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いつでもいっしょ

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ちいさな草原の中を、ふたりの子犬が走っていました。
赤いかみの子はゆたか。
緑のかみの子はみなみ。
なかよしのふたりは、今おいかけっこにむちゅうなのです。
ゆたかはしっぽを元気にゆらして、みなみをおいかけていきます。

「まってよー、みなみちゃーん」

ゆたかはけんめいにみなみをおいかけます。
でも、みなみはとてもはやくて、ゆたかではおいつけません。
ゆたかの知りあいのお姉さんと同じぐらいはやいのです。

「………」

それでもがんばって、ゆたかはみなみにおいつこうとします。
少しずつ、ふたりの間がちぢまっていきます。
そのときです。みなみが石につまずいてよろけてしまったのです。

「み、みなみちゃん!?」

みなみはころんでしまいました。
あわてたゆたかはすぐにみなみにかけよります。
ですが、うつむいていたみなみがすぐに顔を上げたので、

「わっ」

こつん。
おでことおでこがぶつかって、小さな音が立ちました。
目をあけると、おたがいの顔がすぐ目のまえに見えます。

「ふふっ」
「……ふふ」

それからふたりは見つめあって、おかしそうに笑うのでした。


『いつでもいっしょ』


ゆたかとみなみは、ふたりでならんで空を見ていました。
空にはわたあめみたいな雲がながれていて、きもちのよい風が草むらをゆらしています。

「いい天気だね、みなみちゃん……」
「うん……」

お日さまの光はぽかぽかとしてあたたかく、ついうとうとしてしまいそうです。
ふたりがしあわせな時間をすごしていると、

「あれ?」

ゆたかが言いました。

「……どうしたの、ゆたか」

みなみが聞きかえします。

「なにか、聞こえる……」

あわてて、みなみも耳をすませました。
すると、どうしたことでしょう。
どこからか苦しそうな声が聞こえてくるではありませんか。

「ゆたか……」
「うん」

ふたりはうなずきあうと、声のする方へ走りだしました。


   ■   ■   ■


「ゆきちゃん、ゆきちゃん……」
つかささぁん……」

そこにいたのは、ふたりの大人の犬でした。
ゆたかとみなみはふたりを知っていました。

「あのひと、わたし知ってる……たしか、こなたお姉ちゃんのお友だちだよ」
「わたしも知ってる……」

ゆたかとみなみはとおくの方から、ようすを見ています。
いったい何をしているのでしょう。

「ゆきちゃん、そこだめだよぉ……」
「つかささん、かわいいです……」

みゆきという女のひとが、つかさというひとのおっぱいをさわって、何かしています。
つかさの顔はトマトみたいにまっかで、みゆきはそれをからかっているようです。

「あのひと、いじめられてるのかな……」
「ちがうと思う……」

つかさは苦しそうに顔をこわばらせています。
ですが、ときどきよろこんでいるようにも見えるのです。
それはふしぎなこうけいでした。
何でこんなおかしなことをしているんだろう、とも思いました。
でも、おかしなことをしているふたりを見ていると、
ゆたかとみなみも何だか、おかしな気もちになってくるのでした。

(みなみちゃん……)
(ゆたか……)

ふたりはようすをのぞきながら、ときどきおたがいの顔や、手や、足や、
むなもとなどをちらちらと見てしまいます。
心ぞうがバクバクと音をならして、落ちついていられません。
ほっぺがあつくなって、ふたりとも、それがバレないだろうかと気が気ではないのです。

「……ゆたか、行こう。のぞき見はだめ」
「うん……」

ふたりはそこからはなれることにしました。
ほんとうは気になってしかたがないのですが、これいじょうここにいたら、
自分たちもおかしくなってしまうかも、とこわくなったからです。
みゆきとつかさの声は、まるでふたりをよび止めるかのように大きくなっていましたが、
やがて、だんだん小さくなって消えていきました。


   ■   ■   ■


ふたりは元いた場所にもどってきていました。
風はあいかわらずよわく吹いていて、かわったようすは何もありません。
ですが、ふたりの心はおだやかではありませんでした。
声が聞こえなくても、すがたが見えなくても、心はさっきのこうけいをおぼえているのです。

