることから、彼なりに春のことを大切に思っていた一面が窺える。
春の方も『ロイヤル』では「(仕事で忙しいのは理解は出来るが)寂しかった」「できるならもっと一緒にいたかった」という本心を丸喜拓人とのカウンセリングで吐露しているため、元々親子仲は良好だった筈である。

また、春のコープ「女帝」の活動の中で、邦和亡き後の新事業案として挙がった喫茶店のメニューのアイデアとして、春が作ったコーヒー、そしてそのコーヒーを作るのに妥協は絶対にしたくないという思いを、オクムラフーズの新社長・高蔵は「お爺さんやお父さんに似ている」と評したことから、当初の奥村は会社経営には極めて真摯でまっすぐな気持ちで臨んでいたことが明らかになる。

恐らくは元々は先代や春のように優しい心の持ち主だったのだろうと推測されるが、であれば何が奥村をここまで歪んだ人間に変えてしまったのだろうか…?



+ 奥村の絶望(※『ロイヤル』没データ
『ロイヤル』では恐らく製品版の「イシ」に相当するものであろう要素としてパレス主の過去を垣間見るイベントの名残が没データ内に存在しており、実際に鴨志田・斑目・奥村の3名は割としっかり作り込んであることが確認されている。金城ェ…


奥村が父から会社も引き継いだ当初は、父と同じく人に優しく、社員を大切にしたいという気持ちを強く持っていたらしく、父の喫茶店を閉めたのも赤字経営からは脱却し社員を守るためだった…と、家族の墓前で語っている。
父と妻を亡くし、娘との時間は仕事もあって中々取れない…と、苦労の連続だが、それでも春のためを思って(花嫁姿を見たいと言う我欲もありつつ)早いうちから婚約者探しを始めるなど、自分でも親バカだと思う程度には家族想い、そして社員想いの心優しい人物だったことが明かされる。

しかし、ある程度会社が大きくなり、全ての社員に目を向けることが難しくなるという、奥村の優しさと噛み合わない"現実"に直面。
「一族経営は会社を腐敗させる」という考えから次期社長を狙っていた統括部長の指示で食品偽装が行われ、その罪を自分に擦りつけられる…という、典型的な責任転嫁にまんまと嵌められてしまったのだ。
社員にひもじい思いをさせない一心で会社を大きくしてきた自分を裏切るのかと困惑する奥村に対し、当時副社長だった高蔵は「邦和の働きぶりはよく知っているが、だからこそ自分を含めて先代を知る社員の間では『人情経営』の影も形もない今のオクムラフーズには少なからず不安と疑念が漂っている」と正直に伝える。
付き合いが長い分良き理解者だと思っていた高蔵すらも自分とは真逆の先代派だったと決めつけ、父や妻の死に目にも会えず、一人娘との時間を仕事に割いてでも大切にしてきた社員達に恩を仇で返されたと奥村は激昂。そして、「自分は天下一の大馬鹿者だ」と笑うしか出来なかった……

やがて時が流れ、奥村は今のような社員をロボットのように扱い、社員達のように自分ことを第一に考えるエゴイストへと変貌。
先代のことも苦しい生活とひもじい思いしか与えなかったと今までと打って変わって冷めた見方をしてしまっている。
こんなブラック経営は長続きしないと提言する高蔵に対し、「自分はやがて政界へと進出し一代で会社を立て直した才能を次は日本全体の立て直しに活用する」という野望を明かし、同時に社員達はかつての自分のように会社のための犠牲となるように宣言した。



鴨志田や斑目の過去回想の没データと比べると奥村の言い分自体は間違っておらず、同情の余地が充分にあるのは他のものと一線を画す点だろう。
過去を暴かれたことを察したシャドウ奥村は「親子で憎み合うのは、奥村家の血筋なのかもしれんな…」と自嘲するような、「娘には自分のようにはなってほしくなかった」と内心思っていたとも捉えられる言葉と共に、この過去回想イベントは締め括られている。
特に二番目の回想シーンは見ていて心苦しく、また作中で春が疑問に感じていた父の変わり様に対する答えなのだが、この過去を見た後にあの末路をお出しされると考えるとあまりに報われないため、勿体ないが没になって正解だったのかもしれない。

【他作品での動向】

ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

故人なので登場はしないが、札幌市長にして札幌編のボスである政治家・氷堂鞠子と、春が幼少の頃に参加したパーティで親子で会っていたこと、特に春が氷堂を慕うほどに良き交友関係を築いていたことが明かされる。
氷堂の方も父を喪った春のことを気にかけていたようであり、再会した時にはさっきまで市役所の職員にしていたパワハラが嘘だったかのように朗らかな表情を見せている。

なお、氷堂は奥村同様のパワハラ上司ではあるものの大罪は暴食として扱われている。が、札幌ジェイルの攻略の中でパワハラ上司に成り下がった原因が「雪まつり中に起きた事故が、市の職員・議員の腐敗に由来するものだったと知り絶望したから」と『ロイヤル』の没データにある奥村の過去に似た理由となっている。

モンスターストライク

P5Rコラボイベントにて登場。立ち絵は横に専務ロボと認知春を携えたものになっている。
属性は光。パレスが宇宙→星の光という連想だろうか。

アビリティがなかなか優秀で、重力バリアや地雷、減速壁、ビットンと4種類の妨害に対処できる他、友情コンボが周辺の敵をマヒさせる「超絶フレア」と強力。さらに友情コンボの威力を高める「友情ブースト」も持っている(!?)上、ストライクショット「ノルマをくれてやる!」では最初に触れた敵に分身を仕掛け、その分身に触れても友情コンボが発生するため、原作で独善的なワンマン社長だった割には友情コンボを前提とした構成となっている。

ペルソナ5: The Phantom X


最も忌むべきは…無知、無識、無明…!
恩知らず、恥知らず、欲知らずがぁっ!

絶対に、許さんぞぉおおおお!


P5Rコラボイベント『運命が交錯する時』宇宙基地編のボスとして、オクムラ・マモン・クニカズにそっくりなアビドヤが登場。マントの裏地は緑色に変更され、真っ黒に塗り潰された顔に黄色い目だけが不気味に光る怪人となっている。

例によって例の如く社畜ロボを召喚して戦わせ、自分は後ろでふんぞり返るスタイルの戦闘。時間制限の類はないためマモンに比べればゆったりと戦うことが出来る。
社畜ロボ達の弱点はP5Rのオリジナルと同じだが、それ以外の属性相性はフラット、銃撃だけ無効と、全体的に弱体化。
呪怨耐性持ちでない上に即死も効くため、HPを半分程度まで削れたらアリスの「死んでくれる?」を使えば楽に倒せるだろう。*11
また、専務と部長がセットで登場するようになったが、戦い方は社畜達とそう変わらない。ただし、再戦チャレンジの高レベル帯になると専務が生きている限り部長を倒しても補充されるようになるため、そちらでは少し考えさせられるだろう。
アビドヤ本体はマモンと同様すぐ倒せる。

ちなみにこちらは強欲担当のボスは現状未登場。
世界観が欲望を奪われており、強欲とは相反する事から最後に持ってくるのでは?という説も。


【余談】

  • 七つの大罪の悪魔に名前が由来するパレスボスは実にアスモデウス以来5ヶ月ぶり。

  • 『ロイヤル』ではオクムラ・パレス攻略期間途中の10/3に、お台場で謎のパレスへ迷い込んでしまった芳澤かすみがペルソナに覚醒するイベントが挟まれるが、前日の10/2に予告状送付を決定してこの日を作戦決行日にすると翌10/4にイベントが順延される。
    オクムラ・パレスは早期攻略で解禁が早まる要素がなく、むしろ10/3にパレスを攻略した上でコープ「節制」のアビリティである特別マッサージを受けることで、法王・悪魔・星・月、特別な関係になった後であれば死神の5種のコープ活動が出来る他、この日は吉祥寺のジャズクラブに歌手がくる日でもあるのでむしろ遅らせることのメリットの方が多い。デメリットとしては、怪盗団メンバー(特に解禁されて間もない双葉)とのコープ活動に支障が出る*12ことくらいか。

  • 社畜ロボを召喚する時に使われるエレベーターの扉にはどれもなかなか酷いスローガンが書かれている。アニメ版でバリエーションが増やされ、『ロイヤル』では扉にその社畜ロボの弱点属性を示唆するような名前がつけられ逆輸入されている。
    • 無印版:サービス残業
    • ヒラ:(火村)サービス出勤(無印版でもヒラ2回目の召喚で使用)
    • 主任:(氷川)月30日出勤
    • 係長:(雷門)48時間営業
    • 課長:(風田)名ばかり管理職
    • 部長:(念上)新しい時代に求められる人材の創出達成を可能とする企業制度・ポリシーを持ち顧客の自己実現を叶えるためのコンテンツの創造・提供及び良質な社内リソースの獲得と育成をドラスティックに進めることにより社員・顧客がともに自己実現を果たすことを企業責務とする
    • 専務(無印版・ロイヤル共通):ありがとうを世界中に
    • 召喚失敗(無印版・ロイヤル共通):産業医面談中


  • 従業員の殆どがロボット兵で占められる宇宙規模の会社のブラック社長、社長との戦闘で部下を召喚して自爆させる非情さ、ホバー椅子など、無印版と同年に発売された別ゲームの敵ボスとも共通項が多く見られるが、こちらは流石に偶然である。


  • 元ネタ?
    • オクムラフーズのブラックな営業実態や専務を召喚する時のエレベーターに書かれていたスローガンは、2008年に過労問題が発覚し一時期はブラック企業の代名詞とまで言われた某居酒屋チェーンの運営企業を参考にしているのでは?とプレイヤー間で目されている。創業者は人の心を宇宙と例える発言をしていたが、オクムラ・パレスの様相が宇宙であることとの関連は不明。
      • その企業の創業者の過去の発言には酷いものから深いものまで様々な言葉が揃っているが、中には「利益と義理では義理を取る」(奥村は「仁義は敗者の言葉」)や、「やりなさいと言われた仕事よりもやりたい仕事をした方がいい仕事が出来る」(奥村は社長命令第一)など、奥村とは真逆といえる発言も。
    • シャドウ態の容姿は、青い肌は『宇宙戦艦ヤマト』のガミラス人、鎧にも見える機械的な宇宙服は『スターウォーズ』のダース・ヴェイダーが、それぞれ元ネタだろうか。ガミラスの総統デスラーは今ある地を捨て新天地を求める冷徹な独裁者、ヴェイダー卿は説明不要の闇堕ちした父親キャラであり、デザインだけでなく奥村のキャラクター性も彼らを参考にしたものと思われる。




追記・修正はハンバーガーを食べながらお願いします。

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最終更新:2026年10月11日 22:27

*1 製品版の設定に採用されているかは不明だが、『ロイヤル』の没データでは春が5歳の頃には妻の明子は既に他界したことになっている。

*2 売上を出すよりも人に優しくすることをモットーにする人情経営のせいで、邦和が子供の頃は家に借金取りがよく来るほどに赤字続きだったらしい。思い返した春も苦い顔をしており、人として祖父のことは尊敬していても経営姿勢の問題点は薄々感じていたようだ

*3 ルブランのテレビ等で確認出来る「ワイルダックバーガーで起きた不適切動画」を筆頭とした、6月以降頻発している食品業界の不祥事は奥村が裏で糸を引いている可能性が高い。

*4 実際、犯人が怪盗団だという点を除けば別件で調べていた認知訶学周りの話も含めてかなり正解に近いところまで来ていた。

*5 ビッグバン・バーガーの店名も恐らく宇宙への羨望などの気持ちから名付けられたものと思われる。

*6 そして、アジトで予告状送付を決定した翌日が決行日になるパレスはオクムラ・パレスが最後となる。(ニイジマ・3学期:決行日が固定、シドウ:送付決定の当日にパレス直行)

*7 本作はある特定の時期までは回想シーンというていで話が進むため、期限切れゲームオーバーの映像は原則として「ここで失敗したらこうなっていただろう」という主人公の妄想になる。取り調べを受ける頃には明智にパレス侵入の現場を抑えられたことを主人公は既に知っているため、ややこしいがこの妄想に至ること自体に矛盾はない。

*8 タイトルは「労働環境の劣悪な工場」という意味。

*9 ビッグバン・バーガーにも同名のチャレンジメニューがある

*10 無印版ではコープアビリティとして「バトンタッチ」を習得したメンバー同士でしかバトンタッチ出来なかったが、『ロイヤル』では1MOREさえ取れれば無条件でバトンタッチ可能になった。

*11 P5Xの「死んでくれる?」の即死効果は相手のHPが50%を切ってから発揮される。

*12 オタカラルート確保済で予告状の送付前、あるいはルート未確保で攻略期限一週間前の状態だと怪盗団メンバーがコープ活動に応じてくれなくなる