「みなみちゃん、あそぼう」
「……うん」

ふたりはまたおいかけっこをはじめました。
気をまぎらわせて、心の中のもやもやを消そうとしたのです。
おもいきりあそべば、今のくもった心にもお日さまが顔を出してくれるにちがいありません。
こんどは、ゆたかがにげる役。
みなみが十かぞえる間に、ゆたかはかけ出していきました。

「……10」

かぞえおわり、みなみはかけ出します。
ゆたかはすぐに見つかりました。
ゆたかはみなみがおいかけてきたのを見て、ひっしににげます。

「!」

そのときです。さっきのみなみと同じように、ゆたかは石につまずいてしまったのです。
いきおいをつけていた分だけ止まれなかったみなみは、
そのままころんだゆたかに倒れ込んでしまいました。

「いたた……」
「ゆたか、大丈夫……?」

ゆたかは体がじょうぶでなく、少しけがしただけでもばいきんが体に入って、
びょうきになってしまうことがあるのです。
みなみはゆたかをしんぱいしながら、体をおこしました。

「あっ……」

ふたりはおどろきました。
なぜなら、ふたりの今のかっこうはさっき、つかさとみゆきがしていた
「おかしなこと」のときのかっこうとほとんど同じだったからです。
みなみがゆたかをくみしいたような形になっているのです。

「………」

ゆたかとみなみのしんぞうが、またドキドキとたかなります。
ねつを出したようにふたりの顔はまっかです。

「ゆたか……」
「みなみちゃん……さっきのこと、気になる?」

みなみはうつむいて、はずかしそうにしています。

「気持ちよさそうだったね……」
「………」
「……ちょっとだけ、やってみない?」

ゆたかはそう言って、みなみの右手を自分のおっぱいのうえにのせます。
みなみがおどろいている間に、ゆたかはその手でおっぱいをなではじめました。

「ゆ、ゆたか……」
「おねがい、みなみちゃん……して?」

ゆたかのかわいらしいおねがいに、みなみはがまんが出来なくなってしまいました。
ゆたかのかわいいおっぱいを、のせた手で少しもんでみます。

「きゃふぅ……ん!」

ぴこぴことゆたかのしっぽがゆれます。
さっきからあったおかしな気持ちは、このことだったのでしょうか。
ゆたかとこういうことをしたいという気持ちだったのでしょうか。
こんなことを自分たちのような子どもがしてはいけないような気がして、
みなみは不安でなりませんでした。
でも……、

「みなみちゃぁん、いいよぉ……もっとしてぇ」

ゆたかのしあわせそうな顔を見ると、そんなこともどうでもいいような気がしてくるのです。
ゆたかのはずかしがる顔をもっと見たい。
ゆたかのかわいい声が聞きたい。
まるで魔法にかかったみたいに、みなみはゆたかを求めます。

「ゆたか……っ」

みなみはゆたかにまたがって、ふたつの手でおっぱいをさわります。
うすいふくらみですがそこにはたしかにやわらかさがあって、
ゆたかはみなみが見たい反応をしっかりと返してくれます。
みなみは顔にこそ出しませんでしたが、その耳がぴくぴくしてこうふんを表していました。

「あっ、ふぅ……んっ……ん?」

気持ちよさそうにしていたゆたかが、おどろいたように目をぱちぱちさせます。
手をうごかして足の間にもっていき、ふくの下に入れました。

「ゆたか……?」
「何だろう、ぬれてる……」

そのまま少しいじっていると、あっ、とゆたかが声を上げました。

「こっちのほうが気持ちいい……」
「……私に任せて」

みなみは手をゆたかのふくの中に持っていき、その中をさぐります。
すると、ぬれているところがありました。

「ここ……?」
「……うん。おねがい、みなみちゃん」

みなみはコクリとうなずいて、そのあたりをやさしくなでていきます。
あつくぬれたそこはひくひくとうごいて、みなみの指にびんかんに反応します。

「ふっ、あ……んっ、あぁっ……!」
「ゆたか、だいじょうぶ……?」
「だいじょうぶ……。だから、もっとさわって……?」

ゆたかはうるんだ目でおねがいします。
みなみは指がうごかすたび、ゆたかはかわいらしくあえいで、
それがまた、みなみをこの「おかしなこと」にむちゅうにさせていきます。
みなみの指はいつの間にか、ゆたかの中の方へ入りんこんでいて、
ちゅぷちゅぷとえっちな音を立てながらゆたかを気持ちよくしていきます。

「あっ、あぁっ、いいっ、いいよう、みなみちゃん……。もっとぉ、もっとしてぇ……!」

みなみはどうしたらいいのか少しまよって、
それから指をふやすことを考えました。
お母さん指だけでなくて、お兄さん指も入れてみます。

「あふぅ……っ!」
「ゆたか、いい?」
「うんっ……いいよ、みなみちゃん。きて……」

じゅぽっ、じゅぽっ。
みなみの指がゆたかの中に出入りするたび、えっちな水があわ立ちます。
ゆたかもみなみも、その音にすっかり心をとかされてしまって、
もうこの「おかしなこと」のことしか考えられません。

「なんだかへんな感じ……」
「じゃあ、さいごになめあいっこしようよ」
「なめあいっこ……?」
「うん……。そうすればきっと、いっしょにきもちよくなれるよ」

ゆたかは体の向きをはんたいにして、みなみはゆたかにぴったりと体をくっつけます。
ふたりの目のまえには、ぬれたあそこがあって、お日さまの光をうけてキラキラ光っていました。

「みなみちゃんの、きれい……」
「ゆたかのだって……」

ふたりはなめあいっこをはじめました。

「んっ、ちゅ、ん、ちゅぱ……」
「ちゅ、ちゅぱ、ちゅぱ……」

ふたりのあそこはもう、えっちな水でだいこうずいになっていました。
なめてもなめてもあふれてきて、ふたりの顔をびちょびちょによごしていきます。
ですが、ふたりはそれを何とも思いません。

(だって、みなみちゃんのだから)
(……だって、ゆたかのだから)

えっちな水をミルクのようにのみくだすふたり。
ふたりの舌はやがて、われめの上の方、小さなでっぱりにたどり着いて、
そこをていねいになめはじめます。

「ひ、ふ、ひゃふぅっ……!」
「ん、ぁっ、あぁぁっ……!」

何か、とほうもないものが近づいてくるのをふたりは感じていました。
ひとりではこわくて、とてもうけとめられないもの。
でも、

(みなみちゃんといっしょなら……)
(……ゆたかと、いっしょなら)

ふたりはぎゅっとてをつなぎます。

「みなみちゃんっ、みなみちゃぁんっ……!」
「ゆたか……っ、ゆたかああぁっ……!」

広がっていくまっしろなせかい。
大きくさけんで、それからふたりのうごきはぷっつりととぎれました。


   ■   ■   ■


それから、ながい時間がすぎて。
冷たくなった草むらの上でふたりがゆめからさめたときには、
辺りはすっかりまっくらになっていました。

「どうしよう、こなたお姉ちゃんにおこられちゃうよ……」

ゆたかは不安そうにまゆをひそめています。

「……いっしょにあやまりにいこう」

みなみが言いました。
そのことばにたよりがいを感じて、ゆたかは心をときめかせます。
せなかを向けたみなみに、ゆたかは言いました。

「みなみちゃん」

とつぜんなまえをよばれたので、みなみはびっくりしてゆたかの方を向きます。
ゆたかは笑って、こう言いました。

「また、しようね」
「……うん」

───ちゅ。

ふたりのはじめてのチュウ。
お月さまとお星さまだけが、それを見ていました。

<おしまい>




※6月16日、コミックス3・4巻購入に伴い修正。
ゆたか→みなみの呼び方、「みなみちゃん」に変わってたのね…orz




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  • 可愛い話だね♪ -- 名無しさん (2013-04-26 00:49:27)

